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【社長インタビュー】友達を増やして会社を作った社長の話

2020年4月1日、私は10歳で社長になりました。(会社の代表はお母さんです。)事業内容は「子どもの想いをデザインして形にする」こと。親子で起業のきっかけは4年生の自由研究として行った、上場企業の社長インタビューでした。その時のインタビューを紹介します。

・・・

はじめに

私は将来、上場会社の社長になってみたいと思っています。そこで、上場企業の社長にインタビューをすることにしました。
インタビューをしたのは、お母さんの勤めているand factoryの小原社長です。

私が思う社長のイメージ

ー今日はよろしくお願いします!

「なになに?なんでも聞いて!」

ー私は将来上場会社の社長になってみたいと思っていて、今回上場企業社長インタビューをすることにしました

「はい!立派だと思います!」

ー私が思う社長のイメージが本当かどうか、はいかいいえで答えてください。まず、お金をバリバリかせいでいる

「会社がってことだよね?はいっ!」

ー社員に仕事をやらしていて、社長はなにもしていない

「これはいいえだな。このイメージあるの?笑」

ー定時に帰れる

「はい!」

ー社員の困りごとがあったら、すぐかけつけて解決してくれる

「うん、はい!」

ー稼いだ分、家族みんなで旅行に行ったり、高級なレストランで毎日食事している

「毎日はしてないけど、旅行とかはよくするよ。さんかく!」


▲録音しながらインタビューをします

社長ってどんな仕事をするの?

ー社長の仕事内容と大変なことを教えてください

「仕事の内容は会社のみんなが働きやすいようにすること。
社長になって大変なことはう〜〜〜ん・・・なんだろうなぁ・・・。会社っていろんな人がいるからさ、みゆうも友達にいろんな子がいるでしょ?明るい子とか暗い子とか。うちの会社にもいろんな人がいっぱいいるの。みんなが楽しく働けるようにしなくちゃいけない。これがむずかしい。みんなをまとめるのは大変。みゆうは何人の会社が作りたいの?」

ーう〜ん、50人くらい

「いいんじゃない!50人くらいがちょうどいいよ。うち今アルバイト入れて170人くらいいる。正社員は100人こえて、新卒は毎月6人くらい入ってきてるよ。170人を今まとめてるんだ」

ー社長になりたくてなったのか、やりたいことがあって社長になったのか教えてください

「うーん、やりたいことがあったから社長になったのかな。and factoryの前の会社から社長だから14年?社長歴そこそこ長いよ。」

ー何才から社長をしていたの?

「二十歳から社長ををやってた。自動的にね。」

ー自動的ってどういうこと?

「やりたいことがあって会社を作らなきゃいけなかったから。会社作ったら社長いなきゃいけないじゃん?みゆうはなんで社長になりたいの?」

ーお金をバリバリかせいで、親孝行とか自分だけのゆったりできる大きな家で、1人で自由に生活がしてみたい

「親孝行はいいけど、家に家族を入れてあげなよ。笑
大きい家を買いたいっていうのはいいと思う。夢はデカいほうがいい。」

ー社長になって嬉しかったことベスト3は何ですか?

「まず、できなかったことができるようになったこと。一人だとできないことってあるじゃん?それが会社作ったらおっきいことができるようになった。
みゆうが思っていることも叶えられるよ。おっきい家に住む。好きなものがなんでも買えた。最近子どもたちのために家のウッドデッキに滑り台つきのプールを作ったよ。
あとは何かなぁ〜〜うーーん、仕事が楽しい!サラリーマンより自由にできるから。自分で考えたことができる立場じゃん?だから仕事が楽しい!」

▲and factory4周年記念イベントに行きました

社長になるために必要なこと

ー私が社長になるために今からやっておくといいことはありますか?

「2つかな?まず、めっちゃ友達を広げること、いろんな人に会うこと。みゆうも友達いるでしょ?and factoryってさ、薫(お母さん)もそうだけど、俺の友達ばっかりで作ってるから。友だちがいっぱいいるって大事なのよ。友達を増やすこと。
あとはand factoryの中でも薫とは大学1年からで一緒ですごく付き合いが長いの。多分、社員の中で1番長い。だから薫のいうことを聞いておくと、俺の言っていることと近いと思う。俺がどんな人だったかっていうのもよく分かってるし、and factoryみたいな会社が作りたかったら、薫のいうことを聞いておいた方がいい。」

ー上場するために必要なことは何ですか?

「みゆうはなんで上場したいの?」

ー上場ってしんさに合格したら、今まで自腹で払っていたお金が知らない会社や人から集まってくるから、でかい商売ができるってことだよね?私はでかいことがやりたい

「すごい理解だな!笑 上場すればみゆうがやりたいことはだいたい叶えられるから。
日本にある中小企業の数はどれくらいあると思う?正解は53万社。その中で上場企業は3000社。0.5%しかない。
こっちを目指すなら仲間というか、一緒に目指してくれる友達が必要だから、友達をいっぱい今から作っといて。53万社の方は作ろうと思えば作れるけど、日本で3000社の方を作ろうと思うとなかなか大変だね。」

ー社長になりたいけど、まだやりたいことが見つかっていません。どうしたら見つけられますか?

「好きなことやりな!今何が好きなの?」

ーバレエ!

「バレエにもビジネスはたくさんある。バレエで魅せるというよりはバレエで会社作って、バレエシューズを作ってECで売るとか。利益はあんまりないけど、そこに価値をつけて売ることはできるし。だから今すぐにやりたいことを見つけなくてもいい!
俺がみゆうくらいの時にやりたかったことはペットショップの店長だもん。高校くらいは先生でしょ。大学生になって初めて社長になったわけだし。今見つからなくても大丈夫!」

ーよかった!ゆっくり探そう。今日はありがとうございました!

「ありがとうございました!」

感想

小原社長は社長になりたくてなったわけではないとわかりました。「やりたい事を今から見つけなくていい」と聞いた時、今から見つけなくていいんだと思いほっとしました。これからゆっくり見つけていこうと思います。
まずは「友達を増やす」ことから始めて会社を立ち上げたいです。

※このインタビューは2019年8月に行いました。

小学生社長による社長インタビューをこれからも行っていきます。次回をお楽しみに!

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