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【読書の時間】生産性を高めてゆとりを持つ

題名:自分の時間を取り戻そう
著者:ちきりん

前回読んだ本が面白かったので、ちきりんさんの本をいくつか調べて読んでみた一冊。一貫して高生産性について書かれています。

私は、製造メーカーで働いているおり、職種柄製造において生産性を上げることをよく目標とされることがあります。
生産性を上げる基本は、
・コスト(インプット)を下げる
・生産スピード(アウトプット)を上げる
この2つになります。

この本では、自分の生産性を上げてゆとりと成功を手に入れようということが書かれています。

その基本定義は、やっぱり同じで
・得られた成果(アウトプット)を増やす
・投入した希少資源(インプット)を減らす

自分の時間をそのように考えたことがあったかなと思い返すきっかけとなりました。
私の場合、子どもが生まれたことが自分の時間について考えるようになったきっかけだったなと思います。

忙し過ぎて時間がない、いつも仕事に追われているという方におすすめの一冊です。

テレビ番組を観る若者が減っているのも、頭出しもできず、自分の空き時間にサクッと観ることもできない、あまりに生産性の低い(時間という希少資源を有効活用するどころか、視聴者の貴重な時間を無駄にする)システムだからです。

若者ではないですが、私もテレビ離れをした1人です。理由は、限られた時間の中でやりたいことをやるためには必要のない時間だと思ったからです。
かといって、テレビが面白くないという訳ではありません。見始めるとずっと観てしまうものもたくさんあります。ただ、私にとっては生産性が高い行動ではないと判断していたんですね。こう言語化されると、とても納得しました。
逆に生産性の高い(目も手も制限されずインプットできる)音声配信の視聴頻度はぐんと上がりました。

大事なのは無駄遣いを減らすことではなく、価値ある支出を増やすことなのだということを忘れないようにしましょう。それがすなわち「お金の生産性を上げる」ということなのです。

お金の使い方の生産性については、あまり意識していませんでした。これまではどちらかというとどうすれば支出を減らせるかということを考え、スーパーをはしごしたり、多少質が落ちても買えるものは100均でという考えを持っていました。
価値のあるものに支出しようと考えることで、価値のないもの(無駄なもの)に支出をしなくなるんですね。

誰であれインプットが簡単に増やせる環境においては生産性を高めようとはなかなか考えません。しかし、インプットが減り始めると、とたんに生産性を上げる方法を考え始めるのです。

これは、第一子の育休明けで時短で働いていた時にとても実感しました。
子どもが生まれる前の職場環境としては、長時間労働は当たり前で忙しくなると経験の浅い人を突然配置するということが頻繁でしたが、その分成果が上がっていたのかというと少し疑問がありました。
時短で働くことで強制的にインプットが減ることで、この限られた時間でどうやって成果を出すことができるだろうということを常に考えるようになりました。第二子育休明けの今でも試行錯誤しています。
そういう意識で働いていると、周りの時間制限のない人たちの生産性の低い働き方が気になることがあるのも事実です。

生産性を高めるためにやることの一つとして書かれているのが「まずやめる」ということ。やめるって勇気がいりますよね。私は結構苦手です。変えたいと思いながらもこれまで抱えていたことを手放すって自分の一部が無くなってしまうのではないかなんて思ってしまうこともあります。

さあ、今日は何をやめてみようかな。 

最後までお読みいただきありがとうございます!!

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