見出し画像

新人には優しさ以上の思いやりを

新人が配属されて2日目。
新人は9時から隣の部署が主催する研修を受講。
それを終え席に戻ったのが18時。
新人の席がOJT社員の荷物で制圧されていた。

新人の荷物はそこに置いてある。
新人の席はそこにあるのだ。
つまるところそこに新人の居場所があるのだ。
自分の席を占領されて気持ちよいと思う人物はいるだろうか。

大げさかもしれない。
親心が強すぎるかもしれない。

新人は我々の数十倍、いや数百倍不安である。

精神が繊細になって気が尖っている状態。

思い出してほしい。
私達にも配属日があった。
覚えてもいないが嫌なことをされたことだけは覚えているものだ。

私が配属当初嫌だったことは、支給されたパソコンの付属品のキーボードとマウスに埃が固まったものがそのままついていた。
配属後されて色々なキャビネットを開いてわかったが、倉庫や引き出しに眠っていた年代物だった。

私の話はこのくらいにしようと思う。

本題に戻ると、新人は今の時期とても繊細になり、過敏になっている。

今では温厚な社員でさえもツンツンしていた記憶もある(今思うと可愛い)

また、入社した世代はZ世代と呼ばれる。

よく言われるのが
・仕事とは答えがあるもの(正解を探しがち)
・給料は我慢して得られる
という。

少子化時代に生まれた新人はバブル期やそれ以降とは違う。
貴重な人材であることには変わりない。

大切にしすぎて何も助言も叱ることもできない上司や先輩では困るが、本人の性格や素質、何より信頼関係を構築しながら仕事を覚えてもらいたい。
その上で戦力になるのだ。

1年目は芽を出し始めるのではなく、すでに伸び始めている。
その芽をまっすぐに育てるのか、根が曲がって育つかは我々次第である。

そのことを忘れずに教育・指導に当たりたい。

何より新人の人生を思う先輩であり師でありたい。
(たとえ今後転職しようとも)

以上


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?