ロイエンタール。叛逆は英雄の特権(2010年？)

自分の事を冷静に観察しつつ把握しつつも制御出来ない自分がいる…
そんな自分に対して自分が言い放つ「度し難いな我ながら…」と。

ノイエ・ラントの総督となり心の隙間を埋めていた友と離れ職務に精励する中、囚われていた心を刺激される…
その受動的な刺激によって能動的に刺激を無意識に求め出す…
心に出来た隙間を埋めるように脳がオピオイドを求め出す…

過剰に分泌されたドーパミンとノルアドレナリンは脳を酔わせ血の色をした夢を魅させる…
酔いつつも存在する冷静なる観察者。
彼の者が言う…「カイザーを頼む。これは俺の本心だ」と。
その言葉は心の隙間を埋めていた友へと放たれた……

2010年頃に認知行動療法の一環として、様々な脳や神経伝達物質や心理学の概念について学び出し、それに基づいて銀河英雄伝説のロイエンタールについての短編を書きました。