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“ルックバック”過去の自分と重ねて。

先週の週末。公開前からものすごく気になっていた映画、
ルックバックを観に行きました
原作未読で、唯一手に入れた情報は映画の予告編のみ。
予告編をみたその日から絶対に見に行きたいそう決意しました
ぼっちで映画を見に行くというお一人様旅を。
実は一人で映画館へ行くのは始めてなので少し楽しみながら、
当日近くのショッピングモールへ


ストーリーと共通点

このアニメ映画ルックバック
主なストーリーは以下の通り。

小学4年生の藤野は学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメートから絶賛されていた。ある日、藤野は先生から不登校の京本が手掛けた4コマ漫画を学生新聞に載せたいと告げられる。
そのことを機に藤野と京本は親しくなっていくが、やがて成長した二人に、全てを打ち砕く出来事が起こる。

出典 シネマトゥデイ

この文からわかる通り女子小学生の藤野と不登校の京本が
メインとなって話が進められる。
最初の20分程は本当に絵が綺麗に動いていてひたすら感動。
京本家の部屋の中に藤野が書いた4コマ漫画が入っていってしまうシーンは風に舞う紙が演出されていて凄かった…。

自分と重ねて

早速本題へ。
この記事のタイトルの中の『過去の自分と重ねて』 私も実際に映画のような人間関係だった。 
小学生4年生の冬頃にとある友人と絵を書くことが好きという 共通点で仲良くなる。
5年生の夏頃からとある問題が起きそのきっかけで友人は引っ込み思案に。  
学校の別室へ休み時間にプリントを届けに行ったり話をしたり。 直接感情は表に出さないミステリアスな友人だったが、 自分の軸は曲げない人でした。

藤野が京本の家へ卒業証書を届けに行った時から
高校生のときまで。
藤野は京本の手を引っ張って漫画を描き続けた。
『京本も私の背中みて成長するんだなー』
自分自身も5年生の頃ずっとそのようなことを考えていました。
映画館でこの言葉のシーンが流れた時物凄く鳥肌が

5年生の終わりの日。
近頃の雰囲気から友人はある程度学校生活に慣れてきたよう
そんな時に言った言葉は、
「もう変わりたい。6年生から頑張りたい」
のような。

この出来事がルックバックのとあるシーンと重なりました
それは京本が美術の大学に行きたいと藤野に告げる場面。
『私…藤野ちゃんに頼らないで一人の力で生きてみたい』
それを藤野は否定。
漫画を描くことを一緒にこのまま続けて行くつもりだったんだろうな…。
一人で大学生活できるの?人と関われるの?
そう言い続けても京本は
『もっと絵上手になりたいもん…』
と言う。
一緒だと思ってたのにな…と考える藤野は
5年生の終わりの日の私と同じ思考でした。
分かる。物凄くわかる。悲しい。
ここで一発目の号泣。
感情移入しちゃうじゃんか…。

二人のほつれきらない仲

一発目の号泣があれば二発目の号泣も。
その2回目はいよいよ最後に近づいてくるぞ…という時。

大人になった藤野が連載を休止
その期間に京本の家へ。 
相変わらずスケッチブックだらけな廊下で、
あの時漫画を描いたから、京本を部屋から出したから
京本が死んでしまった。と涙し部屋の前で座り込んでいる時。
突然現れた4コマ漫画を手に部屋へ勢いよく入る。

部屋の中には藤野の活動を応援すると言わんばかりに連載していた漫画の単行本、ポスター。
そして小学生の頃学年新聞に載せていた4コマ漫画がいくつもいくつも貼られていた。
もうその時点で涙腺がやばい。
いつこんなに涙もろくなったのか…
そして京本と読み切りを書いていた中学、高校時代の映像が流れる。
楽しそうな二人をみて号泣。

その後藤野は大きい窓からあの高いビルがよく見える漫画を描いている部屋に戻る。
突然部屋から現れた4コマ漫画を今度は自分が見える位置に貼った。
また再び漫画を描こうと思ったのはきっと卒業証書を届けに行ったあの日のように、
『藤野先生の漫画が好き』と
部屋で語りかけられたように思えたからなかもしれない。

最後に

1時間という上映時間、とても濃い時が過ごせました。
人生いろいろあるもの。でも前を向いていこうよ。
というメッセージが感じられました。

久しぶりに不器用だけど絵描いてみようかな

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