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【ウェルビーイング研究】感謝の表現や親切な行為などのポジティブな活動が個人の幸福感や心理的健康感を向上させる

最近「ウェルビーイング経営」という言葉にハマっており、その流れで、ウェルビーイング関連の論文を探るようになったのですが、「おもしろい」と思う研究を、不定期にご紹介できればと思っております。

参考論文

S. Lyubomirsky, Kristin Layous. How Do Simple Positive Activities Increase Well-Being?. Current Directions in Psychological Science, 22 (2013): 57-62.

ざっくり紹介

この研究は、ポジティブな活動(ポジティブな活動とは?は後述)が幸福感や感謝の増加にどのように影響するかを理解し、幸福感を高めるための効果的な戦略を特定することを目的としています。

先に結論をお伝えすると、「感謝の表現や親切な行為といったポジティブな活動(また出てきた。ポジティブな活動とは?は後述)が個人の幸福感や心理的健康にプラスの影響を与える」そうで、ということは、ある特定の活動を実践することで、幸福感や心理的健康感は作れるということです。

ポジティブな活動とは

たとえば、以下のような活動です。

  • 感謝の手紙を書く:他者に感謝の気持ちを表す手紙を書くことが“感謝の実践”につながる

  • 幸せを数える:日々の生活で幸せや喜びを数えることで、ポジティブな視点が生まれる

  • 優しい行為をする:他者に対して親切な行動をとることで、自己満足感や幸福感を高める

  • 自分の強みを育てる:自分の強みや長所を活かすことで自己成長や幸福感を促進する

  • 理想の未来像を想像する:自分の理想的な未来像を想像することで希望や前向きな気持ちを育む

  • 瞑想を行う:瞑想を通じて心を落ち着かせ、前向きな感情を促進する

これらの活動は短時間でセルフコントロールが可能であり、幸福感や幸福度を向上させる効果が実証されています。

ポジティブな活動をもう少し具体化し(たとえば、毎日1人にありがとうの手紙を書く、など)、「ウェルビーイングな行動習慣10か条」といった感じでルーティンをつくってしまえば、習慣的に幸福感や心理的健康感を向上させることができるかもしれません!


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