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ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8を素人なりに分解清掃してみたお話.

どうも、しぐれそうです。

7月上旬から続いた梅雨も明けて、すっかり夏の陽気を肌で感じる時期になりました。ここ数日は快晴が続いており、カメラ持ってお出かけするには最高のシチュエーションです。


この猛暑を除けば・・・。


そんな天気も晴れでお休みだったとある週末。
どっか出かけようかなと思って天気予報確認したら、僕が住んでる地区の最高気温36℃。

いやいや暑すぎでしょ(笑)
ちょっと外出てみて、あ、無理、しんどいってなって家に引きこもってしまいました。けれど、家でグダグダ過ごしたくもなかったので、こんな時こそ先日ヤフオクで落札(やらか)してしまったジャンクレンズの整備をすることにしました。


ZUIKO AUTO-W 28mm F2.8


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整備したのはこちらのZUIKO AUTO-W 28mm F2.8です。
ズイコーの28mmを調べてみると、有名なF3.5の後継モデルのようですが、
神格化されていた先代F3.5と明るいF2の兄弟玉と比較されたか、正直あまり人気が無かった模様です。ただそのおかげか、中古(ジャンク扱い含む)レンズと言えど値上がりしてきている中では、比較的ローコストでお迎え出来ました。


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さて、手元に届いた時点でのレンズの状態ですが、ライトで光を当てなくても分かるカビがあり、ピントリングはガッチガチに固着してました。

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ライトを当てると、何だか宇宙です。

うん、だいたい想定通りの品物が届きました。ただ、外観はそんなに程度悪くないし、絞り羽根の動きもスムーズで粘りが無かったので値段を考えればまずまずかなと。レンズも傷は無さそうなので良かったです。カビとかならまだ清掃で何とかなるけど、傷だけはどうにもなりませんからね。


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今回は後面(マウント側)から分解していきました。後ろは3点のネジで固定されているだけなので簡単に外せます。必要以上に分解すると元に戻せなくなるので今回はなるべく最小限の分解に留めました。こちらのレンズは6群6枚構成なので、後玉から3枚のレンズを各自クリーナーとアルコールで洗浄しました。それと、グリスが固着したヘリコイド部にアルコールを流して動きをスムーズにしました。(その時は動きが良くなったのですが、結局その後グリスが再固着してしまい、また動きが悪くなってしまいました。)


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取り外したレンズや部品の順番と表裏が分かるようにしておきます。僕は柔らかい布の上に、たまたま近くにあったプチプチを敷いて写真のように番号を書きました。自分が分かればOKです。

後面を元通りに組立てた後、今度は前玉のレンズ群を清掃したのですが、先に言っておくと、本来は前玉のレンズユニットごと取り外してから分解清掃するべきなのですが、ユニットを外す際に必要なカニ爪を持っていなかった為、そのまま2枚目までのレンズを取り外して清掃しました。ただし、3枚目のレンズはユニットと一体になっていたみたいで清掃出来ませんでした。


名称未設定 1

清掃前と後の比較です。先程のユニットと一体で清掃出来なかったレンズ部のカビは残る形となってしまいましたが、清掃する前と比較すると概ねスッキリしました。


ちょっと余談


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せっかくなので家にある重量計で重さを測ってみましたところ、レンズキャップ込みで181gありました。


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ついでにOM-10に付けて測ってみました。軽いですね。そして非常にミニマム。やはり小さくて軽いは正義。


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全然関係ない話ですけど、レンズに愛称つけて呼んでる方いらっしゃるの見ると自分も持ってるレンズに愛称付けたくなりますね。もし僕がこのレンズに愛称付けるなら、『たこ焼き』ですかね。いや、コロッとしてて可愛いし、丁度今たこ焼き食べたかったので。はい。


まとめ


本題だったレンズ補修のまとめですが、まあ完全にレンズのカビや汚れを落としきれなかったし、ピントリングの動きも良くはなったものの、まだ重たいままという結果で今回は終了しました。けれど実用レベルまでは持ってこれたかなと思います。


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実際に外に持ち出しての使用はこれからになりますが、その際はまた作例など紹介出来ればと思います。

とはいえ、この暑さだと日中に外出て撮り遊ぶのは正直な所気が引けちゃうので、なるべく早朝や夕暮れの比較的涼しい時間帯を狙ってになりますかね。とりあえず熱中症には十分警戒しながら今年の夏を楽しんでいけたらなと思います。


ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。



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