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3LDK4人暮らしの最適解を考える ♯1

家の間取りと配置についてもう何年も悩んでいる。そしてそのことを検索してもなかなか良い解が得られない。仕方がないので自分で書きながら整理してみたいと思う。

我が家は全国でも同じ間取りが一番多いと思われる、所謂田の字型のマンションで、私・夫・長女(小1)・次女(年中)の4人暮らしである。そして私の実家も田の字型3LDKのマンションで、家族構成まで全く同じだった。ではなぜ悩み続けているのか?実家の暮らしは参考にならないのか?本日は悩むに至るまでの経緯と現在の悩みについてお伝えしたい。


はじめに:田の字型3LDKとは

そもそも田の字型3LDKとは何か。これは量産型ファミリー向けマンションでかなりありがちな画像のような部屋割りである。玄関を入り左右に洋室があり、廊下を進むとリビングダイニングとそこに続く洋室又は和室がある。一応3室+LDKということなのだが、正直LDKに続く1部屋は広いLDKとして機能している場合が多く、なかなか誰かの個室にするという使い方は難しい印象がある。なお、我が家も私の実家もLDKに続く1部屋は和室である。

田の字型3LDK

3LDKの使い方(実家編)

実家にいたころは、玄関入って左右にある5~6畳の洋室が私と妹の部屋、LDKに続く和室は両親の寝室となっていた。大体子ども2人の家庭はこのような使い方をすることが多いと思われる。当時気になっていたこととしては、母が自分は個室がないとボヤいていたことであろうか。
我が家は平成初期に一番多かったと思われる、社畜お父さんと専業主婦お母さんの組み合わせだった。父は社畜なので家に帰ってくるのが遅い上、パーソナルスペースが広めで人の陣地に侵食してくるところがあり、子の個室以外は自分の陣地と言わんばかりに自由に暮らしていた。一方で母は一日中家にいるのにダイニングの自分の席以外はこれといって決まった場所がなく、自分の部屋がない、あんたたちの友達が遊びに来た時にいる場所がない等とよくボヤいていた。子供心に「親になると自分の部屋がなくなるなんて、いやだなあ」と思っていたものである。
なお、私と妹が結婚した際に、使用していた家具類はすべて処分され(潔すぎる)、現在はそれぞれ両親の部屋となった。両親も還暦を過ぎてやっと自室をゲットしたのである。

3LDKの使い方(自宅編)

一方我が家の3LDKはどうなっているのか。玄関を入り片側が6畳、もう片側が4.5畳の洋室となっているが、6畳は夫の在宅勤務部屋、4.5畳はストックやら使わなくなったおもちゃやらの物置スペースと化しており、全員がほぼLDK+和室で生活している。和室は家族の寝室で、一切の家具がなく、シングルの布団を3枚敷いて部屋がいっぱいになるのでそれで終わりである。子供部屋を作ってやりたいのはやまやまだがなかなかスペースがあかず、手をこまねいている状況である。

なぜこんな使い方をしているのか

一部屋が物置になっているなど、非常に非効率的な使い方である。なぜこんな非効率的な使い方をしているのか。これにはいくつかの理由がある。

  1. マンションを買ってから長女が生まれるまで時間が空いた
    たまたま良い立地にマンションが建つことになり購入したのだが、その時点でまだ夫婦二人住まいであったため、全ての部屋に漫然と家具を配置してしまった。お子さんがいて購入した方等には起こりにくい問題である。そういえば私が今の実家に引っ越した時はすでに4人家族だった。

  2. 長女の妊娠時に私の経過が悪く、部屋割りの再構築ができなかった
    妊娠中に部屋割りを考えようと思っていたのだが、切迫早産で経過が悪く、自分で全く動けなかった。最終的には入院になり、片づけはおろか出産準備もできないまま出産し退院。長期間の絶対安静により体力が信じられないほど落ち(支えがないと自力で起き上がることもできなくなった)、部屋の片付けどころの騒ぎではなかった。そしてそのまま片付かず、次女も生まれ、日々を暮らすのに精いっぱいで最近まで片付けにたどり着かなかったのである。

  3. コロナ禍による夫の在宅勤務の開始
    夫がコロナ禍からほぼフルリモートで働いているのだが、リビングで仕事をするわけにもいかず、急遽一部屋を仕事用とすることになった。環境は仕事のクオリティにも健康状態にも影響するし、我が家は完全二馬力のため、この仕事部屋の優先度が非常に高いのである。

  4. 近年の間取りの特徴による弊害
    これは部屋を引き渡されたときに感じたのだが、実家のマンションよりやや広めのマンションであるにも関わらず、一部屋一部屋が狭い。特に玄関脇の4.5畳の洋室と和室。4.5畳は玄関の物入に圧迫されてかなりいびつで使い勝手の悪い部屋だし、和室は6畳と言われていたが、畳1枚がマンション畳といって普通の畳より二回りくらい小さく、実質5畳くらいの印象である。一方でリビングは広さがあり、ダイニングテーブルを置いてもまだまだゆとりがある。
    最近のマンションの特徴として、リビングを広めにとる、収納を増やすといった方針があるらしく、確かにウォークインクローゼットがあったりリビングに作り付けの大きな収納棚があったりと工夫がされている。そしてその分リビング以外の個室にしわ寄せがいっているわけである。

そして現在の悩み

そして現在の悩みである。ずっと悩んでいる。聞いてほしい。

  1. 子供部屋問題
    長女が小学校に上がり、「同じマンションの友達は自分の部屋があるのに、なぜ自分にはないのか」という訴えを頻繁にするようになった。長女はどうやら4.5畳を自分の部屋にしようと狙っているらしく、定期的に「いつになったら部屋ができるのか」と詰めてくるのである。長女は賢くなったので、毎回同じマンションの同じ間取りの同じ家族構成の友達を引き合いに出してくる。言い逃れができない。
    ここ最近は部屋を取得するまでの課題やロードマップ作成などをさせて(これは結構面白かったのでそのうち投稿するかもしれない)ガス抜きをしているが、思春期における本人のパーソナルスペース確保のためにもここ数年以内にカタをつけないといけない問題である。そして長女と部屋の話をしていると、隣で次女が「次は当然私ですよね」という顔で聞いているのだが、それにはもう部屋数が完全に足りない。仲良し姉妹なら同じ部屋でいいと思うが、うちの姉妹は常にバチバチで同じ部屋にするのは望ましくないため、それぞれのスペースを作る必要がある。

  2. モノ多すぎ問題
    子供部屋問題を解決するために4.5畳の洋室を片付けようと思うのだが、とにかく物が多い。アマゾンのセールで買ったストック類とか災害用のストック類とか昔からの蔵書とか各自の趣味のコレクションとか、割と整然と並んでいるのだがとにかく量がある。部屋から出した後の行き先を考えなければならない。

  3. でもみんな自分の物は捨てたくない
    モノは多いが捨てられない問題である。私は基本的に私は他者の持ち物に対して干渉しないようにしている。干渉すれば干渉され返される可能性が高く、買ったものに対して文句を言われたり、勝手に捨てられたり、スペース確保のために縄張り争いが起こるかもしれない。家族間でこのような見難い争いが起こることはおそらく誰も望んでいないだろう。欲しければ自分で買えばいいし、いらないなら捨てればいい。そしてその理屈で家にはおもちゃやら本やらが集積している。子供にも「お年玉を使うなら何を買ってもいい」と説明しているため、お年玉やお盆玉をもらうたびに大型ぬいぐるみや大型おもちゃが家に増えていく。
    とはいえ家には容量の限界がある。自分の好きなものを限界まで持ちながら快適に生活する方法がないものか、これが一番の課題である。最終的にはトランクルームがあるという話も出ているが、できれば家の中でなんとかしたいので、そのあたりを目下模索中である。

  4. そして3LDKの間取りについての本が売ってない
    参考にしようと思って本屋や図書館のインテリアコーナー等に行ってみるが、「最高の間取り」「リノベーションするならこんな間取り」みたいな本はたくさんあるのだが、基本の田の字でどう暮らしたらいいかの解答になるような本は見つからないのである。見つけた人がいたら教えてほしい。

まとめ

だいぶまとまりに欠ける話になってしまったが、まとめ。
・世の中に一番多いと思われる間取りに暮らしているのに課題を感じる
・短期的な課題:物置化している部屋の片付け、長女の自室確保
・長期的な課題:好きなモノに囲まれながら各自がプライベートな場所を十分に確保できるようにしたい

次回は年末に物置化した部屋を片付けているはずなのでその話と進捗の報告ができたらと思う。

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