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僕のダイエット感

今夜は私のダイエット感について話そう。

私は筋トレが嫌いだ。
もちろんランニングも嫌いだ。
運動は好きなのだけれど、できれば筋トレもランニングもしたくないと思っている。

しかし、そんな気持ちとは裏腹に、平日は毎日15分〜20分筋トレをし、休日のどちらかは必ずジムで1時間強の筋トレと50分のランニングをこなしている。

筋トレは毎日、やりたくないと思いながらやっている。
ジムにもいきたくないと思っている。

しかし、義務に襲われ、毎日体を動かしている。

体を大きくしたいわけではない。
むしろマッチョになんてなりたくない。

だが、筋トレをしてしまっている。
全て義務感と恐怖感からきている。

私はご存知の通り、昔からデブであった。
小学3年生から高校3年生までデブであった。

しかし、社会人になった今、周りのひとがどんどん太っていく中で、私は標準体型をキープしている。

これは全て、義務感と恐怖感からきているのだ。


義務感

筋トレしないといけない。ランニングしないといけないという謎の義務感がある。
今は数ヶ月後に結婚式が控えているため、それを見据えた義務感が1番大きいのは確かである。
が、結婚式が終わっても痩せようとする自分がいそうで恐ろしい。


恐怖感

太ることに対する恐怖感。服がぴちぴちになる恐怖感。写真を見た時に自分太ったなと思うあの感情。それが怖いのである。
逆に言えば太る勇気がないのだ。
私からすれば太ってる人は勇気があってたくましい。
太る勇気が欲しい。
太った自分を認める勇気が欲しい。
アメリカに行けばデブは普通だ。
気にしていない。
地下鉄で普通にピザを食べている。
たくましすぎる。
私には恐ろしくて仕方がない。

この義務感と恐怖感で私の体型は成り立っている。
夜ご飯に家で白ごはんを食べることはほぼない。
これは実家にいる時からもう何年も継続されている。
もし私が夜ご飯に米を食べ始めるとおそらく太るだろう。

拒食症ではない。
外食や飲み会では普通に食べる。
だが、家ではなるべく摂生している。

こうでもしなきゃすぐに太ってしまうのだ。

でも、本音を言えば、筋トレもランニングもせずに毎日腹一杯ご飯を食べたいと思っている。

この矛盾。

このデブと痩せの損益分岐点を破る瞬間はいつになるのでしょうか。
子供ができて自分のことに時間を割けなくなった瞬間でしょうか。
その時は割り切って太れるのでしょうか。

それとも一生走り続けるのでしょうか。

正直今でも普通に10キロくらいランニング出来てしまいます。
7キロくらいなら30分ちょいで走れます。
現役の時くらいのランニングができてしまいます。

でも、そこまで痩せていません。

痩せにくい体質なのだと思います。

あんなに運動してた現役時代でさえ、太っていたのですから。

実は去年の5月から毎朝体重を測っています。
風呂上がりは毎日柔軟ストレッチをしています。

これも全て義務感です。

正直、体かなり柔らかくなってます。

膝伸ばしながら前屈しても手首が床に付きます。

私の人生は義務感の賜物なのです。


解放されたいと願い続けています。

できれば何もしたくありません。

私を止めてください。

夜にお菓子を食べる勇気をください。
毎日お酒を飲む勇気をください。

毎朝起きて太陽を浴びながら背伸びをしています。
毎朝白湯を飲んでいます。

こんな健康なこと本当はしたくありません。

義務感とは恐ろしいものです。

もっと怖い話があります。
先程メディシンボールを楽天市場で購入しました。
私の義務感は自宅で本気の体幹トレーニングをしようとするのです。

筋トレとランニングが好きになれればいいのですが、
義務感と恐怖感でここまで追い込める人はいるのでしょうか。

自分でも心配です。

プロテインも毎日飲んでいます。

健康おじさんとは私のことです。

人生はダイエットだと思っています。

これが私のダイエット感です。
囚われています。



でも、やっぱりデブにはなりたくありません。
標準よりちょい細めが理想です。

いつか私がデブに戻った時は褒めてください。
自分の殻破ったんだね。と。

そして、沢山のパンとシャウエッセンでお祝いしてください。



次回、「デブは嫌い」

※この作品はノンフィクションです。

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