見出し画像

広い視野を持つ

選考フローを変えようとすると、

「それはできない」

と言われることがあります。

なぜできないのかを聞いてみると

「他の部署が許さない」
「今までやったことがない」

という意見が大半。やることによって明確なデメリットが出ることはありません。

つまり、周りに負担をかけるのが心苦しく、そこまでして変えるのが怖いのです。

これには2つの理由があります。

1つは、現場社員や役職者の希望と合致しない可能性があるということ。

変えた方がいい選考フローというのは、必然的に企業優位な選考をしているものです。

現場に判断基準を見直してもらう必要があったり、面接の仕方を改善してもらう必要があります。

人事って企業に必要なポジションですが、どちらかというと裏方の仕事。

現場社員や役職者を動かすのが億劫になってしまうのです。

もう1つは、全体が見えないということ。

採用の全体像を把握していると言っても、選考フローに関わる人たちの動きを把握しているわけではありません。

現場が書類選考をしているとしたらそれはどのタイミングで?
どれくらい時間をかけているの?
この選考基準にした理由は?
育成はどのようになっているの?

そう言った点まで把握している人は少ないため、「本当に変えないといけないのか?」となってしまうのです。


解決策として、関係者や全体を見ている人にラフに壁打ちをすることがおすすめです。

「こんなメリットがあるからこういう動きをしたいんだけど」
「今の運用の背景を聞きたいんだけど」
とこちらの情報を開示しつつ情報を収集することによって全体が把握できます。

全体を把握した上で、メリットがありそうと感じたのであれば、より上位の役職者に提案をして意見をもらうのです。


最悪なのは、メリットは感じているのに「これは無理だ」と自分で判断をして止めてしまうこと。

よりよい選考フローを作る際は広い視点で見るようにしてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?