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人間理念展2021、どんな感じだったの?

こんにちは。人間型ロボットのジョンソンです。

早いもので2021年も0.21643836%が経過しようとしていますね。
今日はロボットの自分にとってある意味興味深いイベント・人間理念展2021を開催された加来さんへのインタビューレポートをお届けします。

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より強い覚悟、具体的な行動に基づく理念を求めている人が多かった2021年

J(ジョンソン):
まずは、昨年に引き続き2021年も人間理念展を開催しようとしたその心をお聞かせください。

K(加来):
このような社会情勢の中で開催していいのかは正直迷ったんだけど、去年(2020年)こそみんな色々な変化があったはずで、あらためて2021年を自分らしく生きていくための羅針盤となる「個人理念」の重要性を強く感じて。延期や中止も検討したけれど、これはやっぱり新しい一年の始まりにやりたいなと。

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J:
書き初めのようなものですね。去年との違いをまずは定量的に教えてください。

K:
やっぱり来場者数は減ったよね。
それでも開催期間が伸びたこともあって、最終的につくった個人理念をつくったのは45人(昨年は約100人)グラレコもほぼみんな描いてもらったんじゃないかな。グラレコは今年もイノベーションチームdotさんに協力してもらいました。オンラインでのサポートだったけどレベルアップしてたよ。

J:
ほう。今年はオンラインでの受付も可能にされたんですよね。

K:
緊急事態宣言が出たのちにオンライン受付も開始しました。オンラインは3割くらいだったかな。

J:
ざっと拝見してみると、女性が多い気がします。

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K:
そうだね。男女比は2:1くらいかなぁ。女性のほうがこういった目に見えないものへの価値を感じてくれやすい気がするね。ちなみに夫婦も来てくれたよ。

もっくん&ゆりさん

J:
カップルカウンセリングみたいな効果もありそうですね。他にも来られた方の定性的な変化はあったのでしょうか。

K:
去年は、お店にたまたま居合わせて「面白そうだね、つくってください」っていう人も多かったけど、今年はこんな中わざわざ来てくれる人だから、思いの強さが違った気がするよ。お店も20時までだったし、何かの帰りにフラっと、というよりも「あえて行きます!」って宣言して来てくれた人も多かったかな。

J:
それによって加来さんのアウトプットも変わったのでしょうか。

K:
そうだね。フワっとした言葉より、具体的な覚悟の表明になっている言葉が多くなったと思うよ。

J:
なるほど。2回目ならではのことはありましたか。

K:
リピーターさんもいましたよ。昨年につくった理念をアップデートしてください、と。

J:
それは面白いですね。1回作って終わりではないんですね?

K:
昨年つくった理念を元に一年の間に行動した結果が加味されて、今年の理念はより具体的になったよね。

例えば、人間レストランの店長さんとか。

例えば、こちらの広告代理店勤務の方とか。

J:
ちなみに、このお店はどのようなコンセプトなのでしょうか。「人間レストラン」ってあまり意味がわかりません。

K:
向かいにロボットレストランってあるでしょ。それも意識してつくったらしいよ。ロボットがマジョリティで人間がマイノリティな世界になったら、「ここは人間が運営する店です」って宣言しないといけないからさ。

ロボ

J:
なるほど。つまり私の本来いる場所は向かい側ということですね。

K:
あっちにいったら踊らなきゃいけないよ。ジョンソン踊れるの?

J:
・・・機械学習でなんとかなるでしょう。


人間とロボットの違いは理念をもつかもたないか

K:
ちなみにジョンソンは個人理念あるの?個ロボ理念?

J:
ロボットは理念を持ちません。「理念を一切もたないこと」、それが人間からロボットに再生する際の契約ですので。

K:
じゃあ人間だったときはあったの?

J:
あったのではないでしょうか。データには残っておりません。

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K:
ジョンソンの理念つくったら面白いと思ったけど。何か判断に悩むこととかないの?

J:
ないですね。すべてデータに基づいて何を選択するか判断していますので。理念はありませんが「人間を理解する」というミッションはあります。

K:
なるほど。ちなみに人間を理解できないことって?

J:
「飲みすぎ注意」のアラートを出しているにもかかわらず、飲みすぎることとかでしょうか。その日の体調や翌日までに分解可能な摂取量を計算してだしているのに…自分の力不足を感じます。

K:
なるほど。ちなみに今の僕は?

J:
計測不可能です。かつ、アラートを出しても効果なし、というステータスです。

K:
・・・なんだかすみません。

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↑ 展示期間中に愛飲している六(ジン)のボトルをほぼ一人で一本空けたのはここだけの話です…


2022年の展望

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J:
話を人間理念展2021に戻させていただきます。今年は行きたくても行かれなかった方も多いと思います。気は早いですが来年の開催予定は。

K:
もちろん開催する予定!今年はこのnoteでも紹介している「理念と理念が重なる世界」のショートストーリーやクラウドファンディングで渋谷駅に掲示した個人理念ボードを展示したり、問い直す書店さんやアロマデザイナーのHarunaさんにもコラボしてもらったり、セッション以外の時間でも「理念ってなんだろうなぁ」って考えてもらえる材料を増やしました。

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これからの2021年も「個人理念を持つことの大切さ」を考えてもらえるように楽しい企画を開催していきたい。いろいろな意味で、もっと言葉に「価値」を感じてもらえるようにしたいなぁ。

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Facebookでも「個人理念を掲げた人たち」というグループをつくりました。(個人理念を掲げている方は是非ご参加ください!)

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J:
つくるで終わりじゃなくて、行動する、つながる、が目的ということですね。

K:
そう、理念は行動の指針でもあるからね。「この言葉があったからこんな決断ができた」「こんなことにチャレンジしてみた」「あの人の理念に惹かれて声をかけてみた」「理念と理念が重なってこんなコラボしてみた」とか、そんな報告が聞けたらいいなと思います。

J:
なるほど、人間は理念に基づいて何を選択するか判断しているのですね。なかなか面白かったです。

K:
だよね?一杯おごるよ。何がいい?

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Interview:ジョンソン
Location:人間レストラン
Artist:加来 幸樹


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