小さな変化を、小さな希望に。

3月9日(月)。この日から、球脊髄性筋萎縮症(SBMA)の治療を始めた。ただ難病自体は、現代の医学で完治することができないし、その進行を遅くするために行うものだ。まずは大学病院にて、リュープリンという注射を初めて実施。四肢の筋力低下にはあまり効果がないものの、球麻痺の進行は遅らせるというもの。ネットで調べてみると、ホットフラッシュや一時的な筋力低下など、副作用も大きいと知っていたが、注射前とその後で特に僕自身のカラダには変化ない。

もう1つは、同じ日から中国鍼灸に通い始めたこと。同じ病気で通う人も多いということを知り、期待はしていなかったものの、出来ることはしてみようという気持ちから通ってみることにした。現在では、約2週間が過ぎ、以前と比べて、ポジティブな変化がカラダに表れた気がしている。歩くこと、階段を登ること、立ち上がること…。今まで苦手だなと思っていたことに対して、その意識が少なくなり、カラダが自然と反応するようになった。筋力が回復したなと思うことはあまりないが、ココロが軽くなり、ポジティブな日常へと変化していった。あとは食事に対する意識を変えたり、タバコの禁煙にチャレンジしようと思ったり。

1つ1つのことは小さなことかもしれないけど、1つ1つ積み重ねていくことで、小さな希望へと変わっていく。当たり前の毎日に小さな変化を期待して。

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