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いつでもそばに、45mm

SIGMA社員が独断と偏見でSIGMA製品への思いを語るコーナーです。

今日の当番|M

こんにちは、SIGMA広報部です。
前回からの更新から大分間があいてしまいました。新製品の発表があったりすると露骨に更新が飛び飛びになってしまいますが、これからも温かい目で見守って頂けると嬉しいです。

更新ができなかった間は、noteにあるSIGMA製品に関わる投稿を読み漁っていました。(読むのに夢中で書くのがおろそかになったという説も)
ほどんど毎日何かしらSIGMAに関する新しい投稿があり、本当に有難い限りです。見つけられる限り全てしっかりと読ませて頂いています。SIGMA製品との出会いや日常、独自のカスタマイズなど、メーカーからは発信できないようなストーリーが沢山あり、とても嬉しくまた刺激になります。
現状SIGMA広報部がスキした記事がSIGMA製品関連のリンク集のような状態になっていますので、ご興味があれば是非ご覧になってみてください。

SIGMA製品についてnoteでお話頂けるときには、ぜひ英数字の"SIGMA"を文中やハッシュタグに入れておいてください。SIGMA広報部が見逃さずに読むことができて有難いです。逆に見つけられたくないときはSIGMAのどこかを伏字にしておくか、カタカナにしておくと良いかと思います。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今日は45mm F2.8 DG DN | Contemporaryというレンズが一粒で二度も三度も美味しいということをご紹介したいと思います。

45mm F2.8 DG DN | Contemporaryとは

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45mm F2.8 DG DN | Contemporaryは、2019年7月SIGMA初のフルサイズミラーレスマウント用新規設計レンズの1本として発表されました。

SIGMA fpのキットレンズでもあるため、fpとセットで登場することが多いのですが、マウントには現在Lマウントとソニー Eマウントの2種類があります。

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ただ、このレンズ、単なるキットレンズと侮れない奥深い魅力を持っています。

愛すべきフルメタルボディ

いつも製品の見た目の話から入ってしまい恐縮です。しかし、撮影機材は人が持ち歩いて使うもの。見た目が愛せるかどうかというのも重要なポイントだと思うのです。

私自身が45mm F2.8 DG DN | Contemporaryと初めて対面したのは、SIGMA fpの発表を準備しているさなかのことです。
一見繊細で美しく、実際手にしてみると想像よりもほんの少し重い…秘密裏に行われていたfpの発表準備で意識朦朧としていた私は、このレンズを何か小さな生き物のような愛すべき存在だと感じました。

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実際の重みの理由は外装部品がほぼ全て金属でできているフルメタルボディにあります。金属外装は強度や耐久性において頼もしいことはもちろん、製品としての質感も高めていますが、その分パーツの加工にも高い精度が必要になります。プロダクトとして高密度なSIGMA fpにまさにふさわしい形でデザインされたレンズです。
つまり、大げさに言えば愛が詰まったレンズといっても差支えなく、私の最初の印象も当たらずも遠からずといったところでしょう。

レンズ自体も被写体に

そんなレンズですので、たとえばレンズ自体に被写体になってもらうのもオススメです。

ドライフラワーで飾りつけてみたり、

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本棚に並べてみちゃったり、

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撮影カメラ:dp3 Quattro

可愛いですね!
家に帰れば45mmが待っていると思えば、会社でちょっと嫌なことがあってもへっちゃらですね。

ついでに、私が感じるレンズの可愛いポイントをもうひとつお伝えしておくと、カメラの電源を入れた時のこの絞りの動きです。

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パッと絞り羽根が広がって「起きた!」という感じがして可愛いと思います。他のLマウントDNレンズでも同じように動くのですが、45mmは絞り羽根の形が見やすくて極個人的に嬉しいですね。

ポワワもキリリも自由自在

SIGMAの最近の単焦点の標準域レンズとしては明るい方ではないF2.8。それでも、発表時から使用している中で、ボケに物足りなさを感じることはありませんでした。それはこのレンズが光学設計の段階からボケ味の美しさに特に注力して開発されたという背景があります。

使ってみて頂けるとすぐに分かるかと思いますが、至近開放ではピントが合った部分から柔らかく幻想的なボケ味が生まれてきます。

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かといって、いつもポワポワしている訳でなく少し絞るとこんな描写。

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レンズ:45mm F2.8 DG DN | Contemporary
カメラ:SIGMA fp
カラーモードをティールアンドオレンジで撮ったので、彼岸花が面白い色になっています。

絞り値の調整によって、露出と被写界深度の調整に加え、さらにボケの描写まで変化させることができます。

このボケとディテールの描写のバランスと味わい、それをコントロールする楽しさ、そしてこのきちんと金属で作りこまれたボディとそのサイズ感。
小粒ながらも、同じようなバランスを備えた製品はふたつとしてない、強い個性を備えたレンズなのです。

このあたりの開発の舞台裏についてはSIGMAのオンラインマガジンSEINの「大曽根、語る。」でも熱く語られていますので是非ご覧ください。

いつでもそばに、45mm

SIGMA fp自体のコンパクトさも相まって、”とりあえず”でフルサイズを持ち歩けるのは非常に心強いです。また、猫が逃げない、子供が怖がらない、雑踏で注目されないというのもひとつ重要な要素だと思います。

SIGMA fp + 45mm F2.8 DG DN | Contemporaryの組合せで昨年末に九州あたりで撮影した写真で写りをもう少し紹介します。

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レンズ:45mm F2.8 DG DN | Contemporary
カメラ:SIGMA fp

きっと持っていて後悔はない、いつでもそばに置いておきたいそんな45mmのご紹介でした。

新しい105mm F2.8 DG DN MACRO | Artは来週か再来週くらいにご紹介予定です!


今回使用した機材





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