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シグマ会津工場からです。

今回はSIGMA広報部では初となる、会津工場社員の登場です。SIGMA fpで会津工場周辺の雰囲気をレポートしてくれました。
工場の中の様子と、Iさんのお仕事については次回以降に続く……かもしれません。

今日の当番|I


シグマ会津工場からです。

今年は残暑が厳しいですが、8月の終わり、fp24-70㎜ F2.8 DG DN | Artを持ち出して会津工場から裏磐梯方面に家族サービスを兼ねて、撮影に出かけました。

と言う訳でスタートは会津工場です。SIGMAの工場はここ、磐梯町に1か所のみで、垂直一貫生産工場ということで、レンズ加工、機構加工、組み立てなどが全てこの1か所に集まっています。

今回慌ててfpを使用したのでカラーモードがティールアンドオレンジになっていたことに気づきませんでした。FoveonセンサーカメラのX3F(RAW)で撮影する癖がいつまでも抜けず、“SPPで調整すればいいや”という固定概念とは怖いもの。
カメラ内JPEG画像でももちろん調整出来ないことは無いですが、どうしても画質の低下を招きます。

と言う訳で秋のような草木ですが、

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実際は(翌日モードを変えて撮影し直し)こんな感じです。

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会津工場から車で10分程度走ると、磐梯山ゴールドラインに入ります。工場側から見る磐梯山を“表磐梯”と言いますが、ゴールドラインは表磐梯から檜原湖(ひばらこ)や五色沼(ごしきぬま)のある裏磐梯までをつないでいます。

途中ビューポイントにちょっとした駐車場がありますが、8月の終わり、天気も今一つということもあり、眺めは今一つでした。山肌には霧が流れています。折角解像力の高さを実感したかったのにちょっと残念です。

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ゴールドラインの途中に“幻の滝”があり立ち寄ってみました。
10年ほど前までは遊歩道も無く、地元の人にも殆ど知られていなかったという“幻の滝”です。5年ほど前に立ち寄った記憶ではもう少しきちんと整備されていたと思うのですが、今は殆ど草むらになりかけている遊歩道を5分程度歩くと滝にたどり着きます。
このままだと、5年後には遊歩道が消滅してまた、幻になってしまいそうです。

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秋の紅葉シーズンか、雪解けの季節はもっと見栄えが良いのかもしれないですね。
滝の岩肌が赤茶になっているのは、この辺りの水系の特徴です。磐梯山の水は酸化鉄などが多く含まれているとのことです。
この酸化鉄を含んだ水が会津工場でのレンズ加工に使用されているので、実は問題になることがあるのですが、それは別の話ということで。

ゴールドラインは磐梯山の中腹を越えて、裏磐梯に入っていきます。
今日の目的地は裏磐梯にある、五色沼。五色沼の特色は、沼によって違う色を見せるところです。
ビジターセンターのでスタッフの方いわく、“熊は3日に1度くらい目撃されています。熊は出るものではなく、そこにいるもの、先住の存在です。こちらが騒がなければ熊の方から離れていきます”とのこと。
裏磐梯では熊がいるのは日常で、熊が何か事件を起こさないとニュースにならない場所のようです。

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ビジターセンターから最も近い毘沙門沼です。ここから見る磐梯山は、明治時代の噴火の跡がくっきり残っています。
日差しも出てきて、逆光に近い撮影条件でしたが、目立ったゴーストも無くコントラストの高い撮影が出来ました。

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毘沙門沼の水面は青く反射しています。fpのホワイトバランスはオートで撮影しましたが、見た目の印象と同じ色が再現されています。
同じ毘沙門沼でも、場所によって水面の色が異なります。この辺りはちょっと緑が強いようです。水草の色の影響もあるとのことです。

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毘沙門沼から15分程度歩くと、赤沼です。赤沼という名前から真っ赤な水面を想像していたのですが、赤というより緑色です。赤い水面であれば毘沙門沼の青との色の違いが際立つかと思ったのですが。ちょっと残念です。
後で説明を確認した所、水草の周りのみが際立って赤くなっていることが赤沼という名前の由来とのことです。そう言われれば、沼の周辺、水草の周りのみ赤茶色になっています。

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五色沼の散策路はまだまだ続くのですが、この後、日差しが出てきて裏磐梯とは思えない暑さになってしまい、子供の体力の限界ということで今回は赤沼までで引き返すことにしました。

今回はfpと24-70㎜ F2.8 DG DN | Artで実質3時間程度の撮影でした。今までFoveonセンサーのカメラ、単焦点一本、RAWデータで撮影を楽しんでいましたが、コンパクトなfpとズームレンズとの組み合わせ、少し使い込んでみたいと思いました。


今回使った機材


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