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2020年をふりかえって―ご挨拶にかえて―

みなさま、こんにちは。シグマの山木です。

年の瀬を迎え、今年を振り返るような企画のテレビ番組も増えてくる頃かと思いますが、みなさまはこの1年をどのようにお過ごしになられたでしょうか。

新型コロナウイルスの影響を受けていない人は世界中を見渡しても一人としていないと思いますし、ほんとうに多くの方が大小さまざまな影響を受けられたと推察します。とりわけ、実際に罹患された方や近しい方が罹患された方、医療関係や物流関係など、いわゆる社会の基盤をになうエッセンシャルワーカーのみなさまにおかれては、さぞかしたいへんな一年であったと思います。この場をお借りして、罹患された方には心からのお見舞いを、そしてエッセンシャルワーカーのみなさまには心からの御礼を申し上げたいと存じます。

私個人の生活もこの一年ですっかり変わってしまいました。従前は、毎月一回は海外に出張し、日本にいる間も神奈川県にある本社と工場のある福島県会津を往き来するという生活でした。本社勤務の日も夜は会食などで都内に出ることが多かったので、毎日が慌ただしく、目の前の諸事をこなすことに日々流される生活だったような気がします。
それがコロナウイルスの感染拡大による自宅でのリモートワーク体制をきっかけに、早朝と夕方、運動代わりに写真を撮りながら散歩をするようになると、何気ない近所にも今まで気付かなかった意外な発見ができるような、落ち着いた生活を取り戻すことになりました。 出勤体制に戻っても毎日会社と自宅とを往復し、一度も会食をせずに自宅で家族と夕食をとるなど、とても新鮮で充実した日々を送ることができました。

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コロナウイルス感染拡大によって、CP+やPhotokinaなどの展示会が中止となったり、タッチ&トライなどの各種イベントが開催できないなど、当社の取り組みも大きな制約を受けた一年ではありましたが、当社としては「このような環境下でできることを」ということで、オンラインでの新製品発表やライブ配信イベントなどに力を入れてみました。
本来は各種イベントなどでお客さまと直に接し、さまざまなご意見をいただくということが最も望ましい姿だとは思いますが、オンラインでのイベントもいざやってみると、お客さまから多くのご意見をダイレクトにいただける機会であることに気づきました。また、これまでのように展示会などでいくつもの新製品を一気に発表するのではなく、一つ一つの製品を丁寧に、エンジニアや工場メンバーが力を入れた点などを含めてじっくりご説明できるというメリットも感じることができました。
大きなイベントに頼りきりになるのではなく、当社独自の小さなオンラインイベントを通してより頻繁にお客様と接することができるのであれば、かえってメリットにできるということに気づかされた次第です。

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私自身が自宅と会社との往復だけの「新しい生活様式」の中に素晴らしさを再発見したことと同様に、行動の制約がある中でも、お客さまお一人お一人との接しかたを考え直し、そして新たな交流のしかたを発見をするきっかけを得たことが、この一年の最大の収穫であったように思います。
今後ワクチンの提供などによってコロナウイルスの感染拡大は収まっていくかもしれませんし、そうなってほしいと心から願っておりますが、お客さまお一人お一人との接しかた、関わりかた、交流の仕方については、従来の観念にとらわれることなく、新しい方法も含め、さまざまな機会を通じてご提案できればと考えておりますので、来年以降もぜひよろしくお願い申し上げます。

あらためまして、今年一年のみなさまのご厚情に心から感謝申し上げます。そして最後になりますが、来年2021年がみなさまにとって素晴らしい一年となりますことを心より祈念致しまして、私からのご挨拶とさせていただきます。

本当にありがとうございました。


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Text & Photos: @KazutoYamaki
Camera: SIGMA fp
Lens: 45mm F2.8 DG DN | Contemporary


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note「SIGMA広報部」を4月から始動した本年ですが、これまで沢山の閲覧や反響を頂き本当にありがとうございました。このnoteや、SIGMA公式YouTubeチャンネル「SIGMA Station」では、2021年も製品発表をはじめいろいろなコンテンツを発信して参ります。
少し早いご挨拶となりましたが、皆さまどうぞよいお年をお迎えください。(SIGMA広報部)