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ライブに行きたくて、PCR検査まで受けた話

どうしてもライブに行きたい!
でも、オミクロン株が猛威をふるい、第6波がやってきた…。
感染リスクが高まる今、ライブは諦めようか…しかし…

どうしたらライブに行けるか?

昨年末、申し込んだライブが次々と当選。2022年は1月早々ライブに現地参加できることになりました。
我慢し続けて2年弱。日々の感染者数も二桁に落ち着き、ようやく日常が戻ってくる…そのうれしさを噛みしめていました。

しかし、年が明けると同時に、オミクロン株の感染が拡大。
昨年の同時期とは比べ物にならないほど感染者が増えてゆく。
恐れていた第6波が到来してしまいました。

私は基礎疾患がある80代の父と二人暮らし。
当初、オミクロン株は弱毒化が進み、症状も軽い人が多いとの話でしたが、後にそれまでの新型コロナウィルスと同等のリスクがあることが判明しました。感染したら重症化のリスクもある。
都内の感染者数が1000人を超えたら、やはりライブ参加は諦めた方がいいかも…。諦めるのは簡単ですし、リスクも低くなる。
でも、withコロナの時代はこれからも続く可能性があるので、ここで諦めていたら先には進めない。
諦めかけた気持ちから一転、「ライブに行くためにはどうすればいいか?」を考えることにしました。

ライブに行くための感染対策

感染対策として目指したゴールはこの2つ。
当日までに感染しない。
会場で感染しない。

基本的な感染対策として、マスクの着用、外出後、帰宅時の手洗いの励行は当然ですが、効果的なのは人との接触をできるだけ避けること。
どうすれば感染リスクを抑えられるか。具体的に考えてみました。

【当日までの行動】

出勤日はどこも寄らずにまっすぐ帰る。
今、私の仕事はほとんど在宅勤務ですが、業務の関係で週に2日ほど都内に出勤しなければなりません。
特に感染リスクが高いのは通勤時。片道1時間半かかります。
出勤時は仕方ないにしても、帰宅時はできるだけ時間をかけないようにする。
どこにも寄り道せず、まっすぐ地元に帰ってくることを徹底しました。
しかも混雑した列車を避け、座席指定の有料特急を利用しています。
片道370円プラスで座って帰れますし、途中まで立ち客もいません。

地元で食事をする
出勤日はいつも都内で食事して帰宅するのですが、いつまでも帰らず都内をフラフラしていると人が多いところもあるでしょうし、感染リスクが高まる。
そこで、都内より感染リスクの低い地元で食事することにしました。

ただ最近は、私の地元である埼玉県にもまん延防止措置が発令されているため、ほとんどのお店が20時までに閉まってしまい、ちょっと厳しいです。
でも開いている店を探したり、最悪コンビニやスーパーで食材を購入し、車の中で食べたりしています。早くまん防を解除してほしい…。

店や建物の出入り時にはこまめに消毒
店頭にあるアルコール消毒も当たり前になってきましたが、そこまで意識して使ってきませんでした。
アルコール消毒よりも、帰宅時や会社に入る前に入念に手洗いをしますし、そちらの方が好きなので。
しかし、こまめに消毒した方が感染リスクは低減する。これを機にしつこく手指を消毒することを徹底しました。

振り返ってみると、割と当たり前な事ばかりですね…。
しかし、基本的なことをしっかり徹底することが肝要。
より感染リスクが低くなることを考え、行動することが大事です。

感染していないことを証明する
基本的な感染対策を徹底していても、感染を必ず防ぐことができるとは限りません。
感染していないことを証明するために、ライブ当日までにPCR検査を受けることにしました。詳細は後述します。

【ライブ当日の行動】

公共交通機関は使わない

ライブ会場は、東京の有明にある東京ガーデンシアター。
普段は時間の予測が立てやすい電車で移動しますが、今回は多くの人が利用する電車よりも、単独で移動できる車で移動することにしました。
都内を車で走るのは久しぶり。当日までに自宅から会場までのルートや駐車場を事前に調べておきます。
車移動の懸念点は駐車場。東京ガーデンシアターのある有明ガーデンには、1800台収容の駐車場があることもわかりました。1日駐車で2000円。これで安心して車で移動できます。

人が多いところに極力近づかない
有明ガーデンには大きなモールがあり、多くのお店やレストラン、イートインコーナーもあります。
あくまで目的はライブ参加。むやみにフラフラとモールを物色したりしないことにしました。
もし食事などでレストランやイートインを利用する際も、極力人が集まっていないところを選んで利用します。
特にリスクが高まるのはライブ会場のグッズ売り場。グッズは事前通販で手に入れ、当日はグッズ売り場には並びません。

終わったらすぐに帰る
ライブが終わったら、余韻を楽しみながら食事をして帰りたいところ。
しかし、ライブ後のレストランやイートインコーナーには人が密集すること必至。ここはグッと我慢して、すぐに帰宅することにしました。
かつては友達とライブに参加した後は、打ち上げと称して飲み屋で一杯、というところまでがライブの楽しみでしたが、今回はひとりで参加しますし、あくまで目的はライブ参加です。


参加するライブは1月16日と23日。
早速1月9日の週から感染対策を徹底しました。

PCR検査を受けてみた

感染対策を徹底する中で、ライブ当日までに感染していないことを証明するため、PCR検査を受けることにしました。
もし陰性なら安心につながりますし、何よりほかの人にうつす心配がなくなります。

利用したのは木下グループの秋葉原検査所。

ネットで事前に予約し、当日時間までに会場へ行って検査を受けます。
東京都の施策により、都民であれば無料で検査を受けられます。
私は埼玉県民ですが、行けるタイミングが出勤日の昼休みぐらいしかなかったので、有料検査になります。
費用は2,300円。自分が楽しむためですから有料でも構いません。

ちなみに調べてみたところ、埼玉県でも無料で検査を受けられることがわかりました。私の地元では、近くの薬局で無料検査を行ってくれるようです。
在宅勤務の時に検査を受けることも考えましたが、結果が出るまでに2日かかるし、移動にも時間がかかるので、より手軽に受けられる方を選びました。

今回は1/14(金)のお昼に予約を取りました。
当日までに誓約書の記載が必要とメールの案内が来ます。
誓約書もWeb上のフォームです。

その中に、「もし陽性だった場合、指定の医療機関に行くか、かかりつけ医に診てもらうか選択する」という項目がありました。
指定の医療機関は東京と神奈川。埼玉に住む私が受診するのは難しいので、地元のかかりつけ医に相談してみました。
陽性と結果が出たらどうすればいいか、と伺ったところ、来院するまえに電話連絡してほしいとのこと。院内での診察はできないが、車内で診断ができるという事なのでひと安心。誓約書に病院名を書かせてもらうと断って記載しました。

検査当日。
駅前の会場へ行き、受付で料金を支払って検査キットを受け取ります。
検査は唾液を採取する方式。
小さな容器にストローを差し、決められた量の唾液を容器へ入れる方法です。

ちょっと表現が汚くなってしまいますが、自分が想像していたよりも量を出さないといけない。目盛りとにらめっこしながら唾液を容器に入れていきます。チラ見すると、他の方も容器の目盛りとにらめっこ。結構難しいです。
唾液を入れ終わったら指定のラベルを貼り、袋に入れて提出。
これで検査は終了です。

翌日、検査を受けてから1日半ほどで結果がメール届きました。
結果は陰性。これで安心できました。
陰性証明書もデータで発行。有効期限は唾液採取から3日間。
ライブ会場で提出を求められることはないと思いますが、飛行機に乗る際など、提出が求められる可能性がある場合は要注意です。

届いた陰性証明書。有効期限は3日間です。

いよいよライブ当日

【1週目】
1/16。いよいよライブ当日です。
当日までは、自分で決めた感染対策の通りにバッチリ行動しました。
移動は久しぶりに長距離運転。地元から現地付近までずっと高速を走ります。思ったよりも首都高は空いていました。
1時間ちょっとで会場着。
初めて訪れた有明ガーデンは、ちょっとした「街」のようでした。
屋外の駐車場に車を止めたのですが、隣には芝生の広場があって、小さな子を連れた家族も多い。
しばらくこのエリアには来ませんでしたが、マンションも立ち並んですっかり様変わりしましたね。

開演まで1時間ほどあり、おなかも空いたのでイートインで食事することにしました。
極力人が密集していないところを選ぼうと物色したところ、なんと屋外テラス席がある!空いていて周りに人が少ないので、これなら安心です。サッと食事して、会場へ移動。会場の周りを見て歩くこともせず、すぐにホールへ入りました。

※参加したライブはこちら。


終演後はグッズ売り場を横目に見ながら車へ。
車内であらかじめ買っておいたパンをちょっと食べて、トイレだけ済ませてすぐ出発。
帰りは首都高を利用せず、途中まで下道を走りました。
都内は走り慣れているし、結構歩き回っているので土地勘はあります。
1時間半ほどで地元に帰ってきました。

【2週目】
当日までは前週と同じく決めたとおりに行動します。
その間、特に体調を崩すこともありませんでした。
1/21(金)に再びPCR検査を受け、結果は陰性。
これで前週のライブ参加で感染しなかったことが証明され、さらに安心できました。

1/23。2つ目のライブ当日。会場は再び東京ガーデンシアター。
前週と同じく車で現地へ行き、同じくモールのイートインで食事し、会場へ。
車の数も人通りも前週と同じぐらいでした。

※参加したライブはこちら


終演後はモール1階にあるイオンでちょっと買い物。
買ったパンを車内で食べ、トイレだけ済ませて出発。
今度は帰りも高速を使ったため、1時間ほどで帰宅できました。

【その後】
楽しかった2週連続のライブを経た翌週、水曜か金曜にPCR検査を受ける予定でしたが、火曜日の時点で既に予約がいっぱい。
前の週から都内でも1万人を超える感染爆発。不安に思う人が増えて当然ですし、都内在住者は無料なので検査に殺到したのでしょう。
さらに、検査キットが不足していた可能性もあります。

本当は検査を受けた方が安心ですし、別の会場も検討しましたが、必要な人のために予約枠やキットを回した方がよいと思い、事後の検査は受けないことにしました。

ライブ終了から1週間以上経過しましたが、体調を崩すこともなく、よく言われる諸症状(発熱、のどの痛み、鼻水)は一切ありませんでした。

まとめ

この2週間を振り返ると、ただライブにひとりで行って帰ってくるだけ、という寂しい感じの内容…
ですが、ライブは十分楽しめましたし、何より安心して参加できました。
ライブ中、誰も大声を上げることなく、皆マスク姿で一心にブレードを振り、拍手をするのみ。当たり前の光景になりつつありますが、ひとりひとりの行動がライブを成功へと導くのです。

そして何より、久々に息抜きができました。
普段の生活は仕事と家事で終わってしまうことが多く、追い打ちをかけるようにコロナ禍がやってきて、気持ちもだんだん沈んでいました。
たった2日間、車で有明まで移動して、ライブを見て帰るだけでも、気持ちがリフレッシュできて、元気になりました。
感染は怖いですが、少しでも息抜きは大事です。

しかし、オミクロン株は感染力が強く、弱毒化しているわけではないようなので、ライブが終わった後も感染対策は徹底しています。
2月中に父が3回目のワクチン接種予定なので、それが過ぎれば少しは安心できるでしょう。私も3~4月に接種を考えていますが、それまでに感染拡大が少しでも減ってほしい。

次のライブ現地参加は3月のAqours。会場はベルーナドーム(所沢の西武ドーム)です。
現地は駐車場が少なく、会場までの道が1本のため混雑するので、車は使わず電車移動の予定ですが、当日までに状況を見て考えることにします。
そして何より今までと同様の感染対策を徹底すること。
PCR検査も事前に受けたいのですが、なるべく必要な人に回してあげたいので、こちらも様子を見ることにします。

とにかく、当日までに感染しないこと。会場で感染しないこと。
ライブに参加するすべての人が安心できるように行動したいですね。

【おまけ】
感染リスクを考えたベルーナドームへの電車移動のアイデア
上記にも書きましたが、ベルーナドームへ車で行くのはあまりお勧めできません。
現地に駐車場もありますが、来場者に比べて数が少ないので、付近の住民が臨時で敷地を駐車場として開放しているぐらいです。

そう考えると移動は電車がメイン。
恐らく都内から西武線を使って会場へ来るかたがほとんどでしょう。
そこで、より感染リスクが低いと思われる移動のアイデアをいくつか挙げてみます。

なるべく端の車両に乗る
ベルーナドームの最寄り駅である西武球場前駅は、行き止まりの先に改札口があるため、所沢から電車に乗ると先頭車両付近が最も混雑します。
そのため、行きの電車はなるべく後ろの車両を選んで乗った方が、混雑を避けることができます。到着後にホームを歩くことになりますが、電車内の感染リスクはより低くなると思います。

逆に帰りは改札口から近い後ろの車両が混雑するので、ホームをず~っと歩いて、先頭車両の方に乗れば混雑は少なくなります。
私も帰宅時は実際ホームを延々と歩いて先頭付近に乗ります。その方が空いてますから、窮屈な思いをすることがありません。
また、帰宅時は臨時列車が数多く止まっているので、時間があるのなら後の時間に発車する列車を選んで乗るのもひとつの手ですね。

有料特急を利用する
西武線は、西武池袋線に「LaView」、西武新宿線に「小江戸号」という有料特急が走っており、どちらも所沢に停車します。
座席は全席指定で、500円ほどプラスすれば座って目的地まで行くことができますし、車内は空調設備を使って換気もされています。
行きは池袋、高田馬場から特急に乗って所沢で西武球場前行きへ乗り換え。
帰りは西武球場駅から普通列車に乗っていったん所沢で下車し、特急を予約して乗れば、満員の電車よりも感染リスクは減ります。
イベントによっては池袋から西武球場前まで直通する臨時列車も運転されます。
時間とお金に余裕があるのなら、特急を利用すればより安心できると思います。

川越経由で移動
私の地元はベルーナドームから1時間程度と近く、いつも本川越駅から西武線を使って移動します。
都心に向かう電車に比べ、川越経由だと比較的電車は空いています。
かなり時間に余裕があるのなら、行きも帰りも川越を経由するのもひとつの手です。
本川越駅から東武東上線の川越市駅までは徒歩で数分。川越市から池袋までは30数分です。
渋谷方面や東横線ユーザも、練馬で乗り換えるよりも東上線を使った方が空いていると思いますし、川越市始発の電車もあります。

まだまだ感染拡大は続いていますので、不安に感じる方はより感染リスクが低い方法を考えて行動すれば、より安心につながります。
あなたの参考になればうれしいです。


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