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繚乱!虹ヶ咲!アニメ2期の総決算!5thライブ「虹が咲く場所」感想とまとめ

9/10、11と9/17、18の4日間開催された、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会5thライブ「虹が咲く場所」。
最初の2日間は「Colorful Dreams! Colorful Smiles!公演」、次の週に「Next TOKIMEKI公演」と銘打たれた2週連続ライブ。
私は最終公演となる9/18に現地参加しました。

アニメ2期を再現するセットリストだけでなく、虹ヶ咲13人のパフォーマンスを十二分に楽しむことができる、素晴らしいライブでした。
正に、アニメ2期の総決算!

5thライブを迎えるにあたり、以前書いたアニメ13話の感想とまとめ記事のビュー数が次第に増えていき、驚きました。

何でだろう?と思っていたのですが、ライブを観て納得。
アニメを存分に楽しんだからこその興奮と感動がありました。

会場は武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ。
都合で会場に着いたのが開演ギリギリ。

席に着いて驚いた!なんとアリーナ最前ブロック!!
一番下手(しもて。ステージに向かって左)側でしたが、広い通路のすぐ側で、トロッコが来ると至近距離でキャストを見ることができる!
しかも、下手ギリギリまでステージが伸びているので、メンバーが来てくれると本当に目の前で見ることができます。

会場はそれぞれ推しの色のブレードがカラフルに輝く。
入場者数の制限なく、超満員のアリーナです。

着席すると、ほどなくして侑ちゃんの声が。
ライブの注意事項から、高咲侑役の矢野妃菜喜さんが影ナレを担当。
侑ちゃんを含めた13人を初めて生で見ることができる!期待が膨らみます。
注意事項の読み上げが終わると、「みなさん、準備はできていますか!?」と煽る声。
すぐに会場が暗転し、いよいよライブの幕が開きます。

アニメ2期を彩った曲が次々と!

OPから再現度が高い!

ライブのタイトルがビジョンに映ると、白いふわふわな衣装を身に纏った12人がすでにステージに!
OP曲「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」。

OPアニメでレインボーブリッジをバックにした、海上のステージそのままのフォーメーションとパフォーマンス。正にアニメとのシンクロ!

そしてキャストが近い!
ステージ下段でパフォーマンスするメンバーの表情が肉眼で見えるほどの至近距離!
今日はライブ全体を楽しむ、というよりは、メンバーひとりひとりを凝視することに専念することになりそう!

激しく体を動かすと、関節部に激しい痛みが生じてしまう症状のため、いつもは全体曲を降りていたせつ菜ちゃん役の楠木ともりさんも、ステージ上手(かみて)側中段のスペースで一緒にパフォーマンス。
激しい動きは抑えているものの、同じ衣装に身を包み、一緒に歌ってくれています。
フォーメーションを組めなくても、同じステージに立ってくれていることが嬉しい!

曲が終わると、アニメの映像でメンバー紹介。
ここでもナレーションは侑ちゃん。
12人の名前を呼ぶと、締めくくりはやはり「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!」。

アニメを彩った曲たちを「体験」

ビジョンは変わってアニメ1話。
ランジュがミアと共に虹ヶ咲学園にやってくるシーン。
第2回フェスティバルの宣伝映像を放映しようとしたところ、誤ってNGシーンが。
果林ちゃんの「今すぐ止めて~~!」の絶叫に会場から拍手が!

ミアが音源をセッティングし、大勢の人の前に立つランジュ。
「スクールアイドル、ショウ・ランジュのデビューステージよ!伝説の始まりを心に刻みなさい!」

ビジョンの色が濃いブルーに変わると、リアルなステージの真ん中にはランジュ役の法元明菜さんの姿!
画面上のランジュと全く同じ衣装!あのピンクのロングコート!
そして始まる「Eutopia」。

画面上のランジュと全く同じパフォーマンス!
テレビや動画では味わえない、サビの強いビートを全身で感じる!
1曲目からアッパーなダンスビートに高揚し、ほーみん(法元さん)のパフォーマンスに目が釘付け!

続いてあのピアノのイントロが流れ、お揃いのチェックのワンピースに身を包んだ4人が登場!
QU4RTSの「ENJOY IT!」。

ふわっとしたワンピースがとても似合う4人。
ステージ下段でパフォーマンスしてくれたので、その姿もしっかり見える。
そしてやはり、あのサビのハンドクラップ。会場中全員が曲のリズムに合わせて手を叩く。これをやってみたかった!
曲調も相まって、会場中に穏やかな空気が流れました。

暗闇からステージ上段に輝く二人の姿。
イントロの静かなパート。薄い明りにキラキラ輝く衣装。
「Let`s Go!」の掛け声と共に、パッと明るくなるステージ。
Diver Divaの「Eternal Light」。

アニメでは白い衣装だったが、二人が身に纏っているのは光の当たり方でキラキラ輝き方が変わるマジョーラカラーのワンピース!
スピード感のあるビートに激しいパフォーマンス。
圧巻だったのは愛さん役の村上奈津美さんのスピードラップ!1番も2番も完璧に歌い上げた!
果林ちゃん役の久保田未夢さんと見つめ合うシーンも印象的。
アニメで美里さんが二人に夢中になった気持ちが体験してみるとわかる、圧巻のステージ!

続いてメリーゴーラウンドを模したかわいい衣装にモフモフの手と耳の3人が登場!
A・ZU・NAの「Infinity! our wings!!」。

ともりる(楠木さん)はひとり上段。下段には歩夢ちゃん役の大西亜玖璃さんと、しずくちゃん役の前田佳織里さん。3人ともアニメと全く同じ衣装!
メリーゴーラウンドのように広がったスカートで、後ろを向いてお尻をふりふりするダンスがとてもかわいい!

2番では、ステージ下段にいた二人も上段へ上り、その場で歌うともりるに寄り添う。
彼女が歌っている最中ずっと、肩に手を置いて一緒に歌う。ともりるも二人の方を順番に向き、満面の笑顔。
ただかわいくて、楽しいパフォーマンスだけじゃない。大きな動きができないともりるを想いやるパフォーマンスに、涙が出ました。

シーンは変わって、7話の紫苑女学院のステージ。
栞子ちゃんの気持ちをメンバーが問うシーン。
「私に、できるでしょうか?」
虹ヶ咲のメンバー、そして薫子さんに背中を押され、栞子ちゃんがひとりステージへ。

胸の前でギュッと手を合わせ、俯くと、リアルなステージの上に同じポーズをとる姿。
ステージに翡翠色のLEDが輝き、あの笙(しょう)の音が響く。
栞子ちゃんの初めてのステージ「EMOTION」。

長身でスタイリッシュな栞子ちゃん役の小泉萌香さんが、美しいグリーンのワンピースと真っ白なハットの姿で躍動する。
歌もダンスも、プロポーションも完璧!
不安そうな栞子ちゃんとは裏腹に、もえぴ(小泉さん)は終始笑顔。
2ndで初めて見た「決意の光」の時と変わらない完璧なパフォーマンスで、アニメの栞子ちゃんを彩ってくれました。

侑ちゃんのピアノ

ビジョンは8話。部室で「ときめかないよ~!」と叫ぶ侑ちゃん。
しかし皆の姿を見て、自分の「ときめき」を再確認する。
フェスの最後のステージに向けて、ミアとアレンジを急ピッチで進める。
「できた!」ミアと侑ちゃんの笑顔がこぼれるシーンから再び暗転。

ステージ上には1台のアップライトピアノが。
ピアノの前には妃菜喜ちゃん。
3rdライブと同じく、ステージ上でピアノに挑戦。

しかし、少しフレーズを弾いたところで手が止まってしまった。
Aqoursの1stライブを思い出してしまう。

上を向いて笑みをこぼし、すうっと大きく深呼吸する。
再び真剣な眼差しで鍵盤に向き合う。
16小節ほどのフレーズを、今度はしっかり弾き切った。
安堵の表情の妃菜喜ちゃんに、会場から大きな拍手が起こる。

ゆっくりステージが明るくなり、あのピアノのフレーズが流れると、ステージ上段に9人が並んでいる。
アニメ8話と全く同じ演出の「TOKIMEKI Runners」!

ステージ下段で妃菜喜ちゃんが見つめる中、9人が1stライブと同じ衣装で画面上のメンバーと同じパフォーマンス!
下手の離れたところでともりるも皆と共に歌う。
アニメと同じワンコーラスだけだったが、心揺さぶられる演出と9人のパフォーマンスに胸が熱くなった。

再び暗転し、ビジョンにはミアの回想。
璃奈ちゃんに背中を押され、自分の夢を見つめなおしたミア。
羽田空港にひとり佇むランジュに対峙する。
「僕は、夢を掴むよ!」

ビジョンが白く光り、ステージ上手にマイクスタンドを掴んで歌う姿。
ミアの決意の表れ「Stars we chase」。
ビジョンの中の彼女と同じ、漆黒にゴールドのラインが光る衣装を身に纏った、ミア役の内田秀さん。

エモーショナルなメロディラインを、完璧な歌とダンスでパフォーマンスする。
当然ながら歌詞はすべて英語。ネイティブの強みを生かし、難しいメロディでも完璧な発音で歌い上げる。

ステージが静かに明るく光り、ピアノの旋律が流れる。
いつの間にかメンバーが揃い、みんなで「Love U my friends」を合唱。
最後はステージ中央にみんなが集まり、一列に並んだ姿が10話のしずくちゃんの家で撮った写真と同じ、という粋な演出。
こんな細かいところまで、アニメとシンクロしてくれるのは本当にうれしい!

ここで一息、自己紹介とMCのコーナー。
いつものコール&レスポンスだが、会場では声出しはNG。拍手で応える。

圧倒的に面白かったのはみゆたん(久保田さん)。
いつも妃菜喜ちゃんを独占しようとするあぐぽん(大西さん)の手を取り、下手の一番端に連れてきたと思ったら、全速力で上手へ駆け出し、妃菜喜ちゃんの元へ。
その後を全速力で追いかけてきたあぐぽんの目の前で妃菜喜ちゃんに抱擁。「今日の狙いは、侑にき・め・た!」
まさかの展開に会場全体が思わず爆笑!

ずっとあなたと一緒にいるよ

MCが終わると再び会場は暗転。
お台場海浜公園に3年生が佇むシーンから始まり、1stライブが開催されるまでがビジョンに流れる。
メンバーはステージの上で輝き、それを支える侑ちゃんにも有志から花束が届く。
嬉しい気持ちが抑えられなくなり、客席へ駆け出す侑ちゃん。

ステージ上にお揃いの衣装を身に纏った12人が並び、お辞儀をする。
すると、観客席の後ろから妃菜喜ちゃんがかけ込んできた。
広い通路に設置された台の上に駆けあがる。

「みんな~!大好き~~!!」

妃菜喜ちゃんの声が会場中に響く。
広いアリーナの通路を、アニメ13話と全く同じセリフを語りながらステージに向けて歩き始める。
侑ちゃんと妃菜喜ちゃんの姿が重なる。

そして、ステージ中央に用意された台へ駆け出す。
一気に駆け上り、両手を大きく広げると、あのアニメのシーンと全く同じ光景が広がった!
「私たちがいるから!元気が欲しい時は、会いに来て!」

あぐぽんが一歩前に出て、手を差し出す。
妃菜喜ちゃんの手を取り、ステージへ。
そして、2期を象徴するあのセリフを笑顔で語りかける。

「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、ずっとあなたと一緒にいるよ」

本当に大好きなシーン。それを完全再現で、生で観られるなんて!
思わず目に涙がにじむ。これこそがラブライブ!の真骨頂。

そしてライブを締めくくる曲「Future Parade」が始まる。
アニメと同じ白いジャケットと、メンバーカラーの大きなリボン。
12人が同じステージに並ぶ姿は壮観。
楽しかったライブを思い返し、それぞれのパフォーマンスを堪能する。

…つもりが、それどころではない事態が!
なんと、妃菜喜ちゃんが下手からトロッコに乗り、曲に合わせて動き出した!
間近に妃菜喜ちゃんの姿が!
か、かわいい!!
感慨にふける場面かもしれなかったが、目の前に起きた出来事にすっかり興奮してしまったのでした。

そしてエピローグ。
ロンドンへ留学した歩夢ちゃんが、テムズ川のほとりで練習するファンに無事逢うことができたシーン。
送られてきた写真をマンションのテラスで見る侑ちゃん。

そしてドラムのフィルが鳴り、メンバーカラーのブーケを抱えたメンバーがひとりひとり登場。
「夢が僕らの太陽さ」のイントロが流れる中、中央で妃菜喜ちゃんが満面の笑顔。

「次は、あなたの番!」

メンバーがステージいっぱいに横一列に並んでパフォーマンス。
下手側には、璃奈ちゃん役の田中ちえみさん。そのとなりにかおりん。
ずっと下手にいてくれて、その姿を凝視。

メンバーは最後のサビで、中央でバスケットを持つ妃菜喜ちゃんの元へ。
手に持つブーケをバスケットに飾り、しだいに花いっぱいになってゆく。
さんざしさんのイラストそのまま、曲にぴったりの心温まる演出でした。

ライブはまだまだ終わらない!

R3BIRTHメンバーに向けたスペシャルなパフォーマンス!

ビジョンにはいつもの顔だけのメンバーのアニメへ。
ライブを振り返るメンバーたち。

侑ちゃんの「本当に幸せ!一週間は夢に見るよ」という言葉を聞き、うらやましがるR3BIRTHのメンバー。
みんなのステージを生で見たい!もっと堪能したい!!

それに応える9人。みんな意気揚々。
R3BIRTHのメンバーのためのライブ、いったいどうなるのか?

すると、1期のライブ衣装に身を包んだちぇみ~(田中さん)が登場!
なんと、アニメ1期の曲を振り返るライブが始まった!

トップバッターは璃奈ちゃんの「ツナガルコネクト」。
アニメ1期をフィーチャーした3rdライブは昨年5月に開催。
しかし、新型コロナの感染拡大のおかげで会場に行くことができず、配信で見ました。
その1期の曲をこの場で見ることができるなんて!!
本当にただでは終わらない5thライブ!

デジタルなテクノポップが気持ちいい璃奈ちゃんのパフォーマンスはワンコーラスで終了。
次に出てきたのは彼方ちゃん。
下手から彼方ちゃん役の鬼頭明里さんがトロッコに乗り込み、近づいてきた!
「Butterfly」を歌いながら手を振る!
すごい!間近で見るあかりん(鬼頭さん)は美麗!

続いてステージ中央に現れたのはともりる!
せつ菜ちゃんの熱いロックナンバー「DIVE!」。
彼女には本当に熱いロックが似合う!!

すると、ステージ下手、目の前に白と黒の美しいドレスを身に纏ったかおりんが!
目の前で繰り広げられる「Solitude Rain」。
仮面のように手で顔を覆う振りが印象的。
小柄な彼女がまるで役を演じるように大きく手を振り、パフォーマンスする。

上手のトロッコにかわいい衣装のなっちゃん(村上さん)。
楽しいの天才、愛さんが繰り広げる元気いっぱいの曲「サイコーハート」。
会場全体でオレンジのブレードを頭上でくるくる回す!楽しい!

続いてステージ上段に、あのかわいいワンピースと麦わら帽子姿で現れる、エマちゃん役の指出毬亜さん。
キュートなポップナンバー「La Bella Patria」。

ちゅんるん(指出さん)の姿を凝視しようとするも、ステージ上段のためやや遠い。
そんな時、目の前をトロッコにのったなっちゃんが通り過ぎ、ステージを遮る。
歌が終わった後、そのまま下手側までやってきたのだ。
おかげでちゅんるんが見えない!でも満面の笑みで手を振るなっちゃんがかわいい!
なんという状況か!?

そしてステージ中央には、ディープブルーのホットパンツが眩しいみゆたんが登場。
1期で果林ちゃんがパフォーマンスしたフェスよろしく、大きなステージで披露する「VIVID WORLD」。
サビの強いビートに心が震える!そのビートに乗って激しく踊るみゆたん!
テンションが上がる!

そしてステージはイエローに輝き、上段からかすみん役の相良茉優さんが登場!
かわいい衣装に身を包み、「Poppin’ Up!」。
まゆち(相良さん)のパフォーマンスは、かわいいを極めんとするかすみんそのもの!

トリを飾るのは、ピンクのワンピースがキュートなあぐぽん。
歩夢ちゃんがマンションの階段上のステージで披露した「Dream with You」。
やさしさ溢れる歩夢ちゃんとあぐぽんがシンクロし、温かいピンクに会場が包まれた。

ライブが終わり、RE3BIRTHの3人が登場。
3人で話をすすめていると、侑ちゃんと9人のメンバーが勢ぞろい。
みんな揃ったところでもう1曲。「Love U my friends」。

大好きなこの曲を生で、しかも12人でパフォーマンスしてくれるとは!
さらに嬉しいことに、2番になるとステージいっぱいに横一列になってくれた!
目の前に来てくれたのは、なんともえぴ!
グリーン一色のキュートなワンピース姿のもえぴが、目の前であのサビのダンスを!!
なんという眼福!幸せすぎて、あの光景が今でも目に焼き付いています。

繚乱!虹ヶ咲!

恒例のニジガクアンコールメーター。
12枚の花びらがカラフルに染まると、いよいよアンコールが始まる。

バックにメンバーの名前が刺繍され、気合いの入った特攻服を模した衣装に身を包んだ12人が並ぶ。
驚くほど大きな音のドライアイスが噴出し、ライトセイバーかビームサーベルを彷彿とさせるLEDスティックを振り回す!

テクノの強いビートに合わせて、ひとりずつユニークな歌詞で自己紹介してゆく特徴的なナンバー「繚乱!ビクトリーロード」
驚きの衣装に強いダンスビート。会場のボルテージが上がる!

するとその衣装のまま、穏やかなナンバーに。
Colorful Dreams…のカップリング「トワイライト」。
下手側に2台、上手側に1台のトロッコに分かれて乗りこみ、会場を一周。

この曲は大好きで、絶対ライブで聞きたかったのですが、これは大変。
すべてのメンバーが次々と目の前に来てくれる!
だれがこっちを向いてくれるか…?

トロッコがあっという間に通り過ぎてしまうので記憶があいまい。
前半はまゆち、なっちゃん。後半はみゆたん、かおりん、あかりんだった…かな?
かおりんがこっちを向いてくれたのに、ブレードをライトブルーにしていなくて後悔した記憶が。

一度メンバーがはけると、ビジョンには「未来ハーモニー」に合わせて今までのライブイベントのダイジェストムービーが流れる。
あどけなさ残る9人のメンバーがDiverCityお台場の踊り場でパフォーマンスしてから約5年。
時に涙し、新メンバーの加入やコロナ禍を乗り越えながら、成長してきた13人。
「いつだって、いまが最高」
同じ目標に向けて仲良く頑張るメンバーたちの姿が印象的でした。

会場が明るくなると、そんな姿を象徴する曲が。
真っ白なワンピースにメンバーカラーがあしらわれた衣装でしっとりと歌う「永遠の一瞬」。
スクスタのストーリーで披露されたこの曲。
みんなで沼津へ1台のマイクロバスで旅をした思い出、そしてあなたちゃんの悩みを全員で分かち合った思い出。
ゆったりとしたグルーヴに心に染みるメロディ。
フルコーラスが披露されたのは初めてでした。

続いて、1期アニメ最終巻の特典曲「Hurray Hurray(フレーフレー)」。
ニジガクのマークがついた小さな旗をはためかせ、ポップなナンバーで踊る!
最後はステージ上段に大きなフラッグを持った妃菜喜ちゃんの姿。
右へ左へ大きく振る!

TOKIMEKI Runnersへの想い

曲が終わると最後のMC。
1番手のほーみんから感極まって泣き出してしまい、隣のもえぴが抱き寄せるシーンがあったものの、みんな自分の今の気持ちを語る。
13人全員で4本のライブを駆け抜けた喜びと、集まったファンへの感謝が溢れました。
ライブ序盤で右腕を痛めたあかりんも、みんなの応援のおかげで万全の状態で今日を迎えたそうです。

印象に残ったのは、やはりともりるの言葉。
全員曲でフォーメーションに関わってしまうと、大きくステージを動きながらパフォーマンスしなければならないので、今回はひとり外れた場所で歌った彼女。
本当は、この形もしたくはなかった。「私が動けないと、せつ菜も同じように動けない事になってしまうから。」

そんな中、「歌うだけでもいいから一緒にステージに立ってほしい」という言葉を受けて、今回一緒にステージに立つパフォーマンスにトライした。

しかしリハを見ていると、どうしても同じ動きをしたくなってしまう。
自分の中でどこまでできるかをトライする日々。最終日の今日も新しい振りを試していた。

ただ、どうしてもステージに立てなかった曲が1曲だけ。
9人でパフォーマンスする「TOKIMEKI Runners」。
都合で別日のライブを配信でも見ることができなかったので知らなかったのですが、他の3公演は同じステージに立たなかったそうです。

歌っていると感極まってしまい、どうしても歌えなくなってしまうのでステージに立てなかった。
デビューからみんなで一緒に練習し、何度もステージでパフォーマンスした曲。人一倍の想いがあるのは当然です。

でも、メンバーのみんなが「一緒に歌いたい」と言ってくれたそうです。
この日の彼女は堂々とパフォーマンスしているように見えました。
左を見ると、同じようにパフォーマンスする仲間の姿。それがどれだけ心強かったか。

みんなの温かい言葉や心遣いを受け、「みんなと一緒にステージに立つことってこんなに楽しいんだ!」と、改めて実感できたそうです。

こんな話、涙なしでは聞けない。
ともりるもずっと涙で声を詰まらせながら語ってくれました。
他にも涙ぐむメンバーもいて、ティッシュで涙を拭う姿もありました。

全員のコメントが終わったところで、遂にラストナンバー。
13人の気持ちの籠った「TOKIMEKI Runners」。
ともりるの言葉を聞いた後のこの曲。彼女を注目せずにはいられません。
上手の中段に立ち、笑顔で小さいながらも同じ振りで一緒に歌ってくれました。

最初は9人で始まったこの曲。もえぴ、秀ちゃん、ほーみんが加わった12人のバージョンを生で観るのももちろん初めて。

そして、最後のサビで銀テープが舞い上がる!
長くコロナ禍で自粛していたこの演出も、ようやく復活。
私の頭上にもゆっくり、ひらひらと1枚テープが落ちてきました。
テープには何も書かれていませんでしたが、アリーナ最前エリアで素晴らしいライブを観ることができた喜びと、すこしずつ日常が戻ってきたことの喜びを味わえる演出。とてもいい記念になりました。

メンバーは最後、フォーメーションを崩して歌いながら舞台を駆け回る。
みんな抱き合ったり、寄り添いながら歌ってくれたり。
胸が熱くなるラストナンバーでした。
「4日間走り続けて本当によかったー!!!」
あぐぽんの叫びが、この時間の濃密さを物語っていました。

Future Parade 喜びのダブルアンコール

これでライブはおしまい…と思いきや、会場が暗転し、レーザーで「5thライブ 虹が咲く場所」の文字が浮かび上がる。
「Future Parade」のイントロが流れ出し、ステージがぱっと明るくなった。
メンバーが次々ステージ上に戻ってきて、歌が始まった!
突然のダブルアンコール!

メンバーはステージを右から左へ駆けまわる。
下手にはもえぴとともりるが来てくれました。
目の前で熱いハグ。寄り添いながら歌う姿が本当に印象的でした。

感傷的になって泣き出すメンバーはひとりもいません。
みんなの笑顔がはじける、正にハッピーエンドでした。

さいごに

虹ヶ咲のナンバーライブへは初めて現地参加しましたが、本当にいいタイミングで素晴らしいライブに参加できました。

入場者数の規制も解かれ、声は出せませんがアリーナは満員の状態。
そして場数を踏んだメンバーのパフォーマンスレベルも高くなってきている。
本当に見応えがあり、興奮と感動の連続でした。

個人的には良席に恵まれたことも大きい。
間近でメンバーのパフォーマンスを堪能することができて、しかもトロッコに乗ったメンバーの表情を至近距離で見ることができる。
あまりにメンバーひとりひとりを凝視しすぎたので、全体も見たいと帰宅してから配信チケットを買ったほど。
それだけ、充実したライブ。コストをかける価値があります。

ライブ中に発表された新情報。
新曲のリリースと、来年1月から4コマ漫画の「にじよん」がショートアニメ化されるとのこと。
そして来年1月からのユニットライブ。虹ヶ咲はこれからも止まりません。
それでも、また13人揃ったナンバーライブを現地で見たい。その気持ちが強くなりました。

さて、これでアニメ2期のまとめは本当におしまいです。
最後の最後まで長くなってしまいましたが、お付き合い頂き、本当にありがとうございました。

タイトル画像は、ラブライブ!公式Twitterより使用させていただきました。
本当に素晴らしく、楽しいライブでした!

【お知らせ】
ラブライブ!アニメの感想とまとめや、キャストライブのレポートなどの記事をまとめた「ラブライブ!シリーズを語る」マガジンを公開しています。
虹ヶ咲に限らず、μ's、Aqours、Liella!を扱った記事もありますので、お時間がある時に読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします!


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