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始まりの礼文島 その4 

つづきの最後……


仮オープンは、機材の都合上届かないものがあり、(レストラン用のテーブルやイスが全然遅れていた) テイクアウトからの出だしとなりました。

 
今回、色々な事があり宣伝広告や告知が遅れて、ほぼほぼ近郊に手刷りのチラシをまいただけだったのですが、仮オープン初日、11時のオープンを待たずして鳴りやまない電話の問い合わせと予約、店舗に直接ご来店されるお客様の行列と、私たちの予測をはるかに超える大盛況となったのであります。
 
その日は気が付いたらいつのまにか閉店時間をむかえていたような感じで、久しぶりに何をどうしたのかも覚えていないような状況で一日を終了しました。
 
そして、次の日の用意をして一日を終えるころにはよくある話で、もう次の日になっているのでした。
 
それからの毎日はその連続で、はたしていつ途切れる事が出来るのか、一旦色々な事を考え直すことが出来るのか、などと思っているうちにあっという間に一か月が過ぎていきました。
そんな頃、やっとお休みを取ることが出来、久々に休み前に深酒をして起きたら二日酔いという絵にかいたようなお休みを迎える事になりました。
それでも久しぶりにお休みをしたので、二日酔いの辛さと休みの心地よさが入り混じった幸せはあっという間に過ぎていきました。
 
その頃の店内の写真ですが、民家一階を手作りでリノベーションした感じの洋食店使用で
す。

テーブルと椅子を組み立てました~
ビジョンもあるのだ
ソファー席

この頃から、テイクアウトの他に店内食やお弁当の配達並びにお弁当の販売など、初めての事もあったのですが、色々と楽しむ事も出来ました。
その分、大変さもあったり、色々な問題もあったりと濃縮した日々を送る中でいつの間にか時は過ぎていきました。

リーダーは観葉植物とか好きな人

もう終了したTVドラマですが「ファーストペンギン」、時期的に私は礼文島で見る事が出来ませんでしたが、札幌で全話見る事が出来ました。
ドラマとは違って立て直しを必要とするほどの漁港ではありませんが、それはそれでTVとはまた違った問題もあり、今期の展望として考えていかなければ、と思いました。
 
現在、私は札幌に戻っており、こちらでの展開を考えつつ、自分の仕事も進めているわけですが、それはそれでこの歳で初めての事に頭を使うのは楽しいことかもしれません。
 
礼文島は通年オープンする事になり、島民の方々にも少しはお役に立てているのでは、と思っております。
 
さて、チームリーダーはすっかり島が気に入ってしまい、昨年からの冬は残っているのですが
さてさて、島の冬は大変だろうと思います。
あまりニュースや天気予報では流れませんが、フェリー欠航=陸の孤島になるわけで、資材やら食糧、はたまた人の行き来などシーズンの夏場とは状況が一変。
いくら便利な世の中とはいえ無理な事は無理なわけで、流通が止まると生活がストップするわけで。
生存確認を含めて春位には行ってこようかと思っております。
 
ここまでが簡単に立ち上げの事を書いてきました、その他にも面白いエピソードもあるので、折に触れ書いていきたいと思います。
 
さて、今年ももう2月です。札幌は雪まつりでにぎわっておりますが、あっという間に春が来るでしょう。
 
今回感じたのは、まだまだ知らない世界があるし、そんな事出来ないという事はないという事。
ついつい、年齢のせいや環境のせいにしがちですが、それも自分がそう思っているだけなんだという事。
そんなこんなを含めて、また一歩成長して未知を行きたいと思っております。
つたない文章にお付き合いいただき、ありがとうございます!

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