![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52734300/rectangle_large_type_2_1e457dbe9e03c90babc7ad548bb19c0e.jpg?width=800)
「階段式純情昇降機」の魅力を凛世担当Pが全力で語ります!!!!!!【シャニマス】
とにかくかわいい!!!!!!!
以上!!!!!!
<杜野凛世関連記事>
ごめん待って、最初から語らせて
それは実家のリビングで、ストロングゼロをキメながらシャニマス公式生配信を見ていた時のこと。初のSHHisゲスト回。担当声優お二人(紫月杏朱彩さん・山根綺さん)による情熱のこもったトークが満載でした。
SHHisの活躍に期待が膨らむなあ!! 3rdライブツアー福岡公演ではどんなパフォーマンスを見せてくれるんだろう? ……お、最新情報告知のコーナーか。次のイベントは——
!?!?!?!?!?!?
えっ凛世!?!?!?!?
甘ロリ&デコ出しツインテール凛世withエスカレーター——SHHisに注目していたらそんな新概念に突然ぶん殴られるという【劇・的・体・験】。冗談抜きで拍手と大声が出ました。
つまり!!
「階段式純情昇降機」の魅力は!!
イラストやコミュだけでははない!!
第四の壁を乗り越えたファースト・コンタクトの時点で!!
私に驚愕と感動を与えてくれたのです!!
生まれてきてくれてありがとう!!!!
凛世!!!!!!!
……そんなドラマチックな発表から3日後の5/20。フェスイベント「スプリング・フェスティバル」が開催されました。イベント報酬アイドルとして待望の「階段式純情昇降機」が配布開始。
美琴さんのSSR演出いいなあ……大人の女性って感じだ……さて、次はいよいよフェスイベントの告知だ——
!?!?!?!?!?!?
ゴスロ凛世!?!?!?
通常衣装は甘ロリ、フェス衣装はゴスロリ——隙を生じぬWロリータファッションであることが判明。シャニマスくん……オマエさ、そんな合体技すんの……反則(ありがとうございます)
「よっしゃああああ!!!! さっそく手に入れるぞおおおお!!!! さっさとフェス回すぞオラあああああああ!!!!!!」
「ええい!!!!!!! 今はそんなことどうでもいい!!!!! 私はグレフェスガチ勢じゃあないんだ!!!!!! 凛世に会わせろ!!!」
「花風真乃いっけえええええ!!!! ぶちかませ!!! 全属性50%バフいつも助かってるぞおおお!!! #限定煽り #シャニマススクショ下手くそ選手権」
「完凸よし!!!!!👈」
ということで、本記事では「階段式純情昇降機」について語ります!!
Twitterを見てみると、凛世担当でない方々も「なんだこの凛世!? かわいい!!」と反応しているツイートを多々見かけました。この凛世には普段とは異なる意外なかわいさがある! という共通認識があるようです。
では具体的にはどこが普段とは異なるのか? そしてこの凛世のイラストやコミュにはどんな魅力が秘められているのか? それを凛世担当Pである私が全力で解説します!!! 全力で!!!!
(※以下、凛世GRAD、「階段式純情昇降機」「微熱風鈴」「ふらここのうた」「杜野凛世の印象派」「凛世花伝」「われにかへれ」「ロー・ポジション」八宮めぐる「小さな夜のトロイメライ」のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください)
イラスト——ぷにぷにしたロリ感
真っ先に語りたいことがあります。それはこの凛世はぷにぷにしたロリ感があること。……めちゃくちゃキモい言い回しで申し訳ない。これ以外に的確な表現がありませんでした。
普段の凛世は「ほっそりとした体型」「雅な和装」が表現される傾向にあります。しかし、それとは対称的に、このイラストの凛世は「柔らかそうな肌」「華やかな甘ロリ服」が表現されています。これが普段とは異なるかわいさに繋がっているのです。
詳しく解説していきます。まずぷにぷに感について。
ほっぺたのぷにぷに感。デコ出しで卵のような顔の丸っこさが強調されているので、いつもより幼く見えます。「ほっぺた柔らかそ〜!! つんつん突っつきたい〜!!」ってなります。
かてえ。
腕のぷにぷに感。「われにかへれ」と並べると違いは一目瞭然。「われにかへれ」では水着で全身を晒しており、ほっそりとした体型が強調されています。おへそとくびれすき。「階段式純情昇降機」ではふんわりとした洋服で体型が分かりづらく、肘を曲げた時の肉感がぱっと目に付きます。
……これ本当に同一人物か? って思ってしまうほど印象が異なりますね。
続いて、ロリ感について。
ツインテールによるロリ感。二つ結びはこれまでにもありましたが、印象は異なります。「階段式純情昇降機」はツインテールをシュシュで結ぶことで活発なロリという印象。一方で、「水色感情」は三つ編みによって物静かな文学少女という印象があります。ところで——
ねえ!!!
みんなはどっちの凛世がすき?
私はね……
どっちも好き!!!!!!!
もりちゃんはね!!!
色んな髪型やお洋服が似合っちゃうの!!!!
も〜〜〜〜!!!
すっごくかわいいんだから!!!
やばいわ〜〜〜〜!!!!!
……甘ロリ服によるロリ感。ふんわりとしたフォルムのトップスと、所々にある花柄の刺繍によって、かわいらしい印象があります。
左:階段式純情昇降機
中央:ポシェットの中には
右:はれのひ喫茶店
「小糸ちゃんっぽいな」と誰しも思ったかもしれませんが、実際に並べてみると微妙に印象が異なります。凛世はエレガントな甘ロリ感、小糸は庶民感があります。
凛世は衣装やアクセサリに高級感があります。一方、小糸はプリント柄のお洋服で、目玉焼きのヘアピンというファンシーなアイテムを身につけています。凛世の浮世離れした少女感と、小糸の小動物的な可愛らしさ。二人の個性の違いがきちんと衣装に反映されているんですねー。
凛世のヘアピンどっかで見たような気がした
— いを (@iwoiwo1010P) May 16, 2021
まぁまぁ似てた pic.twitter.com/8BdwyoPc3r
Trueコミュ名は「チョコレートソースの夜」……
ちょこりんの匂わせである可能性がワンチャン……?
あとコミュでも「でろーっ」「ぐるぐる」「とろっ」といったかわいい語感のオノマトペが多い。それがまたロリっぽさある。かわいい!!
以上、ぷにぷにしたロリ感の解説でした。繰り返しになりますが、「ほっそりとした体型」「雅な和装」とは対称的な、「柔らかそうな肌」「華やかな甘ロリ服」を描くことで普段とは異なるかわいいを表現する妙技が素晴らしい!!
最近の凛世は普通にお洋服が多いので「凛世はお洋服も似合うよな〜」「お、今回はこんな感じか!! いいね!!」って感覚はすでにありましたが、それでも今回の衣装は衝撃が凄まじかった……!!
「われにかへれ」「十二月短篇」のフェスイラストもぱっと輝く表情がギャップ萌えを誘いますが、それとも異なる甘ロリとしての可愛さ……!! グレートですよこいつはァ……!!
コミュ「某日、入り前」——でろーっ、オフ、エスカレーター
さて、コミュ読むか……
ははっ、いい返事を期待してるよ……(なあ凛世……凛世にとっては初対面だけれど、私は何度もループしてこの光景を見ているんだ。すまないけど今さら驚きは……)
あっ!!!!!! かわいい!!!!!!!!!
えっ!?!?
ここの選択肢変わったの!?!?
幻覚でした。冷静に最初から振り返ってみます。
凛世は仕事中ではないオフの時、無意識に眉間にしわを寄せていた。それを見たプロデューサーは「いつも全力出してくれるのが凛世のいいところだけど……オンとオフが、もう少しはっきりしてたっていい」とアドバイス。
ほら、眉間に指をあてて……ぐるぐる……目を閉じて、リラックスできることを考えよう……トーストの上で、とろっと溶けるバター……「パンケーキの上に……でろーっと広がる、チョコレートソース!」
(シャニPってブラックコーヒー愛飲してるけど、意外と甘い物も好きだよな……なあ円香?)
凛世は「でろーっ」と聞いて微笑む。あれっ、擬音として合ってるよな? 戸惑うプロデューサー。間違っていない。どうやら凛世は「でろーっ」の語感が気に入ったらしい。このコミュだけで(回想シーンも含めると)7回も言っちゃうほど。最近覚えた言葉を繰り返し使う幼女じゃん。かわいい。
「ふらここのうた」より。似たような会話がありましたね。
この会話の最中は室内灯はオフでしたが、終わるとオンになります。オフとオンの切り替えを室内灯で表現する。こういう小粋な演出を挟んでくれるシャニマスくんすきだよ。
余談。オンとオフ、といえば八宮めぐる「小さな夜のトロイメライ」。プロデューサーとめぐるのオン・オフの姿が描かれました。こういう繋がりが見えてくるの楽しいよね。
さて、ここで一旦解説を挟みます。「でろーっ」について。
「締まりなく、流れたりたれさがるさま」(上記サイトより引用)という意味あるので、プロデュサーの表現方法は間違っていません。
ただ、この「でろーっ」は「人間がだら〜っとした状態」を指す言葉としても用いられます。にじさんじ所属バーチャルライバー・樋口楓さんは、授業中にでろーんとした姿勢で寝ていることから、でろーんという愛称がついたそうな(樋口楓 - にじさんじ非公式wikiより)
10月23日(金)18時からにじさんじ所属の月ノ美兎さん、樋口楓さんにシャニマス2.5周年記念配信をしていただくことになりました!
— アイドルマスター シャイニーカラーズ公式 (@imassc_official) October 22, 2020
番組後半には、杜野凛世役 丸岡和佳奈さんと浅倉透役 和久井優さんも出演予定ですのでみなさんお楽しみに!!https://t.co/h9bLRKTwS5#シャニマス #にじさんじ pic.twitter.com/bZPmh65W6m
余談。樋口楓さんは、シャニマス2.5周年記念配信で月ノ美兎(敬意を込めて呼び捨て)と共演していた方。その後も一緒に円香をプロデュースしたり、アイドル達の教室の席順を妄想したりしていました。ソロ配信ではストレイライトのコミュを熟読。でろーんとでろーっ……上記サムネには凛世……運命的なものを感じる。
締まりなく流れる状態、人間がだら〜っとした状態。この二つの意味を押さえると、コミュを俯瞰することできます。それではエスカーレーターの場面を見てみましょう。
凛世はでろーっとした変顔でプロデューサーをからかう。……(妄想中)……うん、かわいい表情だね!!
おいおい、今日はこれから仕事で忙しくなるぞ? とプロデユーサーが調子を合わせながら諭す。凛世はこう答える。
「問題ございません……ここをのぼりきったら…………杜野凛世はアイドル……」
「——パンケーキは……しばし……おあずけ————オンでございます……プロデューサーさま…………」
こうしてエレベーターは動き出す——ここ、階段ではなく、エレベーターでもなく、エスカレーターであることに重要な意味があると考えています。
(ちなみにこのエスカレーターの聖地は国立新美術館説、日本科学未来館説などがある模様)
階段は立ち止まることができる。でもエスカレーターは立っているだけで流されていく。エレベーターは閉ざされた空間。でもエスカレーターは開けた空間であり、周りの景色を見ながら、上の景色もほんの少し見える。
たとえ望まずとも、時間はエスカレーターのように自然に流れる。プロデューサーとのでろ〜っとしたオフの時間はいずれ終わり、アイドルとして仕事をする時間がやって来る……エスカレーターが目的地まで運んでくれるように。
「でろ〜っ」は、だら〜っとした甘いオフの時間と、それはやがて過ぎ去るものであることを表現しているのではないでしょうか。エスカレーターと合わせるとそんな暗喩が読み解けます。
そして、凛世はプロデューサーと過ごすでろ〜っとしたオフの時間が終わることをただ憂うだけではない。プロデューサーに一から十まで導いてもらうわけでもない。アイドルとしての自覚を持ち、オンに切り替えて前に進むことができる。そんな芯の強さを感じさせてくれます。つまり——
「階段式純情昇降機」の魅力は!!
かわいいだけじゃない!!
立派に成長する少女としての凛世がいる!!
これだけでも覚えて帰ってください!!
……ちょっと語りますと、このイラスト、「P視点なのにアオリ構図だ!!」ってのが衝撃的でした。身長差があるから普段はこうはならない。いつもとは違った視点になることで、凛世の背中が大きく見える、一歩先の未来に凛世がいると感じられる。そんな構図であるように思います。「階段式純情昇降機」ってタイトルがそもそも、放クライベントコミュ「階段の先の君へ」を意識しているんだろうか。
思い出アピール[go]onは、進む、続ける、(何かが)起こるなどの意味があるイディオム。ここにも、凛世が自主性を持って前に進み続ける少女であることが表現されています。
とはいえ……
この手を組む仕草。
どこまでが本当かは分かりませんが、胸の前で手を組む仕草は、手に力が入っている=緊張状態にある心理の表れらしい。
キリっとした表情をしているけれど、プロデューサーをからかってみたり、仕事に向けて気を高めていたり……実は内心そわそわしているのかもしれません。こういうあどけなさが残るところはやっぱりかわいい。
……今思ったんですが、ほっぺた・腕・手をくまなく観察するのって冷静に考えたら、
「きもっ」より「きっしょ」のほうが凛世の無声歯茎硬口蓋摩擦音を堪能出来て気持ちいいっていうアカデミックなコメントほんとすき
コミュ「チョコレートソースの夜」——「われにかへれ」の続編として
ここすきポイントをざっとまとめるだけです。
プロデューサーはオフの寝ている時なのに、鬼のように眉間にしわを寄せている。
そんなプロデューサーを見て、凛世はぐるぐるした。この描写ついて——
「凛世がプロデューサーの眉間に触れてぐるぐるしているようです。興味深い行動ですね」
「いや、それは卑しかー!が過ぎる。凛世は虚空を指でぐるぐるしているだけ。触れてはいない。ススッって効果音が聞こえるけど、これはただの衣服が擦れる音」
「しかし、最近の凛世は思い切った行動をする傾向が……」
「は? 凛世は奥ゆかしい女性なんだが?」
「凛世花伝では背中に文字を書いたという前例が……」
「微熱風鈴では思い留まっただろ!!」
「自分の額をぐるぐるした可能性も……」
という議論が凛世学会で交わされていました。凛世のボディタッチについては常に激論が繰り広げられます。私も意見を求められたので——
ここ「オフにしてくださいませ↑」って声のトーン上がるの、ちょっと叱りつける感じがあってかわいいよね。私もこんな風に凛世に叱られたい。って答えました。全会一致で可決されました。
照明によるオン/オフ切り替え演出はここでも。
プロデューサーは、凛世が残したパンケーキを素直に受け取る。ここで思い出すのは「われにかへれ」の一場面。
「われにかへれ」第3話「こもれ 日」。凛世はプロデューサーの分までお土産を買おうとするが断られた。プロデューサーの社会的立場を考えれば正しい行動ではあるのだが……写真を断られた件もあり、凛世はふてくされてしまう。
選択肢「……まんじゅうがいいよ」。プロデューサーは凛世の優しさを汲み取って「ありがとう」と伝えるべきだったと反省。他の選択肢でも言葉が足りなかったと反省する。
これを踏まえてコミュに戻ると——
言えたじゃねえか……
たとえパンケーキを一緒に食べられずとも、二人はお互いの思いを通じ合わせてひとつに溶け合う。でろーっとしたチョコレートソースのように。そんな素敵なコミュでした。
コミュ諸考察——「ロー・ポジション」の続編として、今年の凛世コミュのテーマ
もちろんこのコミュ単体でも充分楽しめます。しかし……
「ロー・ポジション」の続編として読むと!!!!
やばい!!!!!!!
「階段式純情昇降機」では、凛世とプロデューサーのオフの時間が描かれました。実は先々月実装されたpSSR「ロー・ポジション」も同じ題材を扱っているのです。そして、この二つのコミュを元に考えると、今年の凛世コミュのテーマが見えてきます。
「ロー・ポジション」のコミュをざっくり振り返ると——
起:
プロデューサーは学校帰りの凛世を偶然見かける。もりちゃんと呼ばれ、「やばい」と言っては友達と笑い、ナゲットをあーんしてもらう……そんな知らぬ顔(コミュ名)の凛世を。
承:
凛世もプロデューサーの知らぬ顔を見る。「難しいな、凛世 年齢も性格もバラバラの、たくさんの人と仕事をしてくって」大人の世界で、何が正しい行動なのか迷うプロデューサーの姿を。
凛世はそんなプロデューサーの隣に立ちたいと思った。「では……凛世も……お隣で……迷わせてくださいませ……」
転:
まだ寒さが残る早春の朝。凛世はプロデューサーを労るために味噌汁を振る舞う。プロデューサーはまたしても、凛世の知らぬ顔を知った。
結:
「なんていうか……凛世にも、色んな時間があるんだなって」「アイドルでいるのが、当然じゃないんだよなって」
お互いの知らぬ顔を知った二人は「アイドルじゃない凛世さん」と「プロデューサーさまではないプロデューサーさま」として向き合い、クレープを食べに行く——
アイドルとプロデューサーという関係だけで終わらない、それ以上の、ひとりの人間としてお互いに向き合うという新たな可能性を切り拓いたのです。
(上記記事より引用)
クレープを食べに行くところで当該コミュは終わりました。最後は画面がぱっと暗転します(オフになります)。アイドルとプロデューサーという関係から離れた二人がどんな会話をしているのか、読者に想像を委ねるような終わり方でした。
「階段式純情昇降機」はそのアフターストーリーとして読むことができます。お互いの知らぬ顔、オフの顔を知った二人が、共に歩み続けている物語として。これからもそんな二人の関係が続くんだろうな、と思わせてくれます。
(「ロー・ポジション」のクレープを意識して、「階段式純情昇降機」はパンケーキにしたのか……ってのはさすがに考えすぎか)
"アイドルとプロデューサー"
という関係だけで終わろうとしない。
お互いにひとりの人間として向き合い、
理解を深め合う。
これが今年の凛世のテーマではないでしょうか。
なぜこれが今年のテーマなのか? 実はこのテーマ、昨年の凛世コミュと地続きになっているのです。
こちらは高山Pインタビュー記事。同企画ではファンにアンケートが実施されました。
「この1年で、あなたにとって最も大きな存在となったアイドルを教えてください」という質問に杜野凛世を選んだ方々の代表意見は、「二人の関係の変化」「凛世の秘めたる心情と、それを表現しようする健気な姿」が印象的だったという方向でまとまっています。
われにかへれ第3話「こもれ 日」。ツーショット写真もだめ、土産ものも買っちゃだめ……ピシャッ!(戸を閉める音)
昨年の代表コミュはGRADと「われにかへれ」。GRADでは急に連絡がつかなくなったり、「われにかへれ」では部屋に閉じこもったり、凛世は今までにないほど自分の感情を強く出すようになりました。
GRAD「いたかった」より。凛世がプロデューサーに秘めている心情を思うと、優しいけれど残酷な場面。読む度に感情がぐちゃぐちゃになります。
プロデューサーは「なんで凛世は急にこんな行動を!?」と最初は戸惑いました。しかし、凛世の真意を必死に考たり、聞き出そうとしたりします。
GRAD「いたかった」より。「前に……進みたくて…………人の……心を…………動かしたくて…………」凛世の精一杯の言葉が心に染みます。
凛世は彼の言葉に応える。二人はすれ違いながらも、お互いの気持ちを伝え合い、少しずつ近づくことができた。そんな二人の関係性の発展が、「ロー・ポジション」のアイドルとプロデューサーではない関係、「階段式純情昇降機」のオフに繋がっている。共に同じ景色を見るために——それが私の解釈です。やばい……
でも「GRADと「われにかへれ」と「ロー・ポジション」を読んだ後に「階段式純情昇降機」を読めやああああああああ!!!」って言うつもりは全然ないです。製作陣もコミュ単体で面白い読み物になるように当然意識しているだろうし。そもそも本当にこのテーマを元に作られているかも定かではありません。正直自信がない。所詮はオタクの妄想です。コミュを別角度から楽しむ一助になれば幸いです。
ゴスロ凛世の魅力
かわいいいいいい!!!!!!!
でもこのイラスト、よく見ると「死」の暗喩に満ちています。鋭い刃物を思わせる針、蜘蛛の糸に絡め取られた獲物、影に覆われてどこか生気がない動物達のぬいぐるみ、背景は全体的に暗くて彩度が低い……
しかし、その中央にはライトに照らされた可愛らしい凛世がいる。光が影を色濃くし、影が光を際立たせる。見た目的にも、暗喩的にも、明暗と彩度のコントラストが見事に調和したイラストに仕上がっています。
そして、この「明暗のコントラスト」が、凛世という少女の性格を的確に表現しているように思います。
凛世は落ち着いた佇まいの大和撫子(公式サイトプロフィール)。でも根暗ではないし、感情が希薄なわけでもない。ぱっと明るい表情を咲かせる乙女。凛世を知って間もない頃はそのギャップが印象的でした。
要は多面性ですね。シャニマス特有の第一印象だけでは判断できない感じ(って言い方はよくないけど)。実際、Twitterで大量投下されているゴスロ凛世のファンアートは、お人形さんっぽさを強調するものから、ゴスロリの可愛さを強調するものまで、色々なイラストが描かれています。
これは「お人形さんみたいだな…」と第一印象を持つも、その後割と冗談を言うし笑顔もみせるタイプのゴスロ凛世ちゃん。 pic.twitter.com/YQedw9Xh2f
— しょたん🐙 (@DENTAN_san) May 21, 2021
ゴスロ凛世rkgk… pic.twitter.com/WB3BCYZfbE
— まめこ (@l8_w3) May 21, 2021
みんな違ってみんないい。たったひとつの題材で多様性が生まれている。凛世の多面的な魅力を実感できる。何より見ていて純粋に楽しい。目の保養になります。たくさんの絵師の方々に感謝!! 本当にたすかってます!!
おまけ① 次のpSSRを予想しよう!
ここからは本編と関係ない内容。次のpSSR実装時期とコミュ内容を予想します。私の予想はずばり——
次の凛世pSSR実装は秋!!
1周目pSSR「杜野凛世の印象派」のオマージュ!!
まず実装時期について。1月に「祝唄-hogiuta-」、3月に「ロー・ポジション」、5月に放クライベントコミュ「ミッション・コンプリート!」と「階段式純情昇降機」……一気に供給が来たので今後数ヶ月は動きがないでしょう(つらい)。どんなに早くても秋〜冬頃になりそう。
「ロー・ポジション」で春の訪れを感じせた直後に冬のコミュを描くか? せめて夏・秋を一旦挟んでから冬に行くんじゃないか? 夏は前々回「われにかへれ」で題材になったから避けたい、実装時期も早すぎる……となれば秋だ!! で、秋といえば1週目pSSR「杜野凛世の印象派」。
「プロデューサーさまではないプロデューサーさま」と、「アイドルじゃない凛世さん」が描かれている今だからこそ、原点に立ち返る意味がある。たとえ大雨が続く日でも、信頼し合っているからもう心細くない。「かつぷめん」は自分ひとりで作れるようなっている——そんな二人の関係の変化と、凛世の成長ぶりを感じさせるコミュが、次のpSSRコミュではないでしょうか。……それだけ特別な意味があるなら限定pSSRじゃね?
期待だけさせて、外れてたら申し訳ないです。ま、たとえ外れたとしても、妄想して脳内で生み出せばいいだけのことです。たやすい。
おまけ② 考察ツイート、雑記
最近の凛世に関する考察ツイート。
凛世の衣装ポエム、昨年のサンセット衣装と、今回のユナイト衣装では、どちらもプロデューサー("P")が光学装置に見立てられてますね。
— 灰猫 (@schiff042) April 12, 2021
一筋の光は"P"rismによって多彩な光になり、たとえ遠くにあっても telesco"P"eによって視認できる……か pic.twitter.com/yinXdY9ZNF
来年の衣装ポエムにも期待がかかりますね。
凛世の三周年記念コミュは、源氏物語の「すずめの子を犬君が逃がしつる。伏籠のうちにこめたりつるものを」が元ネタかな。
— 灰猫 (@schiff042) April 23, 2021
籠の中の雀は人の手によって解放され、飛び立ってしまった……暖かさの中に寂寥感があるのが趣深くて良いですね。 pic.twitter.com/pZ8CuZYFtx
仮に元ネタ考察が正しければ、雀の子は凛世の暗喩でしょうか。凛世は箱入り娘だったけど、プロデューサーとの出会いをきっかけに鳥籠から飛び出た。「明日もこのように過ぎましょうか」……温かくも、どこか切なく感じられます。
……以上です!! 前回の「ロー・ポジション」記事に引き続き約9,000文字!! 長えよ!! ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!!
それにしても「階段式純情昇降機」ってタイトルいいですよね。まず語感がいい。かいだんしきじゅんじょーしょーこーき。声に出して読みたい日本語。そして「階段式」「昇降機」という無機的な単語に「純情」という乙女チックなワードを入れるだけで、全く別の景色が見えてくるのも面白い。しばらくはエスカレーターに乗る度に、凛世のことを思い浮かべそうです。
本記事は実装から2日後に完成しました。今までのコミュを振り返ったり、画像作ったり、妄想を高めたり……食事が疎かになるほどに作業に没頭し、私の血肉を注ぎ込んだ魂の叫びをしたためました。案の定、体調崩してます。疲労感がやばい。寝ます。おやすみなさい。凛世関連で大きな動きがあったらまた会いましょう。それでは!!