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フランクフルトへ【ドイツ鉄道旅行2023】

 5月20日8時45分に羽田空港第3ターミナルに着いた。出国審査は大行列がとなっていたが、Lufthansaのチェックインカウンターは空いており、手続きはすぐに終了。両替やポケットWifiの手続きも済ませて展望デッキへ。

 9時50分過ぎにFrankfurt (M)発のLH 716便が着陸してきた。機材は747-8i、D-ABYD "Mecklenburg-Vorpommern“。この折り返しのLH 717便に搭乗する。

 ピーク時間が過ぎたのか、出国審査は先程の大行列が嘘のように空いており、搭乗口には10分程で着いてしまった。ジャンボ機を眺めつつ、搭乗開始まで待つ。11時30頃にようやく搭乗し、後部の2人席の窓側に座る。見渡す限り、機内はほぼ満席のようだ。程なく出発し、12時08分に滑走路34Rより離陸、すぐに雲の中に入っていく。

 離陸から1時間、太平洋上空に出て機内の雰囲気が落ち着いてきた頃、飲物とスナックのサービス。旅の始まりはビールで。半年前に搭乗した時はエコノミークラスの食事は1種類のみであったが、今回はメニューカードが配布され、2種類からの選択に戻っていた。ベジタリアン向けのパスタを選び、白ワインと共に楽しむ。

 飛行機はベーリング海上空を北東に向けて飛ぶ。飛行予定時間は14時間、シベリア上空通過の頃に比べると2~3時間延びたが、機窓に広がる光景は見応えがある。アラスカで美しい日没を眺めるが、北極圏に入ると白夜の時期に近いためか、すぐに明るくなる。

 

 機内Wifiサービスは有料ではあったが、安定して接続できて、退屈しのぎに大いに役立ったが、北極圏に入るとつながらなくなる。途中でおにぎりのサービス、ついでに白ワインを一杯。

 

 グリーンランドを経て、ノルウェー上空をフィヨルドを眺め、デンマークへ。ここで2回目の食事サービス、といってもサンドイッチと果物とチョコレートという至ってシンプルなもの。サービスダウンと言われても仕方がないが、到着前はこれくらいで良いとも感じる。

 飛行機はドイツへ入り、高度を落としていく。Frankfurt (M)の中心部をかすめ、空港の南西から大きく回り込むようにして、午後07時08分にFrankfurt (M)国際空港に着陸した。

 飛行機は何故かターミナルビルとは異なる方向へ進んでいく。何とこの飛行機は沖止め。ジャンボ機が沖止めとは驚くが、間近からその威容を感じられた。

 バスでターミナルビルへ移動し、入国審査を済ませ、荷物を受け取ると、もう20時30分近い。S-Bahnに乗車し、Frankfurt (M) Hbfへ移動する。ここで知人と合流し、駅構内のフードコートでビールと共に夕食とする。短い時間ながら鉄道話で盛り上がり、充実したドイツ最初の夜となった。

もう夜も遅い。鉄道を楽しむのは明日にして、中央駅近くのホテルにチェックインし、長い一日を終えた。

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