基礎練ってなぜ必要??
よく基礎練習が出来ない、三日坊主で終わってしまう話を聞きます。
以前にも少し触れましたが、よく基礎練は大切だという話は聞くけど、なぜ大事かというのがイマイチ曖昧だったり抽象的で終わっていることが多いので、ここは私なりの見解を記してみます。
人によって意見や考え方は様々にあると思いますので、いち意見として取り入れてもらえれば幸いです。
というのも、私自身も昔から基礎練習というのが苦手だったので、気持ちは痛いほど分かるのです。
納得しないと出来ない、というような生粋の生意気さを兼ね備えていたので、なおさらそれをいいことに、やらなくて済む理由ばかり探していたのかもしれません。
しかし、自身のLIVEなどが活発になるにつれ、練習だと出来るのにLIVEでうまく使えない、などのシーンが増えてきたのです。歌にしろピアノにしろです。
つまり、自分に都合のいい環境や状況下ではその技術が使えても、ふとした瞬間やここぞというときには使えない、あるいは瞬間的な緊張により、演奏への集中状態が一瞬のうちに解かれてしまうのです。
そのときに基礎が足りないのだとハッキリ実感した訳ではありませんでしたが、そのあたりに自分の成長の鍵があるのだろうと考えてはいました。
基礎練も色んな取り組み方があって、自分に合わないやり方をしているとなかなか続かないと思います。
私も心が折れながら、模索を繰り返した結果、これなら続けていけそうだという自分に合ったやり方が見つかり(詳しくはレッスンにて)、今ではむしろ楽しく、LIVEさながらの集中力をもって臨めることが増えてきました。
最初の1、2ヶ月だけでもやり続けると明らかに変化を実感するはずです。ピアノだったら指の動きがスムーズになっていったり、考える時間が減ったり、ギターなら指が硬くなってきますよね。
そうすると、もうこれ以上やっても同じじゃないか、もう結構出来てきたからという油断が生じやすくなってきます。
しかし、その状態でLIVEなど行っても、そこではほぼそれらは使えないはずです。
話し言葉くらいに完全に基礎が浸透していないと、本番などではなかなか使えないのです。
ではどれくらいやれば浸透するか、これは人によると思いますが、ただひとつ言えるのは、やらなくなると全て抜け落ちます。ギターも指が柔らかくなるでしょう。ピアノでスケールを弾くにも、何だっけとなるでしょう。
どれだけやれば出来るようになるかは分かりませんが、やらなくなればまた振り出しに戻るということだけは間違いないかと思います。
だからミュージシャンだけでなく、アスリートにしたって、基礎練を欠かさないのだと思います。
そんなところで引っかかって大切な試合やらを落としたくないはずですから、せめて基礎くらいはいつでも完璧にしておく。
そんな考え方なのかなと思います。
実感が湧かないうちはなかなか続けるのは大変ですが、だとすればもっとどんどん活発に行動して、自身の実感にぶち当たるまで出来る限りをやり尽くすべきだと、私は考えます。
なかなか疎かにしがちな部分かもしれませんが、誠実な練習は裏切らないです。しかし、粗末な練習は簡単にあなたを裏切ります。
ぜひSidewaysのレッスンにて、取り組み方を一緒に模索しましょう。
お問合せをお待ちしてます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?