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地域の人事部という仕事

こんにちは!サイドストーリーの渡邉です。本日は私が仕事でしている分野について説明をしていきたいと思います。
ところで、みなさん。「地域の人事部」って聞いたことありますか?
「地方にある複数の会社の採用のお手伝い?」
「HRに関する勉強会やる?」
「地域の人の就職相談うける?」
等々、地方×人事で思いつくことはあると思います。
一応定義が存在するので、お伝えしていきます。

地域の人事部ってなに?


関東経済産業局 地域の人事部報告書より抜粋

最近、都市部の企業では人的資本経営に向けた新たな人事制度やら、副業兼業の推進やら、テレワークやら目新しい人事系のものを取り組んでいるの目にします。地方でもせめて地方都市って言われるところでちょこっとくらい。ほとんどの企業こういうものに取り組めていないです。マジで一部。

中小機構HPより抜粋

中小企業の中でも専任人事を置かないレベルの会社(社員20名以下レベル)も40%程度。数百万社クラスで存在します。もちろん都市部よりも地方部に多く存在することは当たり前。

総務省統計局「日本の統計 2021」より抜粋

地方は都市部以上に人離れは深刻です。これは様々な理由がありますが、求める生活水準が地方側にある人は現在もマイノリティなもので、そもそもの母集団形成から難易度高いものだと思います。地域の中での人の奪い合いも起きたり、使えないからやめさせる等、、、地方のほうが人事における治安は悪いかもしれません苦笑

かといって人事・採用担当を置けるほどの余力がないのも事実。経営者の方も社員を守るために売り上げ・粗利を上げることに集中している中で、今働いている人に目を向け労働環境改善や人材育成をするというのは中々に大変であることは想像に難くないです。

人材業界の人たちは救世主になれる?地域で必要とされる仕事

さあ、何となく、地方の人事はやること多そうだなと思った人事の方、人材業界の方でいると思います。はい、めっっっちゃありますw

サイドストーリー独自で作成

ざっくりお伝えすると「採用・労務・人材育成・経営者教育・公共事業企画」をまるっとやる感じです。特に業務が多いのは国の調査の通り”人材不足”の課題です。正・契約社員の採用、副業兼業メンバーの活用、派遣社員の活用(※特定地域づくり事業協働組合)等で関係人口、移住人口を増やす活動を行っています。
元々人材業界にいる人にとっては移住・定住をテーマとした地方ビジネス事業は親和性がある業務が多いと思います。
【私が活かせている経験】
ー採用支援事業
・採用ヒアリングで得た業種・職種の知識→採用代行
・様々な採用支援方法(紹介・広告・DR等)の知識→採用代行
・労務の基本的な知識→会社の労働環境改善提言(専門知識持って提言できる仲間もいる)
ー移住後の支援活動
・再就職支援事業(ダブルジョブで公共事業部にいたとき)→地域で倒産した企業の就職サポート活動
・求職者の就職支援→移住者定着サポート
・派遣事業の仕組み理解→特定地域づくり事業協働組合の運用
と上げるとたくさんあります。まだまだ出てくるくらい。前職や業界大手の方が思いのほか誰もやらないので、どんどんいろんなエリアで仕事作っちゃおうと思いますw
ちなみに私は来年以降は労務や人材育成について注力していきたいと思います。「人が辞めない環境づくり・今いる人の生産性を上げる」は他の地域の人事部でもやっていない印象を受けるので。一番領域を網羅して、成果を出して、地域の人事部のベースを上げることをしていけたらと思っています。

地域の人事部を行う私が地方で今やるべきとおもっていること

上記のように採用労務が中心な地域の人事部事業ですが、私が今自治体の方と話している分野は「そもそも面白い仕事を創ればいいんじゃないか?」という新規事業・創業・企業誘致をテーマです。
最近関心があるのが「謎に神格化されている(高単価になっている)業務をどうやって平準化(安くして誰でもできる)された仕事にするか」ということ。これをいろいろな企業様と連携をして会社を作っていっています。地方企業のバックオフィスの世界が変わるゲームチェンジをしていきますがこの中身は内緒ですw

地方(特に田舎)は面白いビジネスチャンス、社会意義のあるソーシャルビジネス作りの機会はまだまだある気がします。どんどんおもろい仲間が集まってきていて、どんどん面白いことができそうな気がします。私はHRの分野を究めていきます。

今日はここまで