「シンプルなデザイン」と「デザインしないこと」の違い
スタイルを大切にするビジネスオーナーさんとデザイナーさんを応援するwebデザイナー安間祥子です。
自分のビジネスにはデザインは必要はない。
飾り立てすぎず、シンプルなくらいがちょうどいい。
そう思ったことはありませんか?
シンプルなデザインって素敵ですよね。
私も大好きです!
でも「デザインは必要ない」という考えは、もしかしたらデザインについてちょっと誤解しているかも。
この誤解を放置していると、あなたのビジネスのブランド力を下げてしまうことになるかもしれません。
ってことで今日は、意外と多くの方がしてしまっている「シンプルなデザイン」についての誤解を解説してみたいと思います。
これはシンプルなデザイン?
百聞は一件にしかず。実際に例を見てみましょう!
お客様に伝えたい内容を書き綴った資料を用意しました。
↓↓↓
はい。
ぱっと見どう思いましたか?
たしかに、超シンプルですよね。笑
でも、
・文字多!
・なんだか読みにくい
・読む気にならない
・ちょっとよくわかんないw
と思いませんでした?
私だったら確実に読み飛ばしますね。笑
資料を作るとこんな状態になっちゃっている方もいるのでは?
いや、内容がしっかりしていれば、無闇にデザインする必要はない。
という声も聞こえてきそうです。
はい。
デザイン=装飾
という意味では、私もその通りだと思います!
無闇に装飾して華やかにすればいいってものではありません。
だがしかし!
実は「デザイン=装飾」ではないのです。
では、上と同じ文章を「シンプルにデザイン」したものをどうぞ。
↓↓↓
ぱっとみて、さっきの印象と比べてみるとどうでしょう?
シンプルなデザインには変わりありませんが、さっきよりも
・読めそう
・内容がなんとなく把握できる
・内容気になる
と思ったのではないでしょうか。
(お願い思って。笑)
つまりデザインとは?
デザインはフォントや色・飾りで装飾することと思われがちですが、実はそれはデザインの一側面にすぎません。
特に私たちがビジネスする上でのデザインの役割は、相手に受け取ってもらいやすい状態にして、なんらかのアクションにつなげてもらうこと。なんです。
・発信の内容に目を止めてもらう
・ブログの内容に共感してもらう
・メルマガに登録してもらう
・提案書からの成約率を上げる
etc...
そんな時にデザインは正しく使うととてもいい仕事します。
派手な装飾が自分のビジネスには必要ないから、またはシンプルがいいからといって書きっぱなしのテキストをそのままお客様に見せるのはNG。
それはシンプルなデザインではなく、下書きの原稿をお客様に見せているようなものです。
あなたが最初の画像を見て思ったように
・文字多!
・なんだか読みにくい
・読む気にならない
・ちょっとよくわかんないw
ってお客様に思われてしまうことになります。怖
逆に、ストレスなく見れて理解しやすい資料などはあなたのビジネスの信頼度もあげてくれます。
まずは
・端に余白をとる
・文字の端を揃える
・文章にメリハリがある小見出しを付けて理解しやすくする
など、読む人がストレスなく見れるように思いやりや気遣いを意識して整えてみてください。
デザインするというよりはマナーに近いイメージです。
ぐっと届きやすいものになるし、見た目もかっこよくなりますよ!
いい商品やサービスを、いい状態で世界に紹介したい。
これは私がデザインの仕事をお受けする上で大切にしていることです。
この世界には、熱い想いがつまった素晴らしい商品やサービスがたくさんあります。
いいデザインはそんな商品やサービスをお客様に届きやすい状態にしてくれる心強いパートナーだと思っています。
でも、「デザイン」というとまだまだデザイナーの専売特許のように思われがちですよね。
自分はデザインのセンスがないから。。。というノンデザイナーさんも多いです。
確かに素敵な装飾や色使い・世界観作りが得意なのはデザイナーです。
それに、デザインがビジネスに有効なのはわかっているけれど、いつもデザイナーにデザインを依頼するのは時間的にもお金的にも難しい。というのも現実ではないでしょうか。
でも、今日お見せしたように情報を整理したり、見やすく届きやすくするデザインならちょっと気にかけて毎回行っていればすぐに身につきます。
あなたの大切な商品やサービスをより良い状態にしてあげるためにもぜひ「装飾するデザイン」ではなく「思いやりのデザイン」を味方につけてもらえたら嬉しいです。
今よりも多く、あなたのサービスや商品を必要としている人に届くようになることを祈っています^^
それでは、大事なことなので、最後にもう一度言いますね。笑
・端に余白をとる
・文字の端を揃える
・文章にメリハリがある小見出しを付けて理解しやすくする
など、読む人がストレスなく見れるように思いやりや気遣いを意識して整えること。
それが良いデザインへの第一歩です。
それでは、今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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