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【Tempo di campagna】囲炉裏がつくる田舎空間で思い出したこと

Ciao tutti!
こんにちは。最近はぽかぽか陽気の日が増えて、春の訪れを感じる季節になってきましたね🌸

先週、長野県信濃大町市にある「界 アルプス」に宿泊しました。
旅の目的は白馬でスノボをすることだったのですが、せっかく白馬まで行くならと、つい先月まで私がマーケティング担当をしていた界 アルプスを拠点にしようと宿を決めました。

界 アルプスはどんな宿かというと…

  • 星野リゾートの温泉旅館「界」ブランドのお宿

  • コンセプトは「信州の贅沢な田舎を体感する」

雪国らしい雁木づくりの外観や信州ならではの田舎文化を表現する囲炉裏の設えが魅力です。
大町温泉郷という小さな温泉郷に位置していて、アルプスの山々を近くに望むことができるとってもいいところにありますが・・・、まだエリアとして知られていない場所にあるので、これからもどんどん魅力を発信しなければ!

滞在中は、何といってもこの囲炉裏が落ち着くのです。気前よくおやきや燗酒をふるまってくれるスタッフと何気ない会話をしていると、他のお客さんも会話に混ざって、いつの間にか全然知らない人とお酒を交えてお話しちゃってることなんて、界 アルプスの滞在中は普通のこと。。

囲炉裏でおやきをいただく時間。
かまどで蒸したおやきを囲炉裏の炭火でパリッと焼いて食べるのが界 アルプス流!

今回界 アルプスに滞在して、せわしなく暮らす私たちに田舎の時間が与えてくれるものやそれを体験する魅力ってなんだっけと、あらためて考えてみました。

田舎の時間は特別で、とってもゆっくり。いや、実際は時の流れは一緒だけど、自分のペースを取り戻せるような気がします。
都会で暮らす日常では、どこかせわしなく、自分のペースをつかむのに何かと苦労してしまいます。でも、田舎の大自然の中では、スピードをコントロールすることに限界があるし、もっと小さなことに時間をかけていいような気持ちの余裕を見つけられる気がします。

信州の暮らしでは、冬はとっても寒くなり、作物が育たなくなるのが自然の流れ。なので、冬以外は、寒さの中で生き延びることに備え、作物を育て、備蓄するためにせっせと働くのだそう。そういう経緯から、漬物や発酵食品が盛んにあるのも信州の特徴です。
こういう営みに触れると、「ああ、毎日なんであんなに早足で地下鉄に向かっているんだろう」とか「ああ、なんでいつもレジであんなに焦ってキャッシュレス決済をやむなく選択しちゃうんだろう」と完全に自分のペースを見失っていることに気づきます(笑)

毎日忙しく暮らす都会人にとって、田舎時間は自分のペースを取り戻し、いい意味で思い通りにならないことを諦めることを気づかせてくれるのかな。誰にでも、リラックスニーズはあるけれど、モノでは癒せない人の心を、自然や香り、音、そしてなんといっても温かい人でじんわりと癒してくれるのが、きっと田舎時間の魅力だと改めて感じました。

皆さんも、たまには田舎時間に浸るひとときを過ごしてみてください♪

囲炉裏の番人と語り合うツーショット

次回は私がマイペースに行っている編み物の紹介をしたいなと思います。
細かーい作業だけれども、地道さが最後には大きな作品となって、自分の成果となるようで、とても楽しいです。

それではCiao ciao~✋




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