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もったいない

日雇い

こちらに戻ってきてから、次の地へ行くまでにちょっと中途半端に時間があるので、万年金欠病を解決するべく、日雇いバイトをすることにしました。
フルキャストという、ところに登録して一日限りの日雇いの仕事を探してます。
髪の毛がところどころ緑ということもあり、接客業は無理だなと思ったのと、深夜の方が時給が良いということもあり、コンビニのお弁当や総菜を作る工場にライン工として働いてます。
そこで、色々と感じることがたくさんあったのでそれをお話しできたらなと思います。

ライン工

今まで経験したことのない種類の仕事だったので、ドキドキしながら仕事場である工場に、最寄りの駅からのバスで向かいます。
夜に20人前後の二とたちが無言で乗るバスw怖さしかありません。
食品を扱うということもあり、基本目しか見えません。
白い髪の毛を入れる帽子みたいのをかぶり、さらに肩まである帽子みたいのを重ね、そしてキャップを被ります。
マスクは常備です。
白い作業服に白い靴、青い手袋をして作業します。
もうこれで、個人は判別できません。
私は、2種類の会社で働いています。
ひとつは、パンを基本的に扱っているところ。
もうひとつは、麺類を扱っているところ。
コンビニを中心として、スーパーなどのお惣菜を作っています。

①パン工場

ここは、大きくて工場に行って当日どこの配属になるか決まります。
私はまだクールと蒸しパンラインしか経験してませんが、ドーナツや和菓子、生洋菓子等いろいろとあります。
クールは、サンドイッチを作ります。
ハムを乗っけたり、きゅうりを乗っけたり、マヨネーズを絞ったりします。
ボーっとしてるとラインに負けるので、気が抜けません。
簡単なところと、早さを求められる場所があるのでこれは運です。
ハム4枚となったら、もう大変。
確実にラインに押し込まれますw
うまくハムがはがれなくて…
でも、ベテランのおばちゃんはすごい!ほんと早いし、すごいの。
びっくりするくらいにシャッシャってハムをはがすんだよね、慣れなのかな?
蒸しパンでは、蒸しパンの下のカップをただ型に入れる作業。
これも、油断してると生地が入るところまで追い込まれます。
そうすると全体が止まるので、絶対に止められないのです。
一枚一枚が薄いし、これも剥がしずらい。
で、型がでかいから背の小さい私はかなり遠くまで手を伸ばさなきゃいけなくて、背中が痛い。
あと、蒸しパンのマーブル模様をつける作業。
これも、早さが求められる。で、結構製品にはっきりと出るので、美しくやらないといけない。ムズイ作業。
クールは、おばさんが多いんだけど、蒸しパンはおじちゃんが結構いる。
この2か所しか行ってないけど、外国人はいなかった。

②麵工場

こちらの工場では、焼きそばや焼うどん、あんかけ焼きそばを作るラインで仕事してます。
あんかけ焼きそばのお肉を2枚乗っけるとか、麺をほぐす作業です。
こちらは、割とパンのところよりラインの速度が速くて、大変です。
油断しているとあっという間に押し込まれます。
こちらも、おばちゃんが多いです。


ゴミ

この、二つの工場で勤務して驚いたことは、食品ゴミがものすごいということ。
まだ食べれるものがどんどん捨てられていきます。
現代、サスティナブルだとかエスディージーズとかで、環境を大切にしていこうという流れだと思うのです。
私個人でも、食べられる分しか買わないだとか、なるべく食品ロスを減らしていこうという意識で、今まで働いてきました、
が、そんなことはなんじゃい!!っていうくらい、捨てられていきます。
もちろん、まだ普通に食べられるものがです。
レタスの真に近い部分、私はそちらの方が好きなんだけど、サンドイッチにするには、固くちょっと挟みずらいということから、ガンガン捨てられていきます。毎回、マヨネーズがあれば…って思います。
ちょっと悪いところが見える、フルーツサンド用のイチゴ、割れたきゅうり、やわらかめのトマト、そして、食パンの耳とはじっこ…
本当に、どんどん捨てられていくのです。
まだ食べれるけど、多く焼いてしまったホットケーキ、ちょっとそこの方が歪んだ蒸しパン、「ちょっとこれ投げといて」と言われたときは、え?ってなりました。(北海道では、捨てる=投げるです)
捨てるんなら、持って帰りたいわってなりました。
プラスティックのゴミ袋が有料化されました。
環境に配慮するということです。
でも、工場で食品が入っているのは、プラスティックの袋です。
すごい量の袋が捨てられます。
パンのパッケージする袋を変える時に、何メートルの袋が無駄になっているか知りませんでした。ある程度の長さがないと交換できないことは理解できますが、そんなに必要なの?っていうくらい、ゴミになります。
しょうがないとは思いますが、使い捨てのビニール手袋、エプロン、手甲。
わたしは、あまり環境問題に関して意識の高い方ではありませんが、そんな私でも、あまりの量の多さにびっくりしてしまいました。
個人がいくら気を付けていても、無駄なんじゃ?って思うくらいに捨てられています。
だからと言って、私は解決策も何も持ち合わせていないので、どうしようもできないのですが、私は知らなかったことなので、もしかしたら知らない人が多いのかもしれないと思って、書いてみました。

この深夜の日雇いバイトはとっても楽しいので、このごみ問題とは別に楽しさも別の機会に書いてみようと思います!!


柴崎紫


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