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年越し

幸せな時間

去年の今頃は、彼とくっついて見もしないテレビを二人で見ながら、来年はどうしようみたいな、夢物語を話していたような気がする。
本当に夢でしかなかったけど、幸せな時間だった。
二人でなら何でもできる、ずっと一緒にいられるという謎の自信と幸福感に包まれていた。
今年一番最初に瞳を見たのは、彼だったし。
今年一番最初に言葉を交わしたのも。
今年一番最初にキスしたのも、抱かれたのも彼だった。
そして、それは更新されていない。
それは、幸せなのかな。
それとも、不幸なのだろうか。
どうなんだろう。
今私は、彼がいなくても幸せだと言い切れる。
でも、彼がいればもっと幸せだったのかもしれない。
居なくなった彼は戻らないし、しょうがないけれど、
それでも、それでも一緒に居たかった。
可愛いって、好きって言ってほしかった。


やっぱり箱根

今年も年越しは箱根で過ごす。
でも、今年は仲の良い友達と気の置けない話をしながら過ごすんだ。
お酒も飲んで、腹いっぱいご飯食べて、甘いものも我慢しないでたらふく食べてやるんだ。
今年に悔いを残さないように、楽しく過ごす。
去年の思い出を上書きしてやるんだ。


来年は

どんな年になるんだろう。
どんな年にしたいんだろう。
私は何になりたいんだろう。
私は何をしたいんだろう。
何かを成し遂げたいのであれば、何かを捨てなければいけないのか。
好きなもののためには、嫌いなものを捨てなければいけないのか。
私の人生にとって、第二章ともいえる2022年。
大好きをたくさん増やしたい。
好きなものに囲まれて生活したい。
甘いといわれようが、なんと言われようが、
私は私の道を歩く。


心からの感謝を

袖振り合えば…という言葉もありますが、
私の人生に少しでもかかわってくれた人へ。
心からの感謝を。
この文章を読んでくれた、あなたに。
心からの感謝を。
私の記憶からこぼれそうな言葉たちを拾ってくれたあなたに、
御礼を。
ありがとうございます。
これからも見守ってくれたら、笑ってくれたら、
最高に嬉しいです。

私に起こった事象は、すべて奇跡的な確率で発生し
奇跡的な確率で、記憶されている。
良きことも悪いことも、泣いたことも笑ったことも、
すべてに感謝を。
ありがとう私。
来年もよろしく。

柴崎紫


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