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野菜が好きになる話 1(夏野菜編)

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年間50品目の有機野菜を育てて野菜セットにして全国宅配しています。 野菜たちが教えてくれた物語、知ると野菜が好きになります。
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#ズッキーニ

長生き・ズッキーニ

6月から7月はズッキーニの旬です。 花は雄花と雌花に分かれていて、最初の頃は、交配をしてくれる虫がいないので雄花をとって花粉を雌花の雌しべにつける人工授粉をします。ズッキーニの花は一日でしぼんでしまう一日花(いちにちばな)で、10時頃には受粉能力が低下してしまうので、人工授粉が朝の日課です。 受粉を終えたズッキーニはみるみると肥大します。 あまりにも成長が早いので、朝と晩の2回収穫をしています。写真の一番左が開花日のズッキーニで、右に1日ずつ変化しています。 一般的には開

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ズッキーニとドードー鳥

キュウリ、ナス、トマトなどの夏野菜の中で最初に採れ始めるのがズッキーニです。 冬野菜が終わって夏野菜が採れ始めるまでの期間を端境期(はざかいき)と言い、この期間に採れる野菜の種類はとても少ないのですが、ズッキーニが採れ始めると、その後はいろいろな夏野菜が育ってくるのでホッとします。 南北に長い日本列島をリレー栽培しているので、スーパーには常に野菜があふれていますが、ひとつの地域における野菜の旬はとても短かいのです。 静岡では4月から7月がズッキーニの栽培期間です。しかし、こ

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6月のしあわせ野菜セット(ご紹介)

● 6月のしあわせ野菜畑  ●野菜の病気には、細菌によるものとカビによるものがあります。梅雨の6月は、カビの病気が発生しやすい季節です。 オーガニック栽培では農薬が使えません。カビの病気を防ぐ一番の方法は風通しを良くすることです。ですから、オーガニック栽培はハウスや温室栽培ではなく、露地栽培であることが一般的です。 広い農場で植える間隔を広くとって風通しを良くします。同じ種類の野菜だけを育てていると、病気が発生したときに蔓延してしまうので、いろいろな野菜を育てることで病気の

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