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6月に読んだ本

こんにちは、Sialdesignです。
6月に読んだ本を紹介します。
上手く本の良さを伝えられたら
いいのですが・・・。
興味があったらぜひ読んでみて下さい。

「星を編む」

2023年本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』
の続編です。
『汝、星のごとく』を読まずに先にこちらを
読んでしまいました。

読書の世界に再びハマるきっかけになった本。
3つの短編に分かれています。
何も知らずに読んだ人には
3編目を読んだ時、ちょっとした発見がある?
静かな人の葛藤や人が人を思うことの大切さと
切なさに胸が詰まりました。
あたたかくて優しい気持ちになれる本です。


「川のほとりに立つ者は」

題名が気になって読んだ本。

すれ違いから会わなくなってしまった清瀬と松木。
ある日、清瀬は松木の事故をきっかけに
知らなかった彼の姿を知ることになります。
少しミステリー要素もあり、
どんどん読みたくなりました。
清瀬と松木のそれぞれの視点で
心情や登場人物が描かれています。
人は相手が話す言葉や行動でしか
判断できないという言葉にうなづけました。
だから分かろうとすることが
大事なのかもしれないと。
手遅れにならなくてよかった。
読み終わった後、清々しい気持ちになれる本です。

「宙ごはん」

美味しそうと思って手に取った本。

宙(そら)には生みの親のお母さんと
育ての親のママがいる。
ある日から生みの親のカノさんと暮らすことになります。
6歳の宙とカノさんが、やっちゃんはじめ、
いろんな人に愛され、支えられ、傷つきながらも
悲しみを乗り越えて成長していく物語。
本の中で宙と一緒に過ごしてきて
特に第五話はその哀しみや苦しみに泣きました。
本書に出てくる料理の描写が美味しそうで、
美味しいものを食べることは幸せだと思える本です。

「タイムマシンに乗れないぼくたち」

にこにちさんのnoteで面白そうと思って読んだ本。
にこにちさんの語彙力がすごい!

7つのどの話も世の中をうまく生きれない
繊細な心を描写しています。
でもうまく生きてる様に見える人も
多かれ少なかれそんな感情はあって、
必死でお面をつけている人もいるのかもしれない。
最後は希望というか明るさが残るような優しい文章で綴られています。
寺地はるなさんの本を読んだのは2回目だけど
寺地はるなワールドと言われる所以が
少しわかる気がしました。


「月の満ち欠け」

こちらもにこにちさんのnoteから面白そうと思って読んだ本。

複雑に絡み合った人間関係が解き明かされていくのが面白くて
あっという間に読んでしまいました。
何度も生まれ変わって愛を遂げようとする
女性の執念には共感できなかったけど、
それほどまでに好きな人がいることが
すごいと思った。
大切な人が死んだら幽霊でもいいから
もう一度会いたいと思うけど、
自分が死んでしまったら天から見守るかな。
筆者の恋愛観によるところも少しあるのかなあと思いました。