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【録画消化】何年かぶりに観る再放送

こんばんは。母と買い物に出かけ、久しぶりに冷蔵庫の中が食材でいっぱいになりました。
少しずつ、料理再開したいなぁ……。

さて。初めて観たのはいつ頃だったか、忘れてしまいましたが……。
NHKの再放送「映像の世紀」を観ています。(そろそろちゃんと勉強に向き合いなさい、わたし)(そうですね)

20世紀は人類が初めて歴史を「動く映像」として見ることができた最初の世紀です。映像は20世紀をいかに記録してきたのか。世界中に保存されている映像記録を発掘、収集、そして再構成した画期的なドキュメンタリーのシリーズ。活字とはひと味違った映像ならではの迫力と臨場感あふれる映像で20世紀の人類社会を鮮やかに浮き彫りにします。
番組紹介より

20世紀に起きた、さまざまな出来事の記録映像をまとめた、ドキュメンタリー番組です。最初に観た当時、おそらく高校生か大学生くらいだったんじゃないかっておぼろげに思い出していますが、その時も、食い入るように観ていた記憶があります。それはなぜか。

さまざまな映像の中、特に。どうしても、第二次世界大戦および太平洋戦争に関わる映像から、なぜか目が離せなくなるんです。

小学校3年生の時の担任の先生(後に6年生になってからも担任になり、大変お世話になりました)は、この戦争の経験者でした。
今は記憶があいまいになってしまったけど、当時の空襲の話を聞いたこともありました。国語の教科書で戦争の話が取り上げられると「二度とこのようなことがあってはならない」と、熱っぽく語られていたことを覚えています。

今年の12月で95歳になる母方の祖母は、この戦時中、父親(わたしのひいおじいさんですね)の仕事の関係で満州に渡り、戦後に命からがら、日本へ帰って来ました。ソ連(ロシア)兵に見つかったら、乱暴されるかもしれない。捕虜にされて連れて行かれるかもしれない。必死に隠れて、逃げ惑ったと聞いています。
このことを、大学の時の課題でレポートとしてまとめ、当時指導の先生(後にゼミの指導教授となりました)に、非常に高評価をいただきました。
この先生のもと、大学3年時に授業で沖縄へ行き、数々のガマ(自然を活かした壕)を見学したり、沖縄戦にかかる博物館でお話をうかがったりもしました。

他にも(これは特に、戦争に関することを第一の目的として行ったわけではないですが)、高校の修学旅行で、鹿児島・知覧にある特攻平和会館(特攻隊に関する資料を集めた記念館)にも足を運びました。

経験したわけではないのに、どうしても、頭の隅から「あの戦争」がこびりついて離れません。わたし一人で考えていたって、絶対答えは出るわけないし、過去を変えることはできないけれど。
どうして「あの戦争」が起きてしまったのだろうと、つい考えてしまうんです。
その時の社会の思惑であったり、市井の人々の思いであったり。これは将来に向けて残していかなければならないものだし、平和な世の中に生きるわたしたちが「知らなければならない」ことだと、強く感じます。

わたしはまったくの戦争反対派、とは言い切れません。相手から攻め込まれたら、自分の国を守るために戦うのは、至極普通のことではないかと思うのです(現在の某国然り)。
だけど、それを未然に防ぐために、できることは何なのか。今こそ、過去に学ぶ必要があるんじゃないかって、この番組を観ていて感じます。
同じ悲劇は、もう二度と繰り返して欲しくない。心からそう思います。

今夜もここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今日はちょっとだけ、真面目になってしまいました。

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