映画 午前4時にパリの夜は開ける
映画 「ジェーンとシャルロット」を観て、シャルロットゲンズブールの映画をまた観たいなと思って観た映画、「午前4時にパリの夜は開ける」。
とても良かったです。
1980年代、50代過ぎて夫に離婚を突きつけられ、家族を養うために、今までしていなかった仕事を探さなくてはならなくなったエリザベート(シャルロットゲンズブール)。
夜の眠れない時間、聴いていた深夜ラジオの仕事に就くことになります。その深夜ラジオで知り合った、家出少女のタルラを家に迎え入れる事から話しは始まっていきます。
それからの7年間のエリザベートとその家族、そしてタルラの変化と成長の話しになっていきます。
観終わって、なんだかじわーっと前向きになっている。
そうか、午前4時のラジオも住んでいた高層マンションの景色も全て夜明けのに繋がっているんだ。
エリザベートは結局、離婚から自分の第二の人生を、本当の自分になって生き始めた。
目の前が真っ暗で絶望の中、否応無しに自分の人生を切り開かなくてはならなくなったとしても、
勇気を出して少しずつ前に進めばいい。
そうすれば、必ず夜明けは来る。
そんなエールを、パリっぽくイキにじわーっと伝わってくる。
そして、パリの市民はやっぱり、パリの街を愛し、パリジャンである事を誇りに思っているのだな。街を愛することが自分達自身を愛することにつながるのだなと思いました。
息子の初めての選挙投票日、家族で集まりお祝いしたのも、日本とは違うよな、っとなんか反省。。。。
そして、素晴らしい演技だったシャルロットゲンズブールに、この前に観た映画「ジェーンとシャルロット」で
母ジェーン・バーキンがシャルロットに言った「私はあなたに気後れしていた、他の姉妹とは違ってあなたは特別な存在だった」と言う言葉の意味が繋がったのでした。。。。
余談ですが
フランス映画をあまり観なくなっていたけど、いい映画だったなーと思い出す映画はフランス映画だったりします。
「猫が行方不明」
「パリParis」
どちらも、セドリック クラピッシュ監督でしたが、もう一度観たい映画です。
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