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東横線の車両をどうするか

さて、前回は城北電車の世界線における東京メトロ副都心線のルート改変について考えました。今回は、その副都心線を介して直通することになる東急東横線の改変について。特に車両に関して書いていきます。そこそこコアな記事になる気がしますがよろしくお願いします(画像はクリエイティブ・コモンズライセンスのもののみ使用しています)


改変① 10両編成は存在しない

東横線は2013年までは特急・急行・各停すべてが8両編成で運行されていました。副都心線との直通開始に合わせて10両固定編成の5050系4000番代(通称4000系)が導入され、特急や急行で10両での運転を開始したわけですが、城北電車と直通している世界線では全列車8両のままにしようと思っています。というのも、城北電車は軌道由来の路線であるため設備があまり整っていないのです。阪神電車みたいな感じですね。そのため無理に10両化するよりは、互いに8両編成のままの方が良いだろうというわけです

改変② 日比谷線との直通が存続している

史実の東横線は、副都心線直通開始に合わせて日比谷線との直通を中止しました。おそらく複雑な5社相互直通運転では日比谷線からの直通列車を組み込んでいる余裕がなかったからでしょう。しかし、副都心線を介した直通先が城北電車となると少し話が変わってきます。有楽町線との本数も調整しながら東武線・西武線に列車を流す必要がなくなり、より単純な運行形態にすることができます。そうなってくると、日比谷線との直通は存続しているのではないだろうかというものです。……まぁ、ただの鉄オタとしての妄想に過ぎないんですが、ロマンを求めたっていいですよね、架空鉄道なんですから

これらの改変を考慮すると、東横線、というより東急全体の車両は以下のような感じでしょうか。東急らしい複雑な転属を取り入れています()


◆東横線での9000系運用が存続

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副都心線直通開始と共に東横線から消えた車両ですね。本来撤退するような車齢ではなかったはずですが、5社も相互直通する関係上、直通形式を減らして乗務員訓練の手間を省きたかったのでしょう。城北電車の世界線ではそのようなことはなく、直通車両として活躍してくれることでしょう

◆4000系は導入せず

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10両編成が存在しないため、4000系ではなく単純に5050系が増備されるでしょう。もしかしたら5050系のヒカリエ号が走っているかもしれませんね

日比谷線直通車両はどうする?

日比谷線線は元々18m級3ドア車両8両編成が運行されていましたが、東横線直通中止後の2017年頃に20m級4ドア車両7両編成が登場し、先日20m級車両に統一されました。では城北電車の世界線ではどうなるのか。東武線内でも18m級車両は異端児なので使いづらかったでしょうし、近年のホームドア設置の流れもあって史実通り20m級車両が導入されているでしょう。個人的には、史実よりやや早く20m級化されているのではないかと思います。東急はホームドア設置に積極的ですし。しかし、東横線に7両編成というのは存在しません。ここではいくつかの案を考えてみました

A案 1020系?導入

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これは、2020系列の7両編成版を新造しそのまま導入するというかなりシンプルなものです(形式名は1000系の後継というのをイメージしただけで適当です)。一見これがベストなように思えますし実際そうなんでしょうが、東急がそんな綺麗に事を進めるとは到底思えません()

東急では田園都市線用の2020系、大井町線用の6020系を同時にデビーさせ、次いで目黒線用の3020系を導入させました。この過密な製造スケジュールで、更に新型車両を製造している余裕がないような気がします。また、需要の多い副都心線方面が5000系列なのに対し、日比谷線線直通が最新の2020系列というのはあまりよろしくない車両間格差かもしれません

B案 5050系7両化

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じゃあ東横線の主力として活躍している5050系の一部を7両化してしまおうという話もでてきます。7両化するところまではいいのですが、余剰車両の使い道があまり分からず現実的ではなさそうです

C案 5000系7両化

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田園都市線用の5000系は、ラッシュ時の混雑対策で6ドア車両を山手線もびっくり3両も繋いでいました。ホームドア設置に合わせて4ドアの中間車が新造され6ドア車は順次消滅していきましたが、ここで中間車を新造しなかった場合どうなるでしょうか。……そうです、ぴったり7両なんです!この案を思いついたときは我ながら天才だと思いましたよ。でもね、よく考えると6ドア車って全部サハなんですよね。で、その6ドア車を取り除いた5000系って中間車が全部電動車(5M2T)になっちゃうんですよね。これじゃ流石にオーバーキル過ぎますね……

D案 5080系7両化

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目黒線用の5080系を7両化したうえで東横線に転属させようという案です。おいおい、そしたら目黒線の車両はどうするんだと。……ここでもうひと手間改変を加えてみましょう。「目黒線・南北線・都営三田線・埼玉高速鉄道線では一部車両の8両化が史実よりやや早く行われていた」

こうすると、目黒線には8両編成の車両が必要となります。そこで、5080系を東横線に転属させた分5050系を目黒線に転属させてみるとあら不思議!めっちゃ綺麗にまとまっちゃうじゃないですか!

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ちなみに東急では同時期に6000系の7両化により中間車が新造されています。6000系は5080系をベースに開発されており、5080系の中間車新造による7両化もスムーズに行うことができそうです。A案でもいいのですが、これは趣味的にD案採用ですね!


ちょっと調子に乗って書きすぎましたかね。なかなかコアな話になってしまいましたが、分かる方には面白く感じていただけるのではないかと思います。次回はそろそろ城北電車本体について書きましょうかね。それでは

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