kindleで本の内容を1/10に圧縮して再読を楽にする方法
この記事の対象読者
再読が辛い
2周目をザザッと早くしたい
本の効率の良い読み方がわからない
大事なポイント
kindleを使う
マーカ機能を使う
マーカの色指定であとからピンポイントで要旨だけを抜く
はじめに
皆さん本を再読しようとしたときに大変だと感じたことはないでしょうか?というのも僕が再読が苦手なんです。思い出しがつらすぎる。だから読まなくなってしまう。
しかし、人間はすぐに忘れてしまう。人間の記憶は20分で半分が失われるそうです。
本の要旨というのは大体10%ほどだそうです。商業化するために足しているけど本当に言いたいことは全体の1割だそうです。だから本の内容を1割に圧縮しちゃいたい。
そこでkindleで本の内容を1/10に圧縮して再読を楽にする方法を見つけました。しかもなんとこれをやると普段の読書の速度自体が上がります。
今回はAndroidのkindleで操作説明します。操作感は、iPhoneもほぼ同様でした。ちなみに物理的な本でも一応使えますが、kindleのほうがやりやすいです。
やり方
kindleのマーカ機能を使います。
マーカの色に意味を与えます。
注釈でマーカを引いたところだけを抽出します。
色分けのルール
色分けにルール(意味)をつけます。色のルール(意味)は個人の自由です。一貫させるとあとから見たときに楽です。色は自由に決めてください。
色分けは誰かが見るわけではなく未来の自分のため。色分けは吟味せずざっくりでいいです。なので最初にざざっと読むときに雑にマーカをつけていきます。
マーカを使う方法
さてさて本丸です。
色付けした部分だけを見返す方法があります。以下に手順があるので見てください。
要旨だけを取り出す場合は青マーカを選択します。他のマーカを無視して要旨だけを取り出すことができます。色ルールを変えた場合は、ご自身の色を指定してください。
要旨(青マーカ)だけを取り出すとほぼ本の内容が1/10くらいの速度で再読できるようになります。つまり「マーカつけるのに1周、再読に1周」みたいな動きをすることになります。
なんで「色分けが必要?」
色分けをする理由は何でしょうか?
色分けの理由は「マーカを乱用しても本の情報量を落とせるから」です。なぜか人はマーカを使い始めるとめっちゃ引きたくなります。何故か。これがマーカの乱用です。
全部のマーカが同じ色だと情報量が素の本とほぼ変わりません。大体、マーカ初心者は最初は赤だけ引くんです。でもあとから見返すとやっぱり読むのが辛い。これは「全部大事」みたいな雑な括りのため"情報量が落ちてない"からです。
マーカの色を変えることで情報量を落としています。マーカが乱用されていたとしても「青色は要旨のみ」と意識すると乱用しなくなります。大体は赤にしておいてあとから「やっぱ要旨っぽいなこれ」と思ったら青に直します。紙ではこんなことはできません。
マーカの色指定であとからピンポイントで要旨だけを抜ける。あとから「要旨マーカ」だけを抽出することができます。これによって過去の自分が大事だと思った部分だけをぶっこ抜いてこれます。これが便利すぎる…。
やり続けると何が起きる?
冒頭で以下のようなことを言っていました。
なぜ読書速度が上がるのか、それは「文の役割を即判断できるようになる」からです。文章の役割がわかると読むべき文章が分かるようになります。"つまり…"ときたらほぼ確実に要旨です。もしくは重要なポイントを抑えています。
「文の役割を判断できる」と「読み飛ばしていいところ」が判断できます。たとえば…と続いた場合、それは例なので読まなくていいと判断できます。
こうやって文章の中で「自分がしっかり読むべきところ」が理解できるようになると大抵の本を読む速度が上がります。
そして「再読」も早くなります。素晴らしいですね。では。
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