環世界(視線)を実装する本 『まちの植物のせかい』
鈴木純『まちの植物のせかい』。
素晴らしかった。
この本は、知識を与える為につくられたのでは恐らくなく、”植物観察家”である鈴木さんの環世界(視線)を実装する為の本。
本の構成もユニークで、マンガというか、VRやゲームでいうFPSっぽい。
こんな目で街を見直せたなら、どんなにたのしいだろう。そして、それはそんなに難しくはない(はず)。たぶん自転車に乗るコツを覚える程度だ。
スケボー少年が都市を読み変えているのなら、植物観察家もまた街を読み変えている。カウンターカルチャーにみえなくたって、本質は同じなんだ。