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民俗学、民族学、文化人類学の関心ごとについての記事をまとめてみました。
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2020年9月の記事一覧

幽霊、面影、思い出すことについて

スーパー銭湯なんかに行くと、たまに幽霊をみたりする。 湯船に浸かっていると、みたことがあ…

shuzo_kumagai
3年前
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川を越えること、川辺にうまれるもの 下総

江戸川を越え下総へ。 下総には、関東ローム層がある。下町がある、谷戸(谷津)がある、台があ…

shuzo_kumagai
3年前
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風景に潜る能力、世界を二重にみる能力

研究者や専門家、職人やアーティスト、何かしらの視点をもつ人とフィールドワーク(と言ってい…

shuzo_kumagai
3年前
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風景を共有することで生まれる連帯

「ここからはね、晴れてると富士山が綺麗に見えるんですよ」と話してくれる人によく出会う。こ…

shuzo_kumagai
3年前
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欠けた仏像、クメール、ガンダーラ、廃仏の記憶

浦和にある調神社の蚤の市に行ったとき、片隅にあったガラクタ屋(失礼!でも、ここにあるも…

shuzo_kumagai
3年前
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武蔵野雑木林の今と昔 三富地域

深緑の雑木林。 所沢の北にある三富地域には、コナラやクヌギの木々がいくつか広がっている。…

shuzo_kumagai
3年前
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利根川の流れを変えた人々 千葉県野田市関宿

ここは、利根川と江戸川が分かれる分岐点。 利根川は、かつては東京湾に流れていた。しかし、今は、銚子から海へと続いている。それはなぜか。 人が流れを変えたのだ。 江戸時代初期、暴れん坊の利根川を何とかすべく(物流インフラ整備の為という説も)、大治水工事が行われ、何度も失敗を重ねた上で、利根川の流れを大きく変えた。かつての川筋は、古利根川として今も残っている。 江戸川はというと、利根川に接続させる為に、上流部を人工水路として整備したのだ。 利根川の流れを変え、江戸川をつくるっ

この調子と音色、懐かしい 『八戸三社大祭』

八戸の夕暮れに、祭囃子と太鼓の音が聞こえる。音の鳴る方へ行ってみると、人集りと大きな山車…

shuzo_kumagai
3年前
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