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【タイ】カンチャナブリの行き方

タイで人気の観光地は、バンコク、アユタヤ、プーケット、パタヤ、チェンマイは出てくる。次に サムイ島、クラビだったり。
バンコクから車か電車で3時間ほどでカンチャナブリという 地方に行く。ここに来てる人は、リゾートではなく、ゆっくり静かに過ごす人向けで、欧米人でも家族、それも大きい子どもやバックパッカーを見かける。
大して繁華街も無いし、夜の歩く店も少ない。
日本で言えば、地方都市だろうか。
ただ バンコクから一日たった2本しか出ていない、古いディーゼルの電車でのんびり単線を走るのも良い。

バンコクの駅からカンチャナブリ行きの列車に乗る。駅で改札はなく、勝手に乗り込んで、車掌が切符を切る。行き先を伝えてお金を払えば切符を貰える。車内は外国人も多く、目的地は同じだろう。
暫くして、売り子が弁当や軽食、飲み物を持って行ったり来たり。隣で食べてる人を見たが、まずそうで食べるのはやめておいた。

3時間ほど乗ってると、田舎の風景と共に目的のカンチャナブリ駅に到着。
この鉄道や車両っていつの時代のものか?有に70-80年は経っていそう。昭和30-40年代のものかと思う。タイの国鉄はディーゼルで全く改良や改築もされていない。そもそも鉄道自体が普及していない。冷房はないし、窓も吹き抜け。風でも浴びてろという感じ。これが5月のタイだったら、完全に蒸し風呂サウナの列車で乗る気にはなれない。1月は湿度が低く不快ではない。

駅から宿までGrabバイクで約10分。3000円程度の宿だが、静かで川辺の麓にあり快適。ただベッドシーツに小さい虫がおり、寝っ転がると体が痒くなってしまう。

夕方だったので少し、名所の川辺や線路を見に行く。なぜカンチャナブリが有名かと言えば、映画「戦場にかける橋」で旧日本軍がミャンマー(英領ビルマ)に物資を運ぶ際に、現地のタイ人などを導入して橋や路線を建築、大勢の犠牲者が出た。インパール作戦といえば日本人であれば、誰しも知ってるだろう。なのでカンチャナブリ駅の近くには日本人墓地がある。今では田舎の観光地になってる。タイはなぜ親日か?実は戦前日本は東南アジアを侵略したが、タイは日本と同盟であった。昔はアユタヤに日本人街などもあり、伝統的にタイと日本は感情は悪くないのである。

川辺は実に静かで、欧米人向けに音を鳴らしてるが、夕暮れや朝焼けは間違いなく美しい。ここでヨーロッパの家族連れはのんびり過ごす。歓楽街はない。日本で言えば、長野だったり、東北の地方といったところかな。

散歩がてらに 近くのホテルのバーで一杯。演奏と共に落ち着く。

翌日早起きして付近を散策。気温は20度で快適!朝焼けと共に川の向こうから太陽が登る。贅沢だなぁ。9時を過ぎれば外は30度超えで 汗だく。

バイクをレンタルして川の周辺を散策。いやー、結構暑いなぁ。一日借りる予定が、暑いのでやっぱり返却。250Bで1日だから1000円。

近くの土産物屋に入って、急に日本人ですか?と聞かれ、「はい」。その女の子は小さい頃岩城で住んでたらしく、日本語が堪能、地震の心配もしてくれていた。今度また日本に留学してみたいといってたので、いつでも連絡くださいといって 別れる。その土産物屋にはLBも何人かいて、会話したが相当面白かった。

実はカンチャナブリから北に行けば、ミャンマー国境やモン族の村といった、秘境っぽいところに行けるのだが、ミニバスで4、5時間の工程らしいので今回はパス。いかんせん、日中のクソ暑い中、バンでの長時間移動は体に応える。やはり車をバンコクでレンタルして、3ー4日計画していった方が良いかな?
そんなわけで、今回は1泊してバンコクに戻る。

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