【CoMETIK完全予想】黒色彗星はどこからやってきたのか
我儘なままDay2にて彗星の如く現れた新ユニットCoMETIK。あれから一週間経ち、様々な予想がインターネットを駆け巡っておりますが、
やっべ~~~~~~~~~~~!!!!!!!
悠長に構えてられねえよな!こんなの来ちゃったらさ!
ということで、CoMETIKの考察を整理しておいて、新情報をどっひゃ~と楽しめるようにしていこうと思います。完全予想?完全かどうかは知らん
現状の公開情報を整理する
現在公開されている主な情報は以下の通りです。
(この記事で触れる部分について抜粋)
アイドルマスターchに公開されているPV「【シャニソン】CoMETIK(コメティック)初出PV【アイドルマスター】」https://www.youtube.com/watch?v=_sZxRSWj9A0
シャニマス5.5thライブ「星が見上げた空」サイト、特に物販情報
https://shop.asobistore.jp/feature/sc5-5th/シャイニーカラーズSong of Prism リリース情報、特に公式twitter/アイコン配布ツイート
https://twitter.com/imassc_prism/status/1684446028081270784
まずはファクト寄りな考察から確認していきましょう。
CoMETIK の命名由来は、Comet(彗星)+TICK(✔)
これらは、PV等においてユニットが彗星モチーフであることが明示されていますし、
CoMETIKのIの部分がKと連結して✔となっていることから明らかでしょう。
表題曲「無自覚アプリオリ」がユニットテーマを表す
おおよそ確定の情報として、ユニットの初お披露目の際に使用される曲は、そのユニットのカラーを象徴する表題曲であることがほぼ間違いないです。(参考までにストレイライトの追加発表時PVを載せておきます。)
歌詞は一部判然としませんが、タイトルの「無自覚アプリオリ」からある程度の推測を進めることは可能でしょう。
髪色・イメージカラーはCMYK準拠である
髪色とイメージカラーを整理すると、
斑鳩ルカ…髪色:黒(K)+イエロー(Y) イメージカラー:黒(K)
鈴木羽那…髪色:シアン(C) イメージカラー:マゼンタ(M)
郁田はるき…髪色:マゼンタ(M) イメージカラー:イエロー(Y)
となり、色の表現方式であるCMYKに準拠していることがよく分かります。
CoMETIKの到達点はリッチブラックか
そもそもCMYKは、色の三原色であるCyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)に、Key Plate(スミ・黒色)を加えた形式です。
原理的には、色の三原色すべてを混ぜれば黒色も表現できるはずで、Key Plateは不要のように思われますが、実際にCMYを混ぜると、それぞれのインクに含まれる不純物の影響で黒くならないようです。
その対策として、黒色を表現するためのKey Plateが追加されています。
ただし、Key Plateといっても完璧な黒色ではなく、より黒く濃厚なリッチブラックというものが存在します。
ここで、CoMETIKとリッチブラックに関するベンプさんの考察を紹介します。
CoMETIKが色の三原色として個性を持つメンバーで構成されたユニットであるならば、その活動の到達点は”夜を穿”つような黒色であり、ルカ一人ではたどり着けないリッチブラックなのかもしれません。
CMYを混ぜ合わせて真っ暗な色になるというのも、PV内の郁田はるきの発言から裏付けがとれるため、このコンセプトでほぼ間違いないでしょう。
ただし、コメティックはなぜ”黒色を目指す”のかについて、もう少し深掘りする必要があるでしょう。
(以下の考察の部分について、蜷川さんの記事を参考にさせていただきました。)
CMY:イルミネvsコメティック
イルミネがCMYであるという謎
283プロには既にCMYをコンセプトとして採用しているユニットがいます。イルミネーションスターズです。
コメティックの採用するCMYKは、明らかにこのイルミネのCMYに当てに来ていると捉えるべきでしょう。
ただこうやって当てられると、今更ながら、イルミネのCMY採用は少し不思議に思えます。
これまでの283プロにおいては、「光」をアイドルの象徴として押し出してきました。なんたってSHINYなので。
一つだけ具体例を上げると、各アイドル個人に焦点を当てたソロ曲シリーズ COLORFUL FE@THERS では、Team Stella, Team Sol, Team Lunaの3つにチーム分けがされており、これらは光の三原色であるRGBと対応しています。
(Solは黄色じゃないかと思った方、残念ながらシャニマスの太陽は緑色です。これは、以下の3rdLIVE TOURのモチーフにおいて、わざわざ太陽を緑色で描いていることから明らかです。)
ただ、だとするとなおさら、看板ユニットのメンバーカラーは、光の三原色であるRed、Green、Blueであるべきだったのではないでしょうか?
何で真乃が赤、灯織が青、めぐるが緑みたいにしなかったんだろう……
それこそ、765ASの天海春香、星井美希、如月千早のように……
……765AS?
283プロは765プロの合成から生まれた?
ものは試しに、765AS・283プロそれぞれについて、各アイドルの記号/特徴を列挙してみます。
こうしてみるとやはり、シャニマスのキャラ造形は、765プロのキャラ造形を分解し・再合成することでなされていることが分かるでしょう。
765ASを原色とし、それらを組み合わせて283プロが生まれたのであれば、
光の三原色であるRGBから、2つずつ選び組み合わせることで生じたCMYが、イルミネのカラーコンセプトとなることにめちゃめちゃ整合性が出てきます。
つまりイルミネのCMYは、色の三原色としてではなく、光の三原色の合成としての意味合いが正しいのでしょう。
光の合成としてのイルミネ
では、なぜシャニマスは光を合成するところを出発点としたのか?
この答えは、シャニマスに通底する思想として既に示されているはずです。
「みんな特別だし、みんな普通の女の子だ」
巷でシャニマスが実在性にこだわっているなと言われる理由も、シャニマスがこのテーマにずーっと向き合ってきたからだと思います。(詳しくは下記記事をどうぞ)
「普通の女の子」を表現するためには、形容詞一つ、記号一つでは足りません。生きている人間は、どうしても、形容詞や記号の示すところから、何かしらはみ出る部分があるからです。
シャニマスは、様々な記号をぶつけ、はみ出たところを描写する、言い換えればアイドルを映すカメラマンとして様々な色の光を当て、アイドルから光を受け取ることで、普通な女の子の特別な色を届けてきたと言えるでしょう。
「~に明るくなる」という表現が、何かについてより知ることができたということを意味するように、
シャニマスにおける光や輝きは、安易な記号化を否定し、相手を理解することを意味するのです。
RGB:ストレイライト、ノクチル、シーズ
283プロの初期4ユニットは、これまでのアイマスシリーズに対するアンチテーゼとして、安易な記号化の否定と相互理解を描くことに成功しました。
「輝きをみんなに届けよう!」もその象徴と言えるでしょう。
ただ、シャニマスはそこでは終わらなかった。皆さんご存知の通り、初期4ユニットに対するアンチテーゼとして、追加ユニットが実装されてきました。それが、光の三原色たるRGBをまとった、ストレイライト、ノクチル、シーズです。
自らのパーソナリティーをそのまま開示し、アイドルとして輝いている4ユニットに対して、
ストレイライトは「アイドルとして輝くなら、別の自分になってもいいのでは?」と問題提起をし、
それに対しノクチルは「そもそもアイドルじゃなくても輝いているのでは?」と、
さらにシーズは「そもそも輝きはどうやって作れるの?」と問うたわけです。
こうしてみると、「私はどうあるべきか?」という問いについて、
一段ずつ深掘りできるようにアンチテーゼを設定し、丁寧に根本へ近づくよう描いてきたことが分かります。
ではコメティックは何を問うのか
これまでの7ユニットにおいては、あくまで「輝きは必要である」との姿勢に立ってきました。光の意味する安易な記号化の否定と相互理解は必要である、との姿勢です。
これに対するアンチテーゼがあるとすれば、
「存在するために、輝きはいらないのでは?」となるのでしょう。
CoMETIKはアイドルの到達点として光を返さないリッチブラックを目指すと予想しています。
安易な記号化をむしろ肯定する、相互理解は必要ない、そんな描かれ方がなされるとしたら、CoMETIKのプロフィールや展開についてある程度の予想が成り立ちます。
記号化を肯定するスペシャリティ
これまでの斑鳩ルカは、「記号とどう向き合うか」が軸になったアイドルだと言えるでしょう。
例えば、ファンから”カミサマ”として称揚されることに対し、そのイメージを壊さないようなSNS投稿やライブパフォーマンスを行っています。
こうした方針がコメティックとなっても継続されるのであれば、「ファンが見たいと思っているものを見せる」、記号化の肯定がテーマとなるのではないでしょうか。
その一方で、八雲なみの娘という記号については、ごく僅かな関係者間での認識にとどまり、斑鳩ルカとしても表には出さない方針のようです。
「アイドル2世」はどこからきたのか
この「八雲なみの娘」つまるところアイドル2世という記号は、コメティックのテーマを示唆する重要な要素のように思われます。なぜならば、コメティックの表題曲のタイトルは「無自覚アプリオリ」であるからです。
このアプリオリの指す意味は、接頭辞として無自覚とついていることから、おそらく、上記引用の②に近いと思われます。アイドル2世であるという条件は、先天的で、経験や事実に先立っているからです。
おそらく、鈴木羽那と郁田はるきについても、本人にはどうにもできない何かしらのアプリオリがあると予想して良いと思います。
では、その要素は具体的には何なのでしょうか?
前の章で、シャニマスのキャラ造形が765ASの再構成から始まっていると述べました。斑鳩ルカのアイドル2世みたいな要素、どこかで……
961.876→コメティック説
876プロ、日高愛。彼女は、伝説のアイドル日高舞の娘でありながら、そのネームバリューを借りずにトップアイドルになろうと奮闘している女の子です。
この点、斑鳩ルカのアプリオリと一致しています。
そして思い返してみれば、283プロの7ユニットは、その存在過程が光の合成であることを示すために、複数の要素を合流させたわけですが、
それならば、コメティックは既に色の三原色なので、複数人の要素を混ぜずにそのまま継承するのではないでしょうか。
こう考えると、やっぱ郁田はるきさんは男の娘かもしれないっす。
ただ、シャニマスくんのことですから、直接的に「男の娘」がどうこうとか、引きこもりがどうこうのような描写は、斑鳩ルカが「八雲なみの娘」であることを積極的に開示しないのと同様に、ファンに見せないアプリオリとして描く展開が本命でしょう。
ファンに見せるのはあくまで、斑鳩ルカにおける「カミサマ」のようなカリスマ的記号の部分であって、郁田はるきや鈴木羽那もそれに準ずるような信奉がされているのではないかと思われます。
Tickmark:カリスマが283プロに来た理由
ただ、郁田はるきと鈴木羽那が「カミサマ」に準ずるカリスマ性を持っていたとして、なぜ今さら283プロに移籍する必要があったのでしょうか?
そのまま元の事務所でガッポガッポ稼いでたほうがいいでしょうに。
この点、CoMETIKというユニット名を構成するもう一つの要素、Tickmarkが絡んでいると予想できます。
ティックマークはその形状の示す通り、”一度沈んでから”上がっていく記号です。
コメティックの3人はこのティックマークの途中のように、芸能人としての活躍が一旦沈んでいる状態であり、そこを283プロが引き取ったのではないでしょうか。
実例として、例えば斑鳩ルカの場合、
これまでのコミュ(特に「ジ・エピソード」)にて触れられているように、カミサマとしての疲弊・マネージャーとの別れによって活動が低下しました。彗星が描く軌跡としては下降しているといえます。
もし今後のコメティックとしての活動が起爆剤になるのであれば、まるでティックマークを描くように、再度空を上昇することができるのでしょう。
おそらく、郁田はるきや鈴木羽那も、何か活動量を低下せざるを得ないような、社会との衝突を経験しているのだと思われます。それこそ、郁田はるきの性自認について元事務所がどう取り扱えばよいのかわからなくなったであるとか、鈴木羽那の対人不安・試し行動に元事務所が扱いきれなくなった、のような、自身のアプリオリな事情による落伍が予想されます。
こうした要素によって、芸能界を落伍しつつあったものたちをプロデューサーが引き取り、283プロの新ユニットとして再編成・再活躍させるというのが、セヴン#スにおいてプロデューサーが提示したと思われる、商談ではないでしょうか。5.5thライブ「星が見上げた空」にて、コメティックが空を見上げる様子が描かれるのであれば、それがティックマークの折り返し地点になるのかもしれません。
質問企画で、自己開示のラインを明示したい?
改めて、今回公開された質問企画のツイートを見てみます。
ここまでの推測が正しければ、この質問企画によって以下の要素が明かされるはずです。それは、
・CoMETIKメンバーの持つ「カリスマ性」とは何か
そして、以下の要素はどんなに質問が来ても答えないはずです。
・CoMETIKのアプリオリな要素に関する質問
この手の企画に大量の質問が来ることはシャニマスくんは重々承知ですから、示したい記号については答える、そして、”アイドルが明かしたくないと思っている記号”については意図的に答えないことによって、コメティックが開示するラインを示すのではないでしょうか。
これで全公開だったらそれはそれで椅子から転げ落ちるけどね
さいごに
Dye the sky.の歌詞を見てください。
このシャニマスくんがあまりにも用意周到すぎて私は怖くなりました。
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お読みいただきありがとうございました!
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