アフターコロナの飲食業を考える
日本中いや世界中で自粛、休業の世の中
仮に収束したとしても元の世界には戻らない気がします。
私が飲食業界に入ったのが1990年、そこから30年物凄く変化しました。
大きくわけて3つの変化があります。
①人手不足 昔はアルバイトといえば飲食店というほど多くの学生が勤務しておりました。2019年には募集を出しても応募が0件というのもざら。採用ではなく応募が0件。社員の確保はより厳しい。ブラック業界というイメージ。
②デフレによる節約志向 失われた〇十年などと言われるように消費者の財布の紐が固くなりお父さんの小遣いは減らされる一方。激安店の台頭。(私がこの業界に入った当初はバブルの末期。個人営業の寿司屋はビルが建つほど儲かったらしいです。)
③スマートフォンの普及 どの業界でもそうでしょうが、スマートフォンは時代を変えました。店選び、予約、決済、集客、管理などなどアナログ派にはつらい時代になってしまいました。
ざっくり以上のような変化がありましたが、あの頃は良かったなと言っても戻らないですよね。おそらくコロナが収束した後の飲食業界も元の世界には戻らないです。それを踏まえた上での営業を余儀なくされます。
私は高卒で頭が良い方ではないので予測はつかないですが、今わかっていることで考えると2つの事実があります。
①多くの飲食店が潰れる。②大人数で宴会する機会が減る。
①に関しては説明は不要ですね。②に関して現在は実質0。収束後も大人数で集まることへのトラウマが起きるのではないか?またテレワークが普及してそもそも会社に全員集まる機会が減るのではないか?
そして家賃、人件費などの固定費を抑えようという傾向は強まります。職を失う料理人は増えます。
私自身も居酒屋を経営しておりましたが先日閉店いたしました。
今後どう生計を立てていくかを考えると上記の理由からお店を再開するよりは一旦フリーの料理人として活動するのが最善だと思いました。
フリーの料理人とは何かは次回詳しく書きたいと思います。
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