コロナ検査精度は? 明日のお天気予報とほぼ同じ。 結構当たる!

明日雨降りの予報が実際どのくらいあたっているだろうか?調べて見ると、せいぜい80~85%である。つまり実際10回に1回くらいはハズレているようだ。これでも日常生活では結構当たるし役立っているように感じる。大抵わざわざ持って行った傘は役立っている。さすが最近の予測技術は素晴らしいとつくづく感ずる。

これに比べて、コロナの唾液簡易検査キットの評判はあまりに低すぎるのではないだろうか?実際この検査で陽性者は85~90%以上の確率で判別推定できる。そう天気予報程度に結構当たるのである。そしてそもそも病原の感染検査で100%は有り得ないのである。何故なら検査の数日前に発病に十分な量のウィルスをもらったとしても、検査サンプルである鼻腔や口の体液にウィルスが含まれるまで時間がかかるからである。新コロナでは体内でウィルスが増殖し、検査に使う唾液や鼻腔液にウィルスが含まれてくるのに平均3~7日、それ以上かかることもあると判明している。

そしてこのことに最も早く気づいた、と言うより科学的にデータ解析を行い入国時の隔離策を実現した国が台湾である。そう台湾はいち早く気づいていた『PCR検査の感度をいくら上げてもせいぜい天気予報程度の正確さしかない』....と。だから陰性でも全員14日間強制隔離と隔離中後かの陰性確認検査を実施した。そしてPCR検査自体が所詮スクリーニング(荒選抜検査)であり、感度より迅速性を優先すべきとして国独自に簡易抗原検査キットを早い時期から開発し活用してきた。ちなみに台湾のPCR検査感度は世界中で最も低く設定されている。詳しくは『コロナ検査『感度』と『精度』をカン違いしてはいけない!!!』を...。
台湾は第1波は食らったがその後は感染者ほぼ皆無で来ている。

国際的事情もあり、日本でPCR検査の不確実性がわかっていても同じ隔離政策が取れたかどうかはわからない。ただ少なくとも日本はダイヤモンドプリンセスという絶好の機会を得ながら、未知の病コロナの感染特性等貴重な情報収集、解析の機会を逃してしまった。

そして本題に戻ると....日本でこのまま対策が後手後手に回ると医療的にも経済的にも国民の我慢が許容限界を超えてしまう。解決のために速やかに簡易検査キットを活用せよ!!ということ....。あべのマスクは不評であったが、マスクでいち早くコロナ感染拡大を防ぎたいという政府の動機は評価されるべきである。ただ実際の配布と品質があまりに問題があった。すなわち動機はよいが実行段階の不手際である。コロナ簡易キットの場合は、家庭配布という動機すら全く出てこない。非感染の国民含め全員に自粛を求め、経済を全部止めて莫大な支援金を支払うくらいなら、簡易キットを配布して自主規制を求めるほうがまだ益しであると。....こう考えるリーダーが1人くらいいてもいいのではないか? 簡易迅速検査の普及で市中に知らずして感染を広める人達は激減するはずである。

『天気予報程度には当たるのだから!!!』







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?