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暮らしの保健室×写真〜いのちについて考える〜
いな屋で開催されている暮らしの保健室×写真。
今月は絵本で対話×フォト、”死んだらどうなる?どうしたい?生きている間に考えてみよう”をテーマにヨシタケシンスケさんの「このあとどうしちゃおう」を
参加者の方々と読みながらそれぞれ感じたこと、考えたことを話しながら
その様子を一緒に参加しながら写真を撮らせて頂きました。
普段なかなか考えることのない、いや考えなきゃいけないと思いながらもつい後回しにしてしまうようなテーマなのですが、絵本にすることによってその敷居が下がるような心地で、終始和やかな時間のなか参加することができました。
医療の現場でも最近よくACP(アドバンスケアプランニング)、(本人を主体に家族や医療チームが繰り返し話し合いを行い、本人の意思決定を支援すること)を耳にしますが、慢性期疾患や大人数を一度に治療する場面ではまだまだ浸透していないのではないかと肌感覚で感じています。そんな中で参加者の方が話されていた、
「もっと今日みたいなことが話せる場所が小さくたくさんあればいいのに」という言葉にとても共感を覚えました。友だちでも家族でも、偶然同じ場所に居合わせた方でも、視点を下げていのちについてみんなで楽しく考えることのできる場所。
つい医療従事者は目の前の事に対して”解決しなければいけない”という立場になりがちなのですが、決してそれが正しいを決めつけるのではなく、戸惑いに寄り添い続けること、考え続けていきたいと感じた暮らしの保健室でした。
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