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縁側 interviews 〜髙木 牧子さん〜

岐阜県で新田純子さんが主宰している縁側スペースneiro

ここでは半年間にわたって、自分の心と向き合い、本音で、愛から生きる私になることを取り戻す講座「セルフチューニング実践講座」が行われています。

日本の女性は、やっぱりどうして、忙しい。やるべきことはまだまだたくさんあるし、子育ても家事もしながら仕事ともなれば、その忙しさはさらに増し、そんな日常でつい私たちは、自分の役割や、すべきことに心も思考も奪われ、いつも誰かや何かを気にしては、気づけばいつの間にか「私って本当はどんなふうに生きたかったんだろう」そんな気持ちになることも、少なくありません。

なんだか自分自身との一致感がなくて、ズレた感じ。
世界がぼやけているような、曖昧さ。
日々の歯車が、なぜか噛み合わない。
私は、私の心は、本音は、どこにあるの??

自分を、その心を、本音を、取り戻したい。
私が私の今日を生きている、そんな実感を、取り戻したい。

そんな時に出会うのが、縁側であり、セルフチューニング実践講座なのかもしれません。

半年の実践講座を受けた人たちは、どんな道をたどったのか。そのストーリーを連載でご紹介します。

VOL.1  高瀬真生さんのストーリーはこちらから



 VOL.2 神吉絵美さんのストーリーはこちらから

VOL.3 瀧口奈々さんのストーリーはこちらから


VOL.4 安達由香さんのストーリーはこちらから


今日は、最後のストーリー
 
あなたの想像力の中の未来なんて、ちっぽけなんだよ、もっと未来に絶大な信頼をしてみろよ

そんな言葉をもらってしまったような、体験を教えてくれた方のお話です。


VOL.5 本音と決意がミラクルを持ってくる 〜髙木 牧子さん〜


お仕事は何をしているのですか?

そう聞いたら

えーーーっと、二人の子どものお母さん、が、一番の仕事、です。
あとは、何してるんだろ・・・・・
時々、月に一度くらいお話会して・・・
あぁ、あとは、会社に勤めてるっていうか、役員をしてます

そう教えてくれたのは髙木牧子さん。


ふんわりしている美人さん・・・かと思いきや、そうではない、ぶっとい芯と潔さも持ち合わせたお方でした。


◆「なんか普通」だから出会えた、縁側。


このままでは自分らしくいられない、そう思って離婚したのが2017年。

これからは自分が二人の我が子を養っていかなくてはいけない。
今は実家のお世話になるしかないけれど、いつかは親子3人で暮らすホームを持ちたい。

そんな気持ちを抱きながら、いくつかのお仕事を経験されたのち、派遣社員として働くことになった場所に待ち構えていたのは、どうしようもないパワハラ上司。

引き継ぎも十分でなく、教えてくれる人もいなければフォローしてくれる人もいない。
派遣社員なのに、対大企業案件のトラブルを一人でリカバリー。
しかもそのトラブルは元々は上司でもある正社員のミスから生まれたもの。
でも、その上司は姿を表さない。

頼る人も相談できる人もいない、それでもなんとかここでやっていかなくてはと、通勤を往復3時間かけて通い、身も心もズタズタ。

それでも、我が子との生活を守るためには、いつか親子3人で暮らす場所を構えるためには、ここで働くしかない。

自分らしくなくなって、自分らしく生きたいからこそ選んだ離婚の選択の果てで、自分を見失っていた時に出会ったのが、縁側、でした。

それまでにもいくつか講座やセミナーを探してきていたけれど。どれもその時は一瞬気持ちが高まり自分を見つけられて楽になるようで、時間がたつとその火照りは収まり、いつもの日々へ。そんなことを繰り返していた牧子さん。

でも縁側代表の新田純子さんの言葉たちは、そうではなかった。

純子さんのブログで有名なこの記事

これを見つけたことから縁側に辿り着き、ライブ配信も視聴。

そこで語られる言葉たちには、経験に基づく安定感と信頼感があり、純子さん自身に対しても「なんか普通な感じ(純子さんのことを表現する時の言葉としてよく聞きます)」がよくて、この人はずっと見ていきたい、と思ったそう。

一番最初に見つけた縁側イベントは、親子キャンプ。
でも、子どもと一緒に、わざわざ東京から遠く離れた岐阜までいくなんて、「できない」じゃなくて「やりたくない」だったし、その場で本音の自分で過ごすなんて、「ゼッテーできない」し「参上いたしかねる」と思ったそう。笑

今の自分に必要なのは、「子どもと自分」じゃなくて「まずは私」なんだよ!まずはこの自分、その土台を整えることをしなければ何も始まらない

そう思った牧子さんが申し込んだのが、セルフチューニング実践講座でした。

でも、実は何を学びたいとか、どういう結果を得たいとか、そう言ったことが明確にわかっていたわけではなく、「私の心がここにいくべきことをわかっていた」という感じだった。

申し込んだら、講座料金の支払いをしないうちにグループラインにジョインされて。その瞬間に、この場にある「絶対的信頼」を感じたそうです。

そうして始まった、セルフチューニング実践講座。


◆血だらけの修行僧、引退。

時を同じくして受講していたある講座で、ご自身のことを「今の牧子さん、僕からは、血だらけの修行僧みたいに見えます」とフィードバックを貰います。

それほどに自分を痛め苦しめる状況に追いやっていた牧子さん。

その心の本音、自らの望みを、もう逃すことなく聞き届け伝えていくために、セルフチューニング実践講座で学びと実践を重ねていかれます。

グループ講座は、実はすべてのものに参加したわけではなかったそう。

でも、その時自分が参加できるものに、自分にとって必要な気づきや学び、エッセンスがあると思ったと、まさに「自分の本音」に従った選択
をされて。

セルフチューニング実践講座は、それさえOK。あなたが選んだことならば、それがあなたの答えで。それに言いも悪いも優劣もない。

自分の本音を掬い上げ、それを伝える。自分の望みを叶えるために、まずは自分が自分のために、行動する。

この講座に参加することで得られるのは「自分の本音と思考が一致した、私が私を生きている毎日」そして「大切な人と、本音と本音で関わり合う、その方法と喜び」

思っていることと、考えていること、そして言動が一致していれば、人はとても心地よいし、その学びと体感が深まれば深まるほどに、一致度がない違和感が、見逃せなくなる。

心が望むことがどんどん明らかになり、その本音と言動が一致しているのか、していないのか、内なるセンサー感度はどんどん高くなるからこそ、自分に、嘘がつけなくなるし、その本音で大切な人と繋がり合いたいと願わずにはいられなくなる。

シングルマザーだから自分が稼いで子どもたちを養わなくてはと、本意ではない環境と待遇の中で派遣社員としてお勤めをされていた牧子さんは、ここで大きな決断をされます。

本来なら期末の3月31日までは派遣契約を全うすると思っていたものの、自分の本音に気づけば気づくほど、それがどんどん無理なことになってくる。

血だらけの修行僧として、不遇にも耐え勤めてきたけれど。

もうそれは、本音をキャッチする自分になれば、耐え忍ぶなんて、できない。だからこそ。

私の今の業務は、派遣社員の職域を超えています。もし契約延長を望むのであれば、大幅な時給アップを希望します。それが叶わない場合は、契約の更新はしません。

私はどうしたいのか、何を望むのか。どんな環境や条件、状態なら、心地よくいられるのか。それを伝えること、手にしようとすることを、諦めない。

残念ながら、雇用主からの返事は「残留してほしいが、時給は一円も上げられない」だったため、契約を打ち切った牧子さん。

もう、自分は明け渡さない。

その決意と覚悟が、一つのステージの幕を下ろします。



◆本音は、息をそっと吹きかけるように。


一方、「先生が怒りっぽくて嫌だ」と、お子さんが学校へ行きしぶりをした際にも、担任の先生と面談するにあたり、「本音で関わる」を実践されます。

縁側に出会う前なら、正論でぶつかっていただろう案件。

でも、保護者として、正論をぶつけ先生を非難批判するのではなく、一人の人と人として、先生と心で対話することを決めて臨んだ面談。

この時に本音を伝えることを

「私はこんなふうに思っています」って、ガラスにほっ・・・と息を吹きかけるような、そんな気持ちで、本音を差し出すことをイメージした

そう、教えてくれた、牧子さん。

私たちは、自分の大切な存在や信念が、傷つけられたり、侵害されたと感じる時、ついその相手を「敵」と見做し、どちらが正しいのかの勝負をけしかけてしまいがちだし、そういう時のやりとりは、相手をやっつけるためのドッチボールになりがち。

でも、実はそうじゃなくて。

「誰かを傷つけたい」と思って人と関わる人なんて、実はいないし、相手には相手の信念や心情があり、守りたい大切なものがあり、事情がある。

だとしたならば、責めたり否定したり、批判するでもなく、優劣や正誤をつけるためでもなく、「わかり合おうとするために」気持ちを差し出しあい、受け取り合うことが、きっと、必要だし、縁側という場所は、自分なりのその方法を教えてくれる場所。


丸腰になって、教室のドアを開けた先で見えた景色は

狭い教室にぎゅっと並んだ40近い子どもたちの机と、教室の前にあるたった一つの教卓、そこにポツンと立っていた先生。

ここでたった一人で生徒たちをまとめているんだ・・・・・
先生も、大変なのかもしれない・・・・・

「先生も、お疲れ様です。いつも、ありがとうございます。」そんな言葉で始まった対話は、お互い涙でマスクが濡れてしまう、そんな時間に、なったそうです。

言葉を、正論正義を、思いを、投げつけることなく、心の中にある大切な思いや本音を差し出しあい、受け取り合うことで生まれる、和解と理解がそこには、あった。


本音で生きる、とは
ただただ、毎日、その日常の中で

「問う、問う、問う。」

私はどうしたいのか、何を望んでるのかを問うて、問うて、問い続ける。

そうして心の中から出てきた答えに従う。

気持ちを、思いを、本音を、そっと、差し出し、伝える。
相手のそれも、受け取る。

ただただ、それだけ。その繰り返し。

◆本音を選んだ先の、奇跡


自分の本音を見つけ伝える方法を実践しながら身につけていくも、気になるのは、自分と我が子の今後。

セルフチューニングを実践するに従って、ますます明らかになる自分の望み。

実家に住まわせてもらっている時から抱いていた「いつかは親子3人のホームを構えたい」と言う願い。
住むなら、心地よい場所、そして、誰か信頼できる人が近くにいる、そんな環境がいい。それは、どこなのか。

でも

シングルマザーなのに、仕事は打ち切り。今後はどうなっていくんだろう。

そう思っていた牧子さんの前に、思いも寄らないストーリーが展開されます。



ある日、「血だらけの修行僧」とフィードバックをもらった講師の男性から、「東京に行くので会えませんか」というお誘いがやってきて。

てっきり、講座のフォローか、なんなら講師への抜擢か、くらいに思っていた牧子さん。

初対面でひとときを過ごして、分かったこと


違った。

なんと、惚れられていた。(もちろん牧子さんは、鳩豆鉄砲状態。)

「僕はあなたのことを異性として見ています」

その一言から、つながり始めた糸。

とはいえ男性は福岡在住、牧子さんは都内在住。

互いを知り、その心の距離を確かめていくすべは、日々のラインやzoom、オンライン越しのやりとり。

リアルに会えれば感じられる雰囲気や存在感、空間を共有していると言う安心感(そして時にはそこに生まれる妥協や甘え)がないからこそ、

「互いに理解し合うための、心と言葉を尽くすやりとり」が必要。

セルフチューニングで、日々日々本音を差し出し合って、嘘のない本当の気持ちから繋がることの喜びと幸せを知ったからこそ

「わたしは、こう思った、こう感じた、こうしたい」
「これを聞いて、あなたはどう感じた?」

「僕はこう思った、こう感じた、こうしたい」

「そっか、そういうふうに、感じるんだね」

そんなやりとりを望んだし、

お互いの偽りない心を確かめ伝え合い、繋がり合える、そのやりとりができることが、嬉しくて楽しい。

繕うことのない自分、心の奥から繋がろうとするからこそ、二人の距離は縮まり、「痛みも望みも分かち合うなら、この人とがいい」そう思える存在へ。

奇しくも以前から願っていた、「親子3人で暮らすホームが欲しい」と言う
願いがここで進展するのです。

心地よいところ、信頼できる人がいる環境がいいと物件を探していた牧子さんにとって、縁側代表の純子さんが住んでいる岐阜か、彼のいる福岡が、その願いが叶う場所だ、となり。

付き合って2週間後には、今がちょうどベストだ!と感じるタイミングが訪れて、福岡への転居を決意。

「いずれは、信頼できる人がいる、その近くに引っ越そうと思っている」という牧子さんの思いを兼ねてから伝え聞いていたお子さんにも、心の内を伝え、福岡で親子3人の新生活をスタート。

彼とは近所で別居しながら、ゆっくりお互い距離を縮めていけばいい・・・そう思っていたはずが、引っ越しをして数ヶ月後には、気づけば4人で食卓を囲み、新たな家族としてともに生きていく日々がそこにはありました。

それは決して、強引に進めた道のりではなくて、お互いが求め合う存在だからこそ、心と心で繋がるために、心と言葉を尽くした時間の先で至った、自然な結果。


もう、私は私を生きるんだ、本音から生きたい

そう覚悟して、自分の本音の決断、その連続の毎日の先には、思いも寄らない人生がひらいてしまう。


自分らしくいられないから離婚して
自分らしくいたかったのに血だらけの修行僧になっちゃって。

でも

もう一度、私は私を取り戻すんだ
そう誓って日々を本音とともに選んでいった先には

全てが絶妙なタイミングでもたらされ、

自分らしくいられる家族と
本音を伝えあえる日々が、待っていた。


◆答えに「していく」し、家族に「なっていく」、そう、決める。


家族でいるのが当たり前の関係だったら、もしかしたら私たちはこんなにわかり合おうと、言葉やその心や本音を交わし合うことはしていなかったのかもしれない

その言葉に、私はハッとしてしまったけれど。

「当たり前の家族」じゃなかったからこそ、お互いの気持ちや心を、常に常に、差し出しあい、わかり合おうとする関わりがそこにはあって、今では毎日が生きる命に溢れるような時間を過ごしている牧子さん。

その日常は、順風満帆か、と聞かれると「決してそういうことではなくて」


生きていればいろんなことがあるのが、人生。

いい時も悪い時もあるし、問題やトラブルが起きる時もあるし、価値観や意見の食い違いでむっとすることもある。

でも、そうした、喜怒哀楽が生まれる日々こそが、私たちが生きる日常。

モヤモヤしても、ムカついても、それさえも私の一部なら、私の大切な思いとして表現するし、紐解いていく。

自分自身に対して、それができるようになったからこそ、周りの人の心の表現も、ただ受け取ることができる。

つつがない、隠居人生のような、仙人のような日々でもなく
心が飛び跳ねるばかりのいいことやラッキーの連続の日々でもなく
惚れあって惚気まくってラブストーリーに染まるような日々でもなく。

その時その時の感情や本音を、互いに素直に出せている、そんな関係、そんなあらゆる心の揺らぎとともにある日々

そうしてつくられてゆく暮らし

「痛みも望みも、喜びも悲しみも、喜怒哀楽も分かち合える関係に私たちはいる」ということこそが、順風満帆。


そう、心の中に望みがあるのなら。

その望みに向かっていけばいい。

答えは探すものではなくて、
心の望みを答えにしていくものだし

血が繋がってるから
結婚してるから
一緒に住んでるから家族じゃなくて

繋がろうとするから、家族に、なっていく。

答えにするために、家族になるために。

私は私の心と向き合い、
自分に問うて問うて、私の心の本音を掬う

あなたはあなたの心と向き合い、
あなた自身に問うて問うて、あなたの心の本音を掬う
  
互いの本音を、差し出しあい、受け取り合い

私たちの答えに、寄せていこう
そうして、家族に、なってこう。

その道のり全部を、感じあい、生きていこう。

何があっても、起きても。

心の本音が求める人たちと
私は、喜怒哀楽あふれる日々を、超えて、つくってゆきたい。


私が私として生きて死んでいく、その最後の日まで。
自分の心とともに、その本音とともに
命の試行錯誤は、終わらない。

喜怒哀楽も、成功も失敗も、いいも悪いも全部を超えて
すべてをまるっと抱き込めて。

私を生きれるのは、私しか、いない。

実は、牧子さんのパートナーさんも
牧子さんと出会ったことで、ご自分の心と共に生きる道が始まったそう。

「他人とつながることから逃げていたと思うんです。」

でもそれが、自分から逃げずに、自分の本音から生きるんだと決めた牧子さんとの関わりによって、変化した。

それまでは、本音でつながるなんて自分の全体の2割もなかったそうですが、今では5割〜8割で、大切なひとと「逃げずに関わりあう」ことができるようになったと、笑って教えてくれました。


私の本音は、誰かの本音も、ひらかせてゆくものでもあるのかもしれません。

本音から生きて、共に幸せである、人生を。


拙者は拙者の人生を、進んで行くのみでござる。


牧子さんから聞くお話は

未来の確約があるからそこに行くのではなくて

そうなると決めて動くから、現実が動く

確約も保証もなんの担保もない

ただただ、心が望んだことのために
自らが動いていくことが

望んだ以上の未来を手繰り寄せるのだと教えてくれました。

起点と終点を定めて歩み出したら
道はもう、始まり繋がるだけ、なのだと。

どんな道かは、、、、、天のみぞ、知る。

確約も保証もなんの担保もなくても行くで、ござる。


牧子さん、ありがとうございました。


本音の望みは、純度高い嘘偽りない心とは
そうせずにはいられないものであり

叶うために動くしかない
叶うしかない純度高いその本音を見つけ表現していくために

セルフチューニング実践講座があるのだろうと。


5回に渡る、「縁側」「新田純子さん」という存在を通して

セルフチューニング実践講座に出会い
自らの心の本音、純度高い自分と共に生きるとはどういうことかを
体得された方々のストーリーを聞かせていただきました。

確証のない未来に向かうとき
これまでのぬるま湯を飛び出す時

いつも不安や怖さは生まれるものだけれど
その先に、こんな日々があるのなら

諦める理由なんてきっとないのだろうし

今日、今、「私はどうしたいのか」を
問うて問うて問うて、そのために生きることを
選ぶ以外に何があるんだと

そんなことを感じたインタビューでした。

お一人お一人の
「本音で生きる私」を取り戻すそのお話を聞かせていただけたことに
心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。


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