渋谷⇄みなとみらい往復60kmマラソン

GW最終日の5月6日(日)。
タイトルの通り渋谷とみなとみらい往復60kmマラソンを決行。人生において最長でハーフマラソンしか走ったことがない体ではあったが、無事完走した。ゴール直前は満身創痍で歩くのすら辛かった。。

現在点で人生最長距離を走ったということで振り返りも兼ねて残しておこうと思う。

往路(渋谷→みなとみらい)

朝は6時に起床し、7時20分に渋谷をスタート。ストップウォッチのスタートボタンを押す。長い一日が始まった。
持ち物は小さいトレイルラン用に買ったリュックと、タオル、クレカ、現金5千円、スマホ、500mlの水のみ。
往路は4時間で11時20分くらいには着くだろうという予測を立てる。渋谷から横浜駅まで東急東横線で一本なので、沿線を走れば迷わずに済むので楽だ。信号も少ないので走りやすい。

序盤は快調にキロ6分をきるペースで走り、5~7km間隔でコンビニに寄る。日本には24時間運営のエイドステーションがあるので、食べ物/飲み物の心配をしなくていい。おかげで荷物も格段に減る。15km地点くらいまでは軽快に走るが、この辺りで膝が少し重くなってくる。普段は1回で10~15kmしか走っていないので、ここからは何が起きてもおかしくはない。少しペースは落ちたものの、コンビニでの休憩時間を含めてみなとみらいの赤レンガ倉庫に到着したのは11時17分。ほぼ予定通り。一方で、膝が重くてこの頃は早く椅子に座りたいという気持ちでいっぱいだった。

ビールの誘惑に負けた人生2回目のみなとみらい

前回みなとみらいに来たのは、高2の修学旅行の時で(出身は徳島県)、その時はランドマークタワーと中華街に行った。もう6年前になるのかぁ。。
赤レンガ倉庫は初めてだったが、GW最終日とあってかなり混雑している。しかも汗だくでTシャツ・短パンで闊歩している奴など周りを見渡す限りいない(当たり前)。それでも気にすることなく、いや、気にする余裕もなく歩いていると目の前でオクトーバーフェスをやっているではないか。何の嫌がらせかと思ったが、これには我慢できず悪いと知っていながらも1杯だけビールを飲む。。。。。うますぎる。。。。。
そして昼ごはんを食べ、山下公園でストレッチをして復路に備える。この時すでに到着してから2時間が経過していた。

復路(みなとみらい→渋谷)

赤レンガ倉庫を出発したのは1時半頃。17時までにゴールすることを目標にした。ところが5kmほど走ったところで異変に気づく。往路に比べて異常な程に足が重い。そして日差しが強く体力の消耗が激しい。40kmを超えてからは早歩きとランを交ぜながら進むが、膝の裏側まで痛み出してきた。この時がゴールまで20kmと精神的に一番きつかった。復路がきついことはある程度分かっていたので、ゆっくりと一歩ずつ歩みを進める。50km地点まで来た。残りは10km。膝に加えて足の裏や腰まで痛みがはしる。足の裏が痛すぎて歩行すら困難な状態になったのは初めてかもしれない。一駅ずつ倒れこむように休憩しながら残り数kmを進む。目標としていた17時は遠に超えて、時刻は19時。無事ゴール。走行時間はおよそ9時間。みなとみらいにいる時も昼ごはんを食べる30分以外はほとんど歩いていたので、歩行時間にすると11時間程度になりそうだ。もともとゴールをすることが目標だったので、達成できたのは良かったが、まさかここまで苦戦するとは思わなかった。

学びと反省

学んだことは、人は限界に達すると歩くことすら困難になるということ。これは精神論ではどうしようもない。今回は2人で走ったのだが、これも良かった。1人だと精神的にさらにきつかっただろう。

反省点は主に下記3つ。

・往路と復路の間で時間を空けすぎた
2時間時間を空けたことで完全に体が冷え切ってしまった。それも原因で後半に炎症のような症状が出てしまった。

・復路でエネルギー補給をしなさすぎた
往路は流動食も適宜取り入れていたのだが、復路は食欲が湧かなかったので水分補給のみにしていた。完走してから気づいたのだが、今回のマラソンで約4,000キロカロリーを消費していたので、単純計算でも復路で2,000カロリーは消費していたことになる。人はカロリーを取った分しか運動できないので、長距離戦でのカロリー摂取がいかに大切かを思い知らされた。

・長距離を走るためには肺活量ではなく、筋持久力をつける必要がある
長距離を走るためには、ゆっくりでもいいので長い距離を走るトレーニングを取り入れた方がいい。ただし、箱根を目指していたランナー曰く、ゆっくり走る練習だけだと足が固まってスピードが出なくなり、タイムが上がらないのだという。この辺の塩梅は必要だが、少なくとも長い距離を走るための筋力がないときついと感じた。

1日経った今も、足は相変わらず痛いのだが、来月のアイアンマン70.3レース、ハーフマラソンに向けて練習量を増やしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?