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グランドに挨拶をする! №141

「グランドに礼!」
「ありがとうございました!」


小学生の頃、グランドに“礼“をしてから練習し、終わる時も“礼”をしてから終わった。当時はどのスポーツもやっていた様に思う。

ところが私が指導者になる頃にはサッカーにおいてはその“礼”をしているチームはあまり無くなってしまった。

そういう私も指導者時代には、「なぜ誰もいないグランドに挨拶をするの?」「ただの古臭い風習じゃない?」という考えの持ち主だった。する意味がわからなかった。今思えば、“海外かぶれ”をしていたなぁと思う。

剣道や柔道などの武道の会場には必ずといっていいほど神棚がある。
会場に入るときには、礼をしてから入る様に躾けられる。
その様なところから、グランドに礼をする事が風習化していたのではないかと思うのだが、この風習は今思えば素晴らしいものなのだと思う。

グランドに宿るサッカーの神様に頭を下げるというのは、感謝を身につけるためにはとても重要なことなのではと思う。

以前も書いたが、スポーツを行う際、

「そのスポーツの神様がいることを念頭に入れると成功しやすい。」

という旨のことを書いた事があるが、そのグランドに礼をするという行動は、まさしくそれに直結した風習なのだと思う。

また、グランド整備などもそうで、使ったグランドをきれいにしてお返しするというのも、ただなんとなくやるのではなくサッカーの神様、グランドの神様がいて感謝の思いを持ってやっている人とそうでない人では練習への身の入り方が変わってくる。
『サッカーの神様に見守られてる』と思うと、努力を惜しまない様になります。

神様がいるのかいないのかは誰の目にも見えないので本当のところは分かりませんが、古来からその目には見えない神様を信じて日本だけでなく世界は成り立ってきています。
宗教云々とかではなく、神様がいると思うことで自分の心の背筋がピンとするのは間違いのない事です。

古臭い風習の中にも実は本当は意味がある!
なんて事が他にもあるのかも知れません。日本の古い風習をちょっと深掘りしてみたいです。

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