#助監督
ロマンポルノ無能助監督日記・第22回[トンさんの海女モノと1980年の総括は城戸賞逸す!そのワケは?]
『少女娼婦けものみち』『朝はダメよ!』以降、1980年後半、24歳の助監督3年生としては、面白い仕事にはありつけなかった。
5月末からは、「トンさん」と呼ばれる藤浦敦(あつし)監督の『若後家海女うずく』に就いたが、このトンでも無い監督・トンさんのことを、知らない人にどう説明したら良いのか・・・
夏は海女モノ、秋は温泉モノの年に2本しか撮らない人(だのに、僕は、運悪くこの年もう一本就く羽目となる
ロマンポルノ無能助監督日記・第21回[根岸吉太郎監督・鹿沼えり主演『朝はダメよ!』撮影中に『影武者』見る]
僕の日活入社初仕事は、初監督に昇進した根岸吉太郎組のサード。
舎弟として慕っている那須博之さんはセカンドだった。
その『情事の方程式』(78年6月公開)の現場から丸2年が経った。
2年の間に・・・
根岸監督は2作目『女生徒』を、アイドル的な可愛さの新人女優・大谷麻知子主演で、咋79年1月公開し、会社の評判は良かった。
3作目『濡れた週末』は、日活エース女優・宮下順子主演で同年9月公開で、これも
ロマンポルノ無能助監督日記・第19回[日向明子主演『桃子夫人の冒険』撮影中に『Keiko』を見てしまい・・・]
日向明子主演・小原宏裕監督『桃子夫人の冒険』は、アメリカで17年間冷凍され、目覚めた桃子=日向明子が、昨年(78年5月)開港したばかりの成田空港に帰国するところから始まる。
迎えに来て頭髪が完全に後退している旦那の徳一郎(吉原正晧)には最初気づかないが、暫く見つめていると、やっと分かった様子で、「徳一郎さん、ああ!」と抱きつく。
その後、自家用車で空港を出、高速道路上、走行する車の後部座席
ロマンポルノ無能助監督日記・第18回[映画って“持つ”もの?加藤彰監督・荒井晴彦脚本『宇能鴻一郎のあつく湿って』でキスシーンやっちゃった]
助監督1年半仕事して、改めて思う。助監督は監督修行への学びの道なのか?
仕事しながら「映画を勉強している」、ということか。
そもそも「映画を学ぶ」とは、どういうことなのか?
先輩助監督のなかで、「学校で映画を勉強した」という人は稀だった。
『炎の舞』のチーフ中川好久さんが、唯一、日大芸術学部出身だったと思う。
実は僕も、日大芸術学部映画学科・監督コースを受験し、合格していた。
筆記は良くて、面接