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ロマンポルノ無能助監督日記

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#助監督

ロマンポルノ無能助監督日記・第30回 [森田芳光監督『ピンクカット太く愛して深く愛して』→『家族ゲーム』の伏線カットあり]

ロマンポルノ無能助監督日記・第30回 [森田芳光監督『ピンクカット太く愛して深く愛して』→『家族ゲーム』の伏線カットあり]

確か、小原宏裕組『Oh!タカラヅカ』の撮影の最中に、山田耕大から電話があって「次の森田(芳光)組やって欲しいんだわ、森田さんから金子の御指名あって」と言われたのじゃなかったっけな、ちょっとハッキリしないが、
「え〜、またモリタ入るの?」
と先ずは言ったであろう。
寺島まゆみ主演で『ピンクカット太く愛して深く愛して』である。
「なんで俺?」

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ロマンポルノ無能助監督日記・第22回[トンさんの海女モノと1980年の総括は城戸賞逸す!そのワケは?]

ロマンポルノ無能助監督日記・第22回[トンさんの海女モノと1980年の総括は城戸賞逸す!そのワケは?]

『少女娼婦けものみち』『朝はダメよ!』以降、1980年後半、24歳の助監督3年生としては、面白い仕事にはありつけなかった。

5月末からは、「トンさん」と呼ばれる藤浦敦(あつし)監督の『若後家海女うずく』に就いたが、このトンでも無い監督・トンさんのことを、知らない人にどう説明したら良いのか・・・

夏は海女モノ、秋は温泉モノの年に2本しか撮らない人(だのに、僕は、運悪くこの年もう一本就く羽目となる

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ロマンポルノ無能助監督日記・第21回[根岸吉太郎監督・鹿沼えり主演『朝はダメよ!』撮影中に『影武者』見る]

ロマンポルノ無能助監督日記・第21回[根岸吉太郎監督・鹿沼えり主演『朝はダメよ!』撮影中に『影武者』見る]

僕の日活入社初仕事は、初監督に昇進した根岸吉太郎組のサード。
舎弟として慕っている那須博之さんはセカンドだった。

その『情事の方程式』(78年6月公開)の現場から丸2年が経った。

2年の間に・・・
根岸監督は2作目『女生徒』を、アイドル的な可愛さの新人女優・大谷麻知子主演で、咋79年1月公開し、会社の評判は良かった。
3作目『濡れた週末』は、日活エース女優・宮下順子主演で同年9月公開で、これも

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ロマンポルノ無能助監督日記・第19回[日向明子主演『桃子夫人の冒険』撮影中に『Keiko』を見てしまい・・・]

ロマンポルノ無能助監督日記・第19回[日向明子主演『桃子夫人の冒険』撮影中に『Keiko』を見てしまい・・・]

日向明子主演・小原宏裕監督『桃子夫人の冒険』は、アメリカで17年間冷凍され、目覚めた桃子=日向明子が、昨年(78年5月)開港したばかりの成田空港に帰国するところから始まる。

迎えに来て頭髪が完全に後退している旦那の徳一郎(吉原正晧)には最初気づかないが、暫く見つめていると、やっと分かった様子で、「徳一郎さん、ああ!」と抱きつく。
その後、自家用車で空港を出、高速道路上、走行する車の後部座席

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ロマンポルノ無能助監督日記・第18回[映画って“持つ”もの?加藤彰監督・荒井晴彦脚本『宇能鴻一郎のあつく湿って』でキスシーンやっちゃった]

ロマンポルノ無能助監督日記・第18回[映画って“持つ”もの?加藤彰監督・荒井晴彦脚本『宇能鴻一郎のあつく湿って』でキスシーンやっちゃった]

助監督1年半仕事して、改めて思う。助監督は監督修行への学びの道なのか?
仕事しながら「映画を勉強している」、ということか。
そもそも「映画を学ぶ」とは、どういうことなのか?
先輩助監督のなかで、「学校で映画を勉強した」という人は稀だった。
『炎の舞』のチーフ中川好久さんが、唯一、日大芸術学部出身だったと思う。

実は僕も、日大芸術学部映画学科・監督コースを受験し、合格していた。
筆記は良くて、面接

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ロマンポルノ無能助監督日記・第17回[原悦子主演『看護婦日記 いたずらな指』と男優たち。

ロマンポルノ無能助監督日記・第17回[原悦子主演『看護婦日記 いたずらな指』と男優たち。

1978年4月、日活に入社して以来『情事の方程式』、6月『人妻集団暴行致死事件』、7月『高校大パニック』、8月『蝶の骨』、9月『暴る!』、10月『縄化粧』、11・12月『炎の舞』、79年1月『宇能鴻一郎の看護婦寮日記』、3月『桃尻娘・ラブアタック』で一年が過ぎ、TV『悪女の仮面』でゴールデンウィークが過ぎ、無能カチンコ助監督2年生が約一名出来上がった。

・・・というところまでは、現場の記憶が結構

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ロマンポルノ無能助監督日記・第15回[小原宏裕監督『桃尻娘・ラブアタック』にちょこっと出演]

ロマンポルノ無能助監督日記・第15回[小原宏裕監督『桃尻娘・ラブアタック』にちょこっと出演]

白鳥組『宇能鴻一郎の看護婦寮日記』が完成した0号試写の日(2/15)、東洋現像所(現イマジカ)の五反田で終わったので、カノジョと夕方待ち合わせ、日比谷公園の松本楼でカレーを食べた。
夜の日比谷公園でキスくらい、したか・・・
しかし、それ以上は・・無い。そういうことは、させてくれないカノジョ。

ロマンポルノの仕事の現場で、美しい女性のハダカを多数目の前にしながら、私生活では・・無い・・のが、「映画

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ロマンポルノ無能助監督日記・第8回[名匠・田中登監督に2度就いた]

1978年6月半ば、『人妻集団暴行致死事件』の撮影も、いよいよ佳境に入った。

都市化する旧農村青年たちの、“セックスしたい”ばかりの欲望あふれる日常を、リアルに淡々と撮りながら、彼らはついに「犯罪」への境界線を越えて、邪鬼となる。

真夜中の川の土手道、酔いつぶれている泰造(室田日出男)の上で、3人の若者は話す。
「やっちまおうか、あの母ちゃん」
・・・するりと犯罪者の顔になってしまう古尾谷雅人

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ロマンポルノ無能助監督日記・第7回[ムッシュ田中登監督『人妻集団暴行致死事件』にサードで就く]

ロマンポルノ無能助監督日記・第7回[ムッシュ田中登監督『人妻集団暴行致死事件』にサードで就く]

日活に入って、1ヶ月で白井伸明さん、根岸吉太郎さんと二人の監督を経験したわけだが、所内では、いろいろな監督を目にするようになって、顔と呼び名を覚えていった。

ガイコツのように痩せている神代辰巳(クマ)さんは、芝生にゴロ寝しながら、ニヤニヤとご機嫌で煙草をふかしていたり・・

長身の西村昭五郎(ニシ)さんは、鼻歌(多分シャンソン)を歌いながらブラブラと歩き、すれ違う旧知のスタッフに「残業だよ」と苦

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