元彼と呼ぶには彼氏すぎる。

特大デートをしてきた。

ちょこちょこ会ったりはしていたけど、丸一日遊ぶのは4ヶ月以上ぶりのことだった。

彼に振られてからの保留期間みたいなときは、仕方なく会ってくれているんだろうなって気持ちが拭えなくて、100%の気持ちで楽しめていなかった。
けど、その頃から1年近く経とうとしている今回は、前日のLINEからも彼が楽しみにしてくれているのがすごく伝わってきたから、安心して迎えられた。

事前の予定通り、買い物→紅葉ライトアップ→焼肉と、彼の運転で思う存分たのしんできた！
真面目に予定立てて遊ぶのが久々すぎて、色々うまくいきすぎて逆にわたしたちらしくなかったぐらい（笑）

相変わらず側から見たらただの仲良しカップル。
気合いを入れてめかし込んで行ったから、彼はいっぱい可愛いって言ってくれた。

この日は彼が頻繁に、わたしが何気なく話したことにツボってた。
やっぱり〇〇って面白いよな、は、めちゃくちゃ褒め言葉だ。

いっぱいくっついてくれるし、ふざけてくるし、甘えてくるし、かっこつけてくるし、甘やかしてもくれるし、かわいがってもくれるし、

これで何で彼氏彼女じゃだめなの！
って何回も思った。
だからいつも元彼と呼ぶことをためらってしまう。
会っているときは、こんなにも彼氏。
でも、毎日がこうなわけじゃないもんなぁ。

実家暮らし同士のわたしたちには、車の中は家みたいで、すごくゆっくりくつろげる場所になっている。

彼にくっついているときの安心感は尋常じゃない。
この幸せを一度知ってしまったから、わたしは彼から離れられるわけがないし、次にいけるわけもない。
恋愛経験の少なさは、こういうところに作用してくるから恐ろしい。
この安心感は、もしかしたら他の人とでも味わえるものなのかもしれないけど、わたしはまだそれを知らない。

この日の唯一の反省点は、はやく安心したくて焦るわたしが出てしまったこと。
彼は、ほんとに俺でいいの？また同じことを繰り返して悲しませてしまう気がするって言う。
そうやって同じことをしてしまって、今度こそわたしが耐えられなくなってほんとの終わりが来るのがこわいってニュアンスのことを過去にも何回か言ってくれている。
答えを出さない彼は、ずるいというよりビビってる感じ。

確かに一理あるんだけど、顔を見るたびに好きが溢れすぎて、もう何でもいいから戻りたいってなってしまう。
だから話し合いの途中にまた泣いてしまうこともあったけど、彼は
「考えてみて？〇〇はこんなに友だちより家族より素で甘えられて大事な存在なんだから、他に誰か勝てる人いると思う？」
って安心させてくれた。
それはつまり、まだもうちょっとこのままでいようってことなんだけどね。
彼も余裕がないから、もう一回やり直そう！俺がしっかりするから！！とはならないわけで。
もうちょっと時間が必要だな…。

形にこだわらず、お互いを好きでいればいいだけなはずなんだ。
絶対にいちばんの理解者なのは間違いないんだから、落ち着け落ち着け。

わたしが待てるかどうかにかかってる気がする。

でも彼、最近仕事ですごくいい結果が残せたらしい。
わたしの知らないところでがんばってるんだな。
今は応援するだけのいい女でいよう。

今後もいくらでも約束できそうだった。
また電話したり会ったりしよう、って解散した。

夢かと思うようないい日が何度かあった今月。
しばらく浮いた話はないけれど、デートの余韻で健康に過ごせそう。

しあわせは、努力と忍耐の先に待っていると信じて…！！！