入学式前日は波瀾万丈
起立性障害っぽいものを若干持っている次男。
朝が苦手な彼はなかなか朝起きられない。
それに一度寝てしまったら起きられない。
朝が起きられないだけでなく、日中寝てしまったら起きるまでに時間がかかるし、起きても機嫌が悪い。
イライラして当たってくる。人にも物にも。
困ったものだ。
こんな感じで電車に乗って高校は行けるのか大いに不安。不安しかない正直。
3月の後半にあった入学説明会時に渡された宿題は半分以上残っている。明日提出なのに。
彼は3月中遊んでばかり。ほとんど家にいなかった。友達の家に泊まりに行くこともしょっちゅう。
真ん中の子は自由だからと昔聞いた事がある。ほんと自由気ままだわ。
彼は家ではアレだけど外では人あたりが良い。
“うちの子次男君にいつも助けられてて、ほんとありがとう!”
と相手のお母さんから感謝されることが多々ある。
不思議だ。
小学校の担任の先生から、次男君は友達のことには全力を出すと言っていた。
確かにそうなんだろうなと思う。
そんな次男君の高校生活はどうなるか。ちょっと不安定な彼だが、3年間しっかり通うこと。ちゃんと卒業する事を目標にすることを促した。
まずは提出物。
彼は小学生から提出物の管理ができなかった。学校の先生に協力してもらったが、それでもなかなかできない。
そのため中学でも提出物の不備で内申点が余計下がった。
高校ではそれを克服して欲しいと思っているが、しょっぱなから明日提出の宿題ができていない。
入学式前日には終わらせるだろうと思っていたら、その日友達と遊びに行く約束をしている事が判明した。
“ちょっと待って、明日出す宿題どうするの?”
“帰ってからやる”
“帰るの何時に帰る予定なの?”
“そんなにかからない”
“そんなにっていつ”
はらわた煮えくり返りそうなのをどうにか抑えて話を詰めていった。
そして入学式前日の予定を書き出すことに。
次男は書くことは得意。
最近買ったiPadと専用ペンシルで書き込んでいた。
帰宅時間と就寝時間を決める。
就寝は11時。それは絶対。朝起きれないのだから。それから食事とお風呂の時間を1時間差し引く。
残りの時間は全部宿題に注ぎ込むように。
そう約束して遊びに行った。
本人は自己管理能力が若干低いのではないかと思うことがある。
私自身も子どもの時、自己管理ができなかった。頑張ろう頑張ろうと思えば思うほどできない。
そして朝も起きれなかった。
それでだらしない子と言われていた。
今思えば発達の病気だったと思う。
遺伝もあるのだろうか。
とりあえずこのままでは大学受験はできないだろう。大学受験する時は自己管理はかなり大事になってくる。
大学だけではなく、バイトするにしろ就職するにしろ自己管理ができてないとお金は稼げない。
一応入学時に子どものことで気になること、話しておきたいことを文章で担任の先生に伝えることができるので、色々書いていたら1ページぎっしり埋まった。
成績はほどほどで良い。
最低限の自己管理ができるようになって欲しい。
そして次男は人に流されるタイプ。
良く言えば良くも悪くも環境に溶け込める。
相手に合わせすぎて、嫌われないよう気をつけすぎていつも自分が揺らいで心が乱れることもしばしば。色々神経を使っていたようだ。
それもあって朝起きれない、変な時間に寝てしまうなどの症状が強く出たのかもしれない。
今からは新しい環境で、自分らしく過ごせて一緒に良い方へ成長できる友達を選んで欲しい。この高校生活で自分を確立して、自信を持てるようになれたらいいなと親は願っている。
まずは次の日の始業式。ちゃんと登校時間に間に合う電車に乗る事だ。
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