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古今東西に通じる現実的兵法【五輪書:宮本武蔵】

みなさま一日お疲れ様です、楓です。
二天流の実体験を一度したのですが、「驚きと発想が止まらない」です。

そのため、あくまで「古今東西の戦略」「五輪書」のみにとどめ、「五輪書」の現代日本語訳をよりわたしの言葉に置き換えて記載してみます。全ての参考URLは最後に記載します。


興味を持ったわけ

簡単なことで、「一人で百人の敵を倒す」(吉岡衆)の実践的な稽古がどうやったらできるのか、実際にできるのか、という話です。

参加する前の事前準備

・「五輪書」読んだだけです。
この事前準備のみ一番助かった理由です(余計な知識がない方が、二天流は入りやすいと思います)
簡単にまとめると、五輪書には「地・水・火・風・空」があり、ざっくり「戦術・将卒・兵卒・武器の不利有利」について書かれています。

「自身の役割を自覚し、日々合理的な行いをせよ」(地の巻)
「一対一の勝負も戦争も根っこは同じ、自己・他己分析力がものをいう。そしてそれを決めるのは基礎だ」(水の巻)
「心理戦への心得」(火の巻)
「一つの型に嵌るな、足捌きが大切」(風の巻)
「日々の行いに間違いがなかったか、自問自答せよ」(空の巻)

このくらいの簡単なまとめですが、短文な割にまとまっていると思います。
ただ、いうは易し、行うは難しです。

体感した「島津の退き口」とウクライナ戦争(地の巻)

難しいことはなるべく言わないです。ほとんど今も同じような戦術をやっているんだな、という話です。

この前提で参加したので、「仮に一人で10人と戦うのならば」という想像付きで稽古(というより、身体の構造や多くの種類の武道に触れた人の会?)しました。
初見で「強いですね」というのがわかる人と、「腕や足の密度がわからないと強さの差がわからなかった人」などに分かれました。

そのため、この状態でいきなり仕掛けられると、「誰から戦うか」なんぞ無理です。

そのため、仮に私なら「まず奇襲(居合の所作)で出端をくじき、指揮系統(リーダー格)を叩く、勝ったらお相手は混乱する。負けても怯んだ瞬間を測って逃げる」と思います。それ以外に冷静さを保って戦うことはできないです。

わたしも「捨て肝」で有名な「島津の退き口」のような戦いをする、と考えたのは驚きました(水の巻)

また、「そんなの昔の話でしょ?」という方は、ウクライナ戦争の話を一度読んでみることをお勧めします。
大体
・ロシア=数・物量で有利(相手を侮っていた。五輪書の応用で首脳部を叩こうとしたが、先に逃げられていた)
・ウクライナ=数・量は劣勢だが、「質・初動で勝ち、出端を挫いた(キーウ攻防戦:ブルバロイの決戦)」
というお話です。

結果、いまだにあの状態で均衡状態を保てているわけです…
今の法律や条約がなければ、より話が近づくと思いますが、戦術としてはほとんど五輪書のままです。

今回の経験を活かして

仮に自分の大切な人を守るには、「この一連のこと、できる方がいいね」くらいの感想です。
治安の良い日本とはあまり関係のない話だとは思いますが。所作・初動をいかに相手に隠す(目立たせない)かが大切なので、「武道は派手にはならないです」ということは付け足しておきます。

古武術、かなり関心沸きました。他のものも勉強したいです。笑
以下、この視点を持った上での、参考URL置いておきます。kindle等で読むと無料の場合が多いものを置いておきます。(いまだブルバロイの決戦については公式な分析がないこと、ウィーン条約法については制限なのか引用できなかったので、ご興味を持たれた方はYouTubeやGoogleで探してみてください。)

この記事をお読みになってくださった方、大変感謝です。何らかの形で反応や、フォロー下されば励みになります。最後までありがとうございました。


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