教会ってどんな所?

「キリスト教の教会ってどんな所?」そんなことを聞かれることがあります。教会の雰囲気について知りたいのか、何をしている所か知りたいのか、どんな組織なのかが知りたいのか、あるいはキリスト教について知りたいためにさしあたり聞いているのか、まぁおしゃべりすれば分かるのですが、今回はそのあたりについてお話ししたいと思います。

教会の雰囲気

きっとキリスト教会に足を踏み入れて嫌な感じを受ける人は少ないと思います。どこの教会に行ってもそこは落ち着いた雰囲気で、集まっている人たちも大抵はとても良い人だと思います。もし教会に行ってみたいなと思う人は気軽に足を運んでみたら良いと思います。

ただ建物の雰囲気となると、それぞれの教会によってかなり違うと思います。歴史を感じさせる建物、普通の家のような建物、趣向を凝らした建物、大きかったり小さかったり様々です。僕は建物に興味があったりしますので「ここ!」という好きポイントが見つかれば良いと思います。

教会も人間の集まりですから、様々な人がいます。必ずしも気の合う人ばかりとは限りません。中には他の人とはあまり関係を持たずに一人で静かな時を過ごしたいという人もいるでしょう。案外教会の人はニコニコ顔で人の懐に入って来たりしますので(悪意は微塵もないはずですが)、その辺はうまくかわしましょう。

雰囲気をつくるもの

教会の雰囲気を作っているものは、教会の建物そのものということもありますけれども、教会に集う人たちの信仰の有り様が大きく影響します。そしてその教会に集う人たちの信仰は牧師によって形成されます。もう少し丁寧に言うと、その教会の牧師が聖書を通してどのようなメッセージを発信しているか、信徒がどのようなメッセージを聞いているかによります。

たとえば、「あなたは罪人です!悔い改めましょう!」というメッセージばかり聞いていたら、なんとなくしょぼんとしたり、あるいは自分や他人の罪にばかり目が行くようになるかもしれません。反対に「あなたは赦されているのですよ。」、「あなたは愛されているのですよ。」というメッセージを聞いているなら、お互いに赦し合い、受け入れ合う、そんな雰囲気になるだろうと思います。

他にも要素として考えられるのは、どれくらいの規模(人数)がいるかということもあるだろうと思います。人が少ない教会はおのずと一人一人を大切にしますし、多いとなんとなく人と人との距離があったりします。まぁ、多いと言ってもたかだか100人程度でしょうけれどもね。そんな教会はそれほど多くはありません。

教会の組織

大抵の教会というのはそれ1つで1つの宗教法人です。牧師は宗教法人法上「代表責任役員」という役職です。そして信徒の中から6名程が「責任役員」という役割を担います。これはそれぞれの教会の規則によって定められていますので多かったり少なかったりします。

おそらく多くの教会では「奉仕」をしている人がいるだろうと思います。たとえば、掃除や生花を飾るとか、食事をする時に手伝うとか、教会の看板を準備する人もいるだろうと思います。奉仕というのはあくまでその人が主体的に担っているものであって、あれしろこれしろと人から言われてしているものではないはずです。みんな喜んで教会の為に奉仕しているのです。

教会には宗教法人としての規則があります。ま、これは生徒に守らせるためにある「校則」みたいな縛りを設けるものではないので心配いりません。

おわり

気軽に足を運んでみてくださいと言ったものの、なかなか気軽には入りにくいのではないかと思います。今はインターネットで様々な情報を得ることが出来るので、調べてみてから多少遠くても良さそうだなと思うところに出かけてみても良いかと思います。


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