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時を超え愛をつなぐ天占易学

目に見えない4つのエネルギー「言霊、数霊、色霊、形霊」

今回は言霊(ことだま)についてお話をいたします。

言霊というものの位置付けですが、目に見えない世界を動かしている力を4種類に分けると、形がある世界とはこの世のことですが、縦、横、高さがある世界を支配しているのが形霊(かただま)です。

代表的なものは、五芒星、六芒星、ピラミッドパワーなどもそうですが、形を有するものが持っているパワーを支配し、コントロールしている世界を形霊と言います。

霊的な存在が私たちにシグナルを送るときは色を使います。例えば瞑想をしていますと、目の前が黄金色に輝いたなどの色彩を操る存在を色霊(いろだま)と言います。

数霊(かずたま)は、例えば自動車の速度を時速何キロメーターと表現しますが、全て数で表現されるものはエネルギーで表されます。数霊で表される5次元の世界はエネルギーの世界です。

言霊(ことだま)というのは、物事が起きる前に、言葉の力によって物事が起きる方向性を決めてしまいます。

このような4種類の霊的なエネルギーがありますが、今後私たちが一番重要視しなくてはいけないのは、言霊であろうと思われます。

6次元ー言霊 5次元ー数霊 4次元ー色霊 3次元形霊

例えば色霊と言霊を比較すると、言霊の方が次元が高いので、言葉の力はこの世の3次元を超えて、4次元や5次元や6次元である、非常にハイスピリチュアルな世界に作用しているわけです。

天命を知るための天占易学

実は、きょうは最近起きた不思議な心を打つ話を紹介させていただきます。上記の4つの霊の働きを中心として、僕が開発した占いの手法に、「天占(てんせん)易学」というのがあります。

元々、その人に与えられた天命というのは何でしょうか?

私たちの意欲というもの(やりたいこと)の中に、意欲とは簡単に言うとやりたいことですが、若い時分からやりたいことを見つけて、それを仕事として専念するわけです。

しかしある年齢になると、やるべきこととは何だろう?と疑問が湧いてきます。このまま人生が終わっていいのだろうか?他にやるべきことがあるのではないだろうか?このように考え始めます。

早い人ですと30代後半、普通の人でも40代、50代になると、このまま今自分がやっている仕事をやり続けていいのだろうか?と疑問が起きると思います。

それは、なかなか意識の表面に姿を現しませんので、非常に厄介ですし、人に指摘されるか、あるいは自分自身が悪戦苦闘しながら見つけていくわけですが、このやるべきことを天命と呼んでいます。

やるべきこととやりたいことが一致する、つまりやるべきだと本人が感じていることに対して、本人自身もやりたいと一致することはとても幸福なことになります。

そういったことを明らかにしていくのが、僕が20年以上前に創った、生年月日から割り出す「天占易学」です。

どうもこの「天占易学」を使ってカウンセリングをしていますと、時折、実に不思議な体験をされる方がいらっしゃいます。

カウンセリング後の不思議な夢

この「天占易学」に基づいて、先日ある方がカウンセリングをされました。
カウンセラーの方を仮にAさんとします。
クライアントの方を仮にBさんとします。

AさんはBさんに「天占易学」を用いて、そろそろ人生の集大成にかかっているのではないかということで、Bさんのこれから進む仕事の方向性を決めるカウンセリングをしました。

Bさんはカウンセリングを受けて、心の霧が晴れるように納得され、本人が喜んでいる以上の深い喜びが湧いてきたと仰っていたそうです。

実は不思議な話はここから始まります。

Bさんはカウンセリングを受けた後にリアルな夢を見ました。
ここからはBさんの夢の中での話となります。

平屋のような光景が見えてBさんはその平屋の前に立っていました。そして自分の目の前に、ある人物(男性)が歩いてきました。

その人物の服装や背格好ははっきり見えましたが不思議なことに顔はおぼろげにしか見えませんでした。あたかも水面に映っている物体のように靄がかかっていて顔がぼやけていたそうです。

しかしBさんは直感でお父さんだ、と思ったそうです。実はBさんのお父さんは、Bさんが3歳の時に29歳という非常に若い時に大病をされてお亡くなりになっています。

Bさんの3歳の時の記憶では、お父さんの色(顔)に関する記憶もないし、言葉(声)に関する記憶もありません。

霊界から現象界への貫通力は次元により変わる

目の前から歩いてきた男性の顔はぼやけていて輪郭が定かではありませんでしたが音声だけははっきり聴こえたそうです。

その点から考えると「色霊」は作用しませんが「言霊」は作用していることになります。

霊界から放射された「形霊、色霊、数霊、言霊」の4つが折り重なった波動は一つの実態を形成しBさんに放射されましたが、色霊は届かず言霊だけは届いた。

そう考えると、形霊→色霊→数霊→言霊と次元が上がるに従って、霊界から現象界への貫通力が上がる(高くなる)ことがわかり、この次元の序列は貫通力の大小を表すことになります。

Bさんは「お父さんに違いない」と確信すると肉親の情愛がじわじわと湧き上がってきて非常に懐かしく感じたそうです。

そして夢の中でお父さんは、「昼間はとてもいい話を聞いたね、何かお礼をしないといけないね」と語ったそうです。Bさんはそうだねと思いながら涙がこぼれてきたそうです。

お父さんから何かお礼をしなくてはいけないねと言われましたが、お父さんはあの世のにいて自分はこの世にいるわけですから、何を持ってお礼をするのかピンとこなかったわけです。そのうち世があけて目が覚めたそうです。

カウンセラーも同じ夢を見ていた

カウンセリングが行われた翌日、カウンセラーのAさんは当のBさんに伝えきれなかったことをハタと思い出して翌朝電話をしました。

その時にAさんはBさんに「不思議なことがありますね、はっきりとした天然色の夢を見ました」と伝えました。

その夢というのは、平屋があって見知らぬ男性がいました。Aさんはカウンセリングの会場を借りなきゃいけないので公的な機関の会場を借りに行こうとしていました。

その時に財布がないことに気がついて、大変、お金がないと思っている時に見知らぬ男性から声を掛けられました。Aさんにはその男性の顔がはっきりと見えたそうです。

固定概念がないと微かなエネルギーまで届く

つまりスピリチュアルな存在が来た時に、固定概念や既成概念のない白紙の状態の第三者に対しては、折り重なる波動形態の形霊、色霊、数霊、言霊の4つが全部届くことがわかります。

もし固定概念があれば、エネルギーの強い言霊、数霊あたりまでしか届かないわけです。

つまり3次元の形霊や4次元の色霊は、5次元の数霊や6次元の言霊に比べるとやや貫通力が劣ることになります。

しかし固定概念がないと微かなエネルギーでも届くことが今回の事象から読み取れるわけです。

あの世からお礼で渡された昭和のお札

それはさておき、Aさんは平屋で見知らぬ男性から声を掛けられました。

その時に財布がないことに気がついたところに見知らぬ男性から「これを持って行きなさい」と渡されたのが、昭和の時代のお札(千円札か二千円札)でした。

Aさんはそれを見た時になんて古いお札だろうと思ったそうです。返そうとしましたが「いやいや持っていきなさい」と言われていただくことにしました。

その時、見知らぬ男性はものすごく嬉しそうな顔をしていたそうです。

その夢の話をAさんがしたらBさんはびっくりしました。

おそらく夢を見た時間もほぼ同じで見た光景もほぼ同じでした。

僕はこの話を聞いた時に、娘が3歳の時にお父さんはやむなく病気で亡くなられたわけです。

それから50数年も経っているわけですが、親は死んでも子どもにずっと愛情を送り続けていたわけです。

時には本人に寄り添うように、時には上から眺めながら、早くに死んでしまった父親は、現世に残した最愛の娘を50数年近くも想い続けていました。

時を超えて愛だけは残り愛だけは輝く

2人の夢の情景を見てみると、ほぼタイムラグなしに、お父さんはBさんに何かお礼をしなくてはいけないねと言って歩いていった場所に、Aさんが歩いて来たという構図になっていて驚きました。

AさんとBさんの体験からわかったことは、霊界は紛れもなく存在し、そしてそれは、愛や信頼や感謝によって成り立っているということです。

お父さんが握りしめていたお札(千円札か二千円札)は、一体どのようにしてあの世で作られたのでしょうか?

それは愛以外には考えられません。

親の溢れんばかりの愛が紙幣を出現させて、娘がお世話になった方に必死の思いで渡されたのです。

愛や信頼や感謝というものは、お金より次元が高いものなのです。お金よりももっと次元の高いものが溢れている世界が貨幣をコントロールしているのではないでしょうか。

Bさんのお父さんは生きている時はとてもやんちゃな方だったそうです。しかし亡くなられても、時を超えて愛だけは残り愛だけは輝いていました。

言霊の不思議やエネルギーの不思議も含めながら、霊的な世界というのはどのような要素で出来ているのかと考えさせられるお2人の体験でした。

2020年11月 Dr.Shu 五島秀一(撮影協力 足立療術院)


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