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八つの法則【法然なり】

現界と霊界

私たちが住まう現界と、あの世である霊界の関係についてお話ししてみましょう。

人間は、常に霊界とコンタクトをしています。霊界とコンタクトをすることによって、通常では考えられないような働きを人はします。

魔法の言葉

霊界と現界の間には、扉、ドームのようなものがあります。この扉、ドームを開く言葉があります。

それは、「私には〇〇があります」という言葉です。自分にできないことを数えるのではなく、できることを考える。すでに持っているものについて考える。

「あります」という言葉は、霊界と現界に住まう人間との間に扉が開く、魔法の言葉なのです。

次は「それは素晴らしいことです」と、自分を称賛する言葉です。そうすると、いったん開いた扉が、大きく豊かに充実していきます。

霊福と感謝

最後は、「ありがとうございます」という言葉を使います。

霊界から祝福を受けることを、「霊福」と言います。

霊福をたくさん受けると、他の霊魂から嫉妬をされる可能性がある、その嫉妬を防ぐために、謙虚な気持ちで感謝の意を述べるのです。

八つの法則

そして霊界への扉が開いたあとは、私たちが考えるべき八つの「法則」があります。

未然(みぜん,みねん)

未然とは人間が持っている「本能」そのものを表しています。本能とは欲求そのものです。本能が良いか悪いかという判断はこの時点ではできません。

己然(きぜん)

己然とは己れの「理性」で考えることです。その行為をやりたいけれども、やって良いのかどうかという善悪を考えます。まず「己然」というフィルターに掛けられ、次に「行為」という現象が起きます。

地然(ちねん,ちぜん)

あらかじめ行為をしようとしたことを、決意してそのまま行うことを「地然」と言います。

天然(てんねん,てんぜん)

行為の最中に「そうだ!これがやりたかったことだ」と途中で気がついて、軌道修正をすることです。

当然(とうぜん)

行為によって結果が生じます。起きた結果が当人が考えた通りであれば、それは当然と言います。

曼然(まんぜん)

当人が考えたにもかかわらず、あやふやな結果しか出なかったことを曼然と言います。それは悪いことではなく、曼然という状態は、次の進歩への鍵を握っています。

他然(たねん,たぜん)

未然、己然、地然、天然、当然、曼然という6つの体験をありありと見た時に、このすべての体験を霊界に完全に委ねます。委ねた状態とは、ここまで完全に努力したが、このあとは御仏にすべてお任せします(お願いします)という状態のこと、これを他然と言います。

法然(ほうねん)

ここではじめて、「法力(ほうりき)」法の力というのが還元されます。つまり、そこまで努力したのなら、と、法力が備わったものが降りてきます。

神仏から見れば私たちは個でありますが、個として一生懸命努力をして、自分をあるがままに見つめ、そのあるがままに見つめたものを、そっくりそのまま御仏にご報告申し上げ、すくい取らせていただくと、そこから法の力が降りてくる、これを「法然」と申します。

法然(ほうねん)なり

以上は夢の中で教わったものですが、教えてくださるのはどなたでしょうか?とお聞きしますと、

その方は「法然なり」と仰いました。

法然上人からの啓示は、妄想かもしれませんし、錯覚かもしれません。しかしこの中で一つでも皆様の幸福に役立つものがあればと念じております。

2020年7月 Dr.Shu


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