磁性と意識の力
次に起きる危機的状況は、地球の磁力の低下による食糧危機のリスクに備えなければいけないことです。人類は一度起きた出来事に対しては備えることができますが、未来予測については非常に弱い。そのときには科学的知識が必要となります。
地球の磁性の消滅
いま私たちが一番に考えなくてはいけないのは、密かに地球の磁性の消滅が進んでいることです。
これから、地球の磁力の消滅が人類文明の大きな壁となります。これを乗り越えられるかどうか? いまのうちに磁性の研究をやっておかないと、電気だけに頼っていたのでは文明は行き詰まるだけです。
簡単に言うと、地磁気の逆転(反転)というのは、避けて通ることはできません。地球がいまから新しい次元に向かうとしたら、必ず磁性の反転(逆転)という現象が起きます。
地磁気の逆転(反転)による寒冷化
過去二百年の間に地磁気は9%も減少し、さらに減少し続けています。地磁気の現象によって、世界で一番大きなユーラシア大陸の気温が激しく低下しています。
それはやがて雲を形成しやすくなり、寒冷化を招くのではないかという論文がアカデミーから出ています。しかし多くの学者からは反対されています。通説にはなっていませんが、僕はこの説は正しいと思っています。
過渡期の無磁気状態
平均すると、二十万年から三十万年一回、地磁気が逆転(反転)します。逆転するだけならいいのですが、逆転する過渡期というのがあって、それが通常何百年も続いて、その間は無磁気状態になるわけです。
無磁気状態では、宇宙線がたくさん降り注いできます。ですから過渡期の時代には、人工的に磁気を作る新たな文明が必要となります。
磁性は人間の意識と深い関係がある
一部の研究者によると、磁気というのは松果体にも働いていると言われています。松果体というのは、無意識と意識の領域の橋渡しをしています。
そこに磁場が大きく関わっています。つまり磁性というのは、人間の意識の力を、肉体、あるいは物質社会に発現する一つの出入口であります。
やがては発見されると思いますが、僕は、磁性というのは人間の意識と深い関係があると思っています。
磁性はスピンの性質を持っている
磁性は、物理的には方向性のことでスピンの性質を持っています。ある人が意思決断をして方向を定めたとき、その人の脳から発せられる磁場の強度は上がっていると思われます。
ですから脳の中心から発生する磁場を測定すると、健康状態がわかるだろうと言う理論で作られたのが、波動測定器と呼ばれるものです。これは明らかに磁場を測定するものです。
磁力を競い合う“強磁性体文明”
そのようにして考えると、今までの文明は、強磁性体文明と呼んでもいいのではないでしょうか。強磁性体文明というのは、指導者が大きな目的や方向性を示したら、それに従って全国民がついていくことで、その国の磁場は非常に強くなります。
強磁性体はいわゆる磁石ですから、強烈な磁石がその国にあると大衆はそれに従います。時にはヒトラーのように、国民を誤った方向に導くこともあるでしょう。
例えば中国は毛沢東が目覚めて国力を増大しました。毛沢東は、いかなる近代兵器を持った軍隊よりも、目的を持った軍隊が最強である、と言いました。これは明らかに強磁性体です。
今までは、覇権大国アメリカが世界で一番強烈な磁場を形成していました。このまま進むと、次は中国が強烈な磁場を発生して覇権大国になる可能性を持っています。
いまの地球は、まだ磁力を競い合う時代です。
世界史の焦点はアメリカと中国、この二つの大国は共に強烈な磁場を発揮しています。
磁場強度とカリスマ的指導者
普通の人より 3倍強い磁力を持っている人は、人生で大きな業績を残します。10倍強い磁力を持っている人は、国家指導者になります。
これはその人の脳から出る磁力であり、磁場強度です。これを僕は一つの目安としています。
今まで地球に豊富な磁力があった間は、ものすごいカリスマ指導者が出やすかったわけですが、ところが年々地球の磁力は低下しており、地磁気の逆転がいつ起こるのかは正確には誰も予測できません。
磁力の低下は一度弱くなると、崖から崩れ落ちるようにどんどん低下していきます。今後地球の磁力の低下により、カリスマ性を持った指導者は生まれにくくなると言えます。
磁力の低下と食糧危機
とりわけ地球で大きく磁力が低下している場所が南米です。今後天変地異や異常気象に見舞われる可能性があり、食糧危機を招くのは目に見えています。
コロナで騒いでいるうちにどんどんリスクが高まり、次に起きる危機的状況は、磁力が低下している南米から発生して、食の問題が大きくクローズアップされ、人類はそのリスクに備えなければいけません。
未来予測に必要な科学知識
人類は起きた出来事は二度と起きないように備えることができますが、未来予測については非常に弱い。そのときは科学知識が必要です。
日本は食文明という点で言うと非常に脆弱です。今後、AIや様々な高度な技術を使って、農業を推進化し食糧危機を克服しながら、若者の雇用の場も作るという、綱渡り的な一石二鳥の作戦を取らないと、いずれこの煽りが来ることになります。
歴史の流れでいうと、2025年、あるいは2031年まで、つまり残された時間はそんなにありません。来年あたりからその兆しが出てくるでしょう。
それは滅ぶ予兆ではなく、人類が前向きに手を打つためです。常に時代の先を見ている人間からすると、いつも「そんなことは起きないだろう」と言われますが、後から「本当にそうなりました」と言われるものです。
今まで地球の文明は、相手よりも強い磁場を作ろうとして頑張ってきました。しかしいずれはその磁場は全地球的に無くなります。
磁場を失う松果体と司令塔を失う人体
人体においても、磁場を失った松果体=指令塔が磁場を失うことになります。
そのために、人体の首から下が自発的に免疫や代謝を行う必要があります。今まで首から上だけ頑張っていたのが、これから首から下も頑張る。
人体磁場を増やすミネラル磁力食
低下して行く磁力を、どのように補えばいいのでしょうか?
一つは食べ物、一つはその土地の環境です。磁場がないと人間はやる気を無くします。
科学的に考えると、人体磁場を増やす食事を考える必要があります。
それを名付けて「磁力食」と呼びましょう。
そうすると、ミネラルに注目する必要が出てきます。ミネラルは明らかに電子を伴っており、電子がスピンしたものが磁場です。
磁力を補う多くの磁場を含むものはヘム鉄などです。(無機鉄は体に悪い)このように常磁性体を含んだ食事をしっかり取ることが一番重要な概念です。
常磁性体を吸って反磁性体を出す深い呼吸
そしてもう一つは、呼吸です。呼吸は酸素を吸って二酸化炭素を出します。
酸素は常磁性体、つまり磁石を含む。二酸化炭素は反磁性体です。だから神様は人間の体を、酸素を吸って二酸化炭素を出すように創られました。
磁力を吸って磁力でないものを出す。そのためには深く大きなゆったりとした深呼吸が重要です。
このようにして、今後考えなければいけないのは、あらゆる分野での磁力の研究を進めることです。
これはリニアモーターカーを推奨しているわけではありません。一定方向の磁場というのはかえって人体に危険です。磁場の方向をクロスさせて変換させながら、人体の健康を保つ。
電気文明から磁気文明へ
現在は電気文明ですが、2025年あたりから磁気文明に置き換わっていくことになるでしょう。
まもなくやってくるのは磁気文明です。それによって人類は次のステージに行くことになります。
2021年5月 Dr.Shu 五島秀一
撮影協力 足立療術院
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